奈良公園の近くで拾った子猫、里親募集に出すつもりだったが情が湧いてしまい
我が家には、1歳半の猫(ミックス)がいます。名前はモナで男の子。とってもヤンチャで元気いっぱいで、毎日家の中を走り回って遊んでいます。
猫との生活は初めてなので、初めの頃は特に毎日が驚きの連続でした。思いでいっぱいの日々ですが、一番の思い出と言えば、やはり「出会い」です。
山道に座っているこ子猫を発見
モナは元々捨て猫でした。去年の10月に、奈良公園を目指して、家族でドライブをしていたときのこと。向かっている時に、片側一車線の山道を通っていると、山側の反対車線に子猫が1匹座っていました。
反対車線からすると、カーブを曲がってすぐに子猫がいる状況だったので、このままでは轢かれてしまうと、すぐにUターンをして戻ることに。近づくとびっくりして、山の側面に駆け昇っていきましたが、その高さは目線の高さで手を伸ばせば届きそうな位置です。
とりあえず安全は確保した状態で、周りを見渡してみても親猫の姿はありません。子猫が泣いた状態で、しばらく様子を見ていたのですが、親猫が現れることは無かったです。
手を近付けると怖がって逃げようとする子猫でしたが、指をゆっくり動かして遊ぶ仕草をしてみると、興味を示して近づいてきます。声をしっかり出して泣くことができて、身体もあまり汚れていない、親猫もいない、そして近くに住宅はない。
この状況から見て、この子猫は今日か昨日かにここに捨てられたのではないか、と話していました。そこで、このままほっておくと、また車道に出る危険もあるので、ひとまず保護することに。
急遽動物病院へ向かうことになった
奈良県へ向かうはずでしたが、家の近くの動物病院へと目的地は変更です。車の中では、怖がる様子もなく、私の膝の上でぬくぬくと過ごしています。途中で、猫用のミルクを買って飲ませてあげました。
おなかが減っていたのか、とっても良い飲みっぷりです。病院に着くと、子猫は生後まだ1か月も経っていないことがわかりました。
家族の中では、我が家には犬もいるので、一度病院で里親を探してもらうようにしました。そして、里親が見つかるまでは家で預かろうと言うことになり、そのことを獣医さんに伝えたのです。
すると、「たいていの場合、そう言いながらも家で飼っていて愛着がわいてそのまま飼われる方が多いんですよ」とおっしゃってくれました。また、里親募集はいつでもできるので、一度連れて帰ってみて数日後に、最終的にどうするか考えてみてくださいと言われました。
その後はというと、先生のおっしゃった通り、家に連れて帰ってきてすぐに、このまま飼おうということになったのです。
その日のうちに、モナと名前もつけて、ゲージやえさなど必要なものも購入し、先生にも返事をしました。そうすると、「そうでしょ。」とほほ笑みながらおっしゃって、次の検査の予約をしました。
モナはとっても賢く、壁をがりがりすることもなく、トイレもすぐに覚えてくれました。小さいころから私たち人間と一緒にいるせいか、自分を人間と思っているか、もしくは、私たちも猫だと思っているようなそぶりもあります。
鶏肉が大好きなモナですが、私たちが食べているものにも興味心身です。炊いた大根を美味しそうに食べた時はびっくりしました。
ただ、長生きしてほしいので、人の食べ物は与えなようにしました。これからもずっとずっとモナの愛らしい姿を、一番側で見つめていたいです。