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猫が蚊に刺されたときの症状と対処法@猫フィラリアには要注意!

暑い夏がやってきました。連日の猛暑で、人だけでなく猫も夏バテになるくらいの暑さです。皆さんは猫ちゃんの夏対策していますか?夏は猫も暑さから体調を壊しやすい季節です。

さらに体調だけでなく蚊に刺されるリスクも増えます。「毛で覆われた猫も蚊に刺されるの?」と思うかもしれませんが、猫も蚊に刺されるのです。そこで今回は、猫が蚊に刺された症状と対処法をご紹介いたします。

猫が蚊に刺されるとどうなるの?

猫も人間と同じように蚊に刺されます。毛で覆われた部分は刺されにくいものの、毛が薄い耳や鼻、肉球などは刺されやすいのです。では、猫が蚊に刺されるとどんな症状が現れるのでしょうか。

■猫が蚊に刺された時の症状

  • 腫れ
  • 発赤
  • かゆみ
  • 痛み

猫も蚊に刺されると患部をしきりにかきむしります。通常であれば数日で自然とかゆみも治まり、それほど気にすることはありません。

ただし、かゆみが続いている、腫れが引かない、いつもと様子が違うというときは早めに動物病院へ受診してください。

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気を付けたい『猫フィラリア』

外にいる猫よりも、完全室内飼いをしている猫ちゃんの方が蚊にかまれるリスクは少ないとはいえ、100%安全とは言い切れません。玄関やベランダなど、人が出入りするときに蚊が室内に入ってくることも考えられます。

そして何より気を付けたいのが『猫フィラリア』です。フィラリアは、フィラリアの幼虫を吸血した蚊に刺されることによって猫の体内に侵入し、成長した成虫は肺や心臓の血管に寄生し発症する病気です。

■猫フィラリアの症状

  • 咳が続く
  • 呼吸困難
  • 食欲不振
  • 体重減少
  • 嘔吐

猫のフィラリアは他の病気の症状との判断が難しいため、フィラリアと気が付いたときには手遅れということがあります。また、はっきりとした症状が出ないこともあり注意が必要です。

猫がフィラリアになったら犬のように虫を殺すような治療はしません。なぜなら、フィラリアが血管に詰ったり、フィラリアの死体に体が反応してショックを起こしたりする可能性があるためです。そのため、病気を進行させないようにしてフィラリアが寿命で死ぬのを待つ治療となります。
【参考】猫のフィラリアに注意しよう@感染するのは犬だけじゃない!

蚊に刺されないために気を付けること

猫も蚊に刺されると人間と同じよう痒み、腫れ、痛みなどの症状が出ます。最悪の場合、フィラリアに感染することもあるため、できれば事前に蚊に刺されないようにする、フィラリアの予防をするなどの対策をしておく方が安心です。

蚊を増やさない

家の周りを確認してみてください。鉢の水受け、ジョーロの中、外に出したままのバケツに水が溜まっていませんか?蚊は水が張った場所に卵を産みます。

雨の水がたまったままになっていると、そこから蚊が増えてしまいます。家の周りに蚊が発生すれば家の中に入ってくる可能性も高くなるため、水が溜まりやすいものは片づけるようにしてください。

猫を完全室内飼いにする

猫も外に行けばそれだけ蚊に刺されるリスクも高くなります。

できるだけ完全室内飼いにして、蚊に刺されるリスクを抑えてあげてください。それでも完全に蚊に刺されないというわけではありませんが、外よりはずっと安全です。

蚊取り線香を使う

朝や夕方、蚊は活発になります。気を付けていても蚊が家の中に入ることもありますよね。そんなときは、蚊取り線香を上手に使ってください。蚊取り線香は人間用で大丈夫ですが、やけどや猫が蚊取り線香を口にしないように注意しましょう。

ペット用の蚊取り線香も売られているものの、ペット用は基本屋外での使用を前提としているため持続時間が長く、通常の蚊取り線香よりもけむりが多く出ます。室内で使うときは十分に換気をするようにしてください。

フィラリアを予防しよう

猫のフィラリアは犬と同様、薬で予防することができます。薬のタイプは、飲み薬とスポットタイプの2種類。最近ではフィラリアだけでなく、ノミ・ダニ・お腹の虫(寄生虫)の予防もできる薬もありとても便利です。

投薬期間は蚊が活発になる1か月ほど前(5月ごろ)から、蚊がいなくなってから1ヵ月後(11月ごろ)が終了の目安となります。ただし暑い地域(沖縄や九州など)では、一年を通して予防しておく方がよいとされています。

フィラリアの予防をどうしたらよいか迷ったときは、かかりつけの病院で相談してみてください。

まとめ

猫も人間と同じで蚊に刺されることがあります。毛におおわれた部分は蚊に刺されにくくても、毛の薄い耳や鼻、肉球などは要注意です。

「完全室内飼いにする」「水が溜まるものは置かない」「蚊取り線香を上手に使う」と対策をするのと同時に、フィラリアの予防薬も検討してみてください。

フィラリアに感染しなくても、蚊に刺されることでアレルギー反応を起こす猫ちゃんもいます。夏、愛猫を蚊の被害から少しでも守ってあげましょう。

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