1. ホーム
  2. 健康・病気
  3. ≫花粉症になる猫が増えている@苦しいのは人間だけじゃない!
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

花粉症になる猫が増えている@苦しいのは人間だけじゃない!

花粉

毎年、春になると花粉症に悩まされる人も多いはずです。ひどくなると鼻水だけではなく、目のかゆみや、倦怠感などさまざまな症状が現れます。最近では人間だけではなく、猫も同じように花粉症になる子が増えているのです。

そこで今回は、猫の花粉症の症状と対策をご紹介します。本格的な花粉症のシーズン前に、ぜひ対策をしてみてください。

猫の花粉症の症状

後ろ足で顔をかく猫

猫の花粉症は近年増えていると言われています。人間と同じように、『スギ』『ヒノキ』『ブタクサ』などの花粉から、以下のような症状を引き起こすのです。

■猫の花粉症の主な症状

  • くしゃみや鼻水が続く
  • 目が腫れる
  • 皮膚に発疹や炎症をおこす
  • 元気がなくなる

■花粉の飛ぶ時期

  • 2~4月:スギ
  • 3~5月:ヒノキ
  • 5~10月:イネ科
  • 8~11月:ブタクサ

猫の花粉症の症状は、人間と同じように現れます。ただし猫は言葉で伝えることができないため、くしゃみや鼻水が続くと『風邪』と勘違いする飼い主も少なくはありません。猫がアレルギーを発症すると、多くの場合皮膚疾患が出ます。

これは花粉症の場合も同じで、アレルギーが出ているかどうかの判断基準にもなるのです。春ごろから急に皮膚疾患がひどくなった、くしゃみや鼻水が続いている、目をシバシバさせていることがよくある、などの症状が出ていたら、花粉症の可能性があると思っておいてください。

スポンサーリンク

猫が花粉症になったときの対応方法

あごを持たれる猫

花粉症の症状にもよりますが、軽い場合であれば日頃の花粉症対策で軽減することも可能です。ただし、皮膚の発疹や炎症がひどい、猫の元気がない、鼻水やくしゃみが止まらないというときは、きちんと動物病院を受診する必要があります。

とはいえ猫の場合、アレルギー検査で花粉症を診断するのは困難と言われています。人間であれば検査をすることで、アレルギー抗体をどれくらい持っているかを調べられるのですが、猫の場合はその物質に反応している時に必ず抗体価が上がっているとも限らないのです。

もし抗体が上がっている物質が出たとしても、それが花粉症の原因かどうかがわからないことも多くあるため、「猫が花粉症にかかっている」と断言できる診断方法は現時点では「ない」と言えます。

そのため、花粉症のシーズンにだけアレルギー症状が出ることから、「花粉症の疑いが高い」という診断になるようです。花粉症の治療方法は人間と同じで、完治することは難しいため、発症を薬で抑える治療になります。抗ヒスタミン薬やステロイド剤が、症状にあわせて用いられることが多いようです。

花粉症の対策方法

横になる猫

花粉症は人間と同様、猫にとってもつらいものです。さらに症状が悪化して、病院に連れて行こうと思ってもおとなしくしているとは限りません。中にはキャリーバッグに入れるだけでも一苦労…という猫ちゃんもいるはずです。できれば日頃から、花粉症の対策をしてみてください。

外に出さない

私たち人間でも、花粉症の時期は外出をためらうという人も多いのではないでしょうか。とは言え外出しないわけにはいかないため、マスクや眼鏡などを着用して、できるだけ花粉を吸いこまないようにしているはずです。

しかし、猫にマスクや眼鏡を付けさせるわけにはいきませんよね。そこで、花粉のシーズンは外に出さないようにすることが一番です。花粉症だけでなく、猫の安全のためにも完全室内飼いをするなど検討していてください。

家の中に花粉を入れないようにする

家の中に花粉を入れないようにすることも大切です。天気が良い日は窓を開けて、空気を入れ替えたいと思うかもしれませんが、気温が暖かく晴れた日は花粉の量も多くなります。

特に午後2時~夕方は花粉が飛びやすいため注意してください。また花粉は、服などに付着して部屋に持ち込んでしまいます。髪や洋服に付いた花粉は、玄関先で落としてから部屋に上がるようにしてください。空気清浄機を使うのも良い方法です。

部屋の掃除はこまめにおこなう

猫を完全室内飼いにしていても、花粉は私たち飼い主が室内に持ち帰ってしまいます。気をつけて玄関先で花粉を落としても、完全ではありません。部屋の掃除もこまめにおこなって、花粉が部屋の中で飛ばないようにしてください。

ブラッシングをする

外と家を自由に出入りしている猫は、花粉のシーズンだけ完全室内飼いにしようと思っても外に行きたがるはずです。そんな猫ちゃんは、外出先から帰って来たらブラッシングで、体についた花粉をキレイに落としてあげましょう。

シャンプーも効果的ですが、水を嫌う猫も多いので、無理にお風呂に入れる必要はありません。水嫌いだけれども、どうしてもシャンプーでキレイにしたいというときは、水の要らないシャンプーなどを使ってみてはいかがでしょうか。もちろんブラッシングをした後は、部屋に毛が残らないように掃除することも忘れずに。

まとめ

これから花粉が多く飛ぶシーズンです。九州などでは、2月上旬ごろから少しずつ花粉が飛ぶと言われ、3月になるとスギ・ヒノキの花粉がピークに達します。

今年は平年並みの気温と予想されていますが、花粉飛散数は東海以西で 多い~非常に多いと出ているため、今から対策をしておく必要があるのです。猫も人間も、花粉症対策で一番大事なのが「花粉に触れない」こと。今から対策をして、つらい花粉症を少しでも緩和するようにしてみてくださいね。

スポンサーリンク

記事が参考になりましたら、ぜひシェアをお願いします。