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猫アレルギーの対策方法@くしゃみ・鼻水が止まらない人はチェック!

「猫」それは究極の「癒し」の存在。すごくヘコむことがあった日も、家に戻ればにゃんこが待っている!それだけで憂鬱なきもちも吹き飛びます。ねこ好きの皆様にとって、にゃんこと仲良く暮らすことは幸せそのものなのではないでしょうか?

そんな幸せを運ぶ天使のようなにゃんこ。できれば片時も離れたくない存在にも関わらず、猫がそばにいるだけで、鼻がムズムズしたりくしゃみが止まらなかったりといった症状に悩まされる体質があります。

それゆえに触ることも、同じ空間にいることすらできない、いわゆる「猫アレルギー」とは、一体どのようなものなのでしょう?

ここでは「猫アレルギー」の原因と対策について調べてみました。
【参考】猫アレルギーの原因と対処法@どうしても猫を飼いたい!

猫アレルギーとは?

アレルギーとは、本来体を守る免疫の反応が、ある特定の物質(アレルゲン)に対して過剰に働くことにより引き起こされる症状です。

猫アレルギーの場合、猫に起因するアレルゲンによりくしゃみ・鼻水が止まらなかったり、猫を触った手で顔などを触るとその部分がかゆくなる・腫れるといった症状が見られます。

また、症状は上記のように命にかかわることの少ない軽度なものだけでなく、重篤な喘息の症状を引き起こす場合もあり、ヒトの体質により様々です。

環境省の統計によると、毎年多くの猫が施設に引き取られ殺処分となっています。平成28年度の資料によれば、引き取り数72,624に対し、殺処分数45,574です。

驚くことはこの引き取り数の内、飼い主から持ち込まれた件数が15%を占めているという事実です。おそらくこの15%の中には、猫を飼ったものの飼い主本人、または家族に猫アレルギーがあり、飼い続けることができなくなりやむを得ず持ち込まれたケースもあると思われます。

このように、猫アレルギーは猫だけでなく、猫を愛する飼い主さんにとってもつらく悲しい選択を余儀なくさせます。

このような結果を防ぐためには、猫を飼う前に猫アレルギーテストを行い、猫を飼う環境が整っているかどうか吟味する必要があるでしょう。また、他のアレルギーと同様に、猫アレルギーもある日突然発症することがあるということも覚えておきましょう。

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猫アレルギーの原因

猫アレルギーの原因となるアレルゲンは、花粉アレルギーの原因物質の10分の1程度とかなり小さいのが特徴です。そのため室内の空気中に飛散しやすく、直接猫に触れるだけでなく、同じ室内にいるだけでも影響を受けやすくなります。

近年、猫アレルギーの原因となる物質についは研究が進み、いくつかのアレルゲンの内、主に「Fel d1」と「Fel d4」が関与していることが分かってきました。

「Fel d1」「Fel d4」は主に猫の脂腺や唾液腺などから分泌され、グルーミングなどにより被毛に付着し、それが抜け毛、フケによって飛散します。唾液腺や脂腺の多い顔周りや首には特に多くのアレルゲンが付着しています。

これらの研究結果からは、アレルゲンだけでなくアレルゲンに反応する受容体、活性化をうながす物質の存在も解明されています。さらに研究が進めば、将来的には猫アレルギーに対する治療法や治療薬の開発も大いに期待できると思われます。

猫アレルギーが誰の身におこっても不思議でないことをおもえば、これらの研究が少しでも早く先に進み、いつ発症しても猫が飼い続けられるようになることを願うばかりですね。

猫アレルギーの対策

猫アレルギーを避けるためには、やはり猫に近づかない・触らないことが一番です。しかし、だからといって、今まで一緒に暮らしてきた愛するにゃんこを手放すことなんてできない!という飼い主さんも多いでしょう。

猫アレルギーの予防、または猫アレルギーを発症しても同居を続けるにはどのような対策があるのでしょうか?

掃除はこまめにかける

猫アレルギーを軽減するには、何と言ってもアレルゲンを少なくすることが一番の対策です。そのためには、こまめなお掃除で抜け毛やフケを取り除くことが大切です。

掃除機だけでは掃除機の排気によって逆にアレルゲンを空気中に飛散させてしまうことになりかねません。雑巾がけやウエットシートなどによる拭き掃除がポイントです。

布製品を減らす

猫の抜け毛やフケが付着しやすい布製品を減らしましょう。カーペットやぬいぐるみはアレルゲンの温床のツートップです。

できれば廃棄しましょう。カーテンなど取替が難しいものは、こまめに洗濯することでかなりのアレルゲンを取り除けると言われています。

空気清浄機を活用する

猫のアレルゲンは非常に小さいことが知られています。

このような微細な原因物質を取り除くことのできる空気清浄機を活用することで、拭き掃除では解決できない空気中のアレルゲンの削減が期待できます。

にゃんこのブラッシングをする

日々のこまめなブラッシングで抜け毛を未然に防ぎましょう。アレルゲンを取り除く方法として一番効果的な方法は実はシャンプーと言われています。

しかし効果的なシャンプーの頻度は週に1回(できれば週2回)というデータもあり、多くの場合シャンプーが苦手な猫のストレスを考慮すると現実的ではありません。その代替策として、こまめなブラッシングと、ブラッシング後の拭き取りを徹底することをお勧めします。
【参考】猫のお腹をブラッシングする方法@嫌がる猫への対処方法

まとめ

猫アレルギーは、他の多くのアレルギーと同じように、いつ、だれが発症しても不思議ではありません。それだけに、猫好きがもっとも恐れるものと言っても過言ではないでしょう。

猫アレルギーに対して正しい知識を持ち、大切な愛猫と離れ離れになることのないよう、出来る限り予防に努めていきたいものですね。

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