猫にシャンプーは必要?シャンプーの頻度とやり方を解説
猫はキレイ好きな動物です。暇があればグルーミングをして、飼い猫であれば体の匂いもほとんどありません。
しかし、中には外出する猫ちゃんもいることでしょう。汚れて帰って来たら、キレイに洗ってあげたいと飼い主なら思うものです。とは言え、水が苦手な猫にシャンプーをしても良いのだろうか?暴れたらどうしよう…と、シャンプーを躊躇する飼い主も少なくはありません。
そもそも猫にシャンプーは必要なのでしょうか。そこで今回は、猫のシャンプーの必要性、頻度とシャンプーのやり方をご紹介します。
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猫のシャンプーの必要性と頻度は?
猫にシャンプーが絶対に必要かと言えば、実はシャンプーをしなくても問題はありません。とは言え、中にはシャンプーをした方が良い猫もいるのです。
■シャンプーをした方が良い猫
- 長毛種の猫
- 外出する猫
- 白猫
- 避妊手術をしていない猫
長毛種の猫は、グルーミングだけでは手入れが行き届かず、被毛の汚れが目立つことがあります。また抜け毛対策のためにもシャンプーをした方が良いかもしれません。
また、外出する子や、白猫も汚れやすいため、汚れが気になるのであればお風呂やシャンプーでキレイにしてあげましょう。さらに、避妊手術していない猫は、発情期の猫はスプレー行為により被毛が臭くなることがあります。
猫のシャンプーの頻度ですが、室内飼いの短毛種の猫の場合1年に1~2回程度が理想です。
体が汚れた、匂いがある、抜け毛のお手入れなどのときは、その都度シャンプーをしてあげてください。ただし、猫にとっても肌にとってもシャンプーは負担になるため、少なくとも1カ月は空けるようにしましょう。
猫のシャンプーの仕方
水が苦手な猫も多く、いきなり体をシャワーで濡らしてしまうとパニックになることもあります。そこで、猫のシャンプーの仕方を確認してください。
■用意するもの
- ペット用のシャンプー
- バスタオル2~3枚
- ドライヤー
- ブラッシング用ブラシ
- 長そで、長ズボン
1.猫が嫌がりにくい背中から、ゆっくりお湯をかける
2.前足を持ちあげ、お腹を濡らす
3.手に取ったシャンプーを、背中から付けて洗う
4.濡らすときと同じ要領で、しっかりと泡を洗い流す
5.芦屋しっぽの水分を手で軽く絞る
6.大きなタオルで全身を包み、軽く拭く
7.タオルを変えて、しっかりと拭く
8.ドライヤーとブラシを使って、根元からしっかりと乾かす
一人でシャンプーをするのは大変なときは、2人でシャンプーをしてみてください。1人が猫の保定をして、もう一人がシャンプーをするとやりやすくなります。また猫が暴れてのケガをしないように、長そで長ズボンを着用することをおすすめします。
こんなシャンプーの方法も
猫のシャンプーにチャレンジしたいと思っていても、中には水が少しでもかかると大暴れする猫ちゃんも少なくはありません。
そこで、王道シャンプーができない猫ちゃんのために、こんな方法でシャンプーをしてみてはいかがでしょうか。
濡れる練習をする
水に濡れるのが嫌いない猫ちゃんの場合、少しずつ水に慣れさせてみてください。まずはじっかりと絞ったタオルで、猫が濡れるのを嫌がる顔や足先を拭きます。
それに慣れたら、次はタオルを軽く絞って拭いてあげます。最終的に水でたっぷり濡らしたタオルで足や体を拭いてみてください。繰り返すことで、水への抵抗を軽減させていきましょう。
エリザベスカラーを使ってみる
顔にシャンプーや水がかかるのを嫌がる場合、エリザベスカラーを付けてシャンプーをしてみるのも方法です。
また、飼い主への噛みつきも防ぐことができます。体を洗った後で、顔をタオルで拭いてあげるようにしてみてください。
シャワーを隠す
水もさながら、シャワー自体を怖がる猫ちゃんも多くいます。シャワーが怖い原因に、勢いよく出る水と音です。
そんなときは、ノズルをハンドタオルなどで覆って隠してみてください。水も勢いよく出すのではなく、少し水圧を緩めるようにしましょう。
洗濯ネットを使ってみる
一人でシャンプーをしなければならないのに暴れてうまく洗えないというときは、洗濯ネットに入れるのも方法です。
ネットに入れると、猫をお風呂場に連れて行くのも洗うのも楽になります。
さらに、洗濯ネットの狭い場所で猫もおとなしくなるはず。ネットの上からシャンプーをして、そのままお湯でキレイに洗い流せばOKです。
濡れないシャンプーをしてみる
シャワーがどうしてもダメ!というときは、濡れないシャンプーをしてみるのも方法です。泡シャンプーや、シャンプーシートなどは洗い流す必要がありません。ただし、水で洗い流すシャンプーよりは洗浄力は落ちます。
どうしてもシャンプーをしたいけれども、自宅では無理と言うときは、プロにシャンプーを頼んでみるのも手です。
まとめ
我が家の猫は、ちょっとでも背中に水が落ちると飛び上がってビックリします。さらに、完全室内飼いのため、今まで一度もシャンプーをしたことがありません。
もちろん、我が家のように短毛で完全室内飼いであればシャンプーは不要です。しかし長毛種の猫や、外に遊びに行く子は毛並みも汚れるため、定期的にシャンプーをした方が良い場合もあります。
無理やりシャンプーをするのではなく、猫に合ったシャンプーの方法を選んでみてくださいね。