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猫に野菜は必要?食べて良い野菜とダメな野菜

野菜を食べる猫

日差しが暖かく感じられる日が増え、スーパーに新鮮な春野菜が並び始める季節がやってきました。冷たい生野菜を敬遠していた人もサラダを食べたくなるこの時期は、改めて野菜の美味しさを実感する季節でもありますよね。

野菜は美味しいだけでなく、ビタミンやカリウム、食物繊維などが豊富に含まれていて、人間の健康を維持するために必須の食べ物であることは誰もが知るところです。では、にゃんこにとってはどうなのでしょう?猫に野菜は、野菜に含まれる栄養素は必要なのでしょうか?

緑色の野菜が多く出回るこの季節、猫と野菜の関係について調べてみました。

野菜の栄養が人間に必要な理由

トマトを食べる

まず、人間にとって野菜が必要な理由を確認してみましょう。野菜に含まれる代表的な栄養と言われる、ビタミン・カリウム・食物繊維は、人間の体に対してそれぞれ以下のような役割を担ってくれています。

ビタミン群

■ビタミンC
ピーマン・ブロッコリーなどに多く含まれる成分です。免疫力を高め風邪の予防などに有効です。

■βカロテン
豚肉・モロヘイヤ・にんじんなどに多く含まれる成分です。抗酸化作用・免疫賦活作用があり、老化の原因となる活性酸素を抑制する働き、免疫力を元気にする働きがあります。

■葉酸
レバー・葉物野菜などに多く含まれ、たんぱく質や細胞を作る際大切な役割を担っていて、循環器系の疾患予防にも関与しています。

カリウム

魚・パセリ・ほうれん草などに多く含まれ、ナトリウムの排出、高血圧の抑制や体内の老廃物の排出に役立ちます。

食物繊維

キャベツ・レタス・グリーンピースなど多くの野菜に含まれ、脂質の吸収を抑え、便秘の解消やデトックス効果があります。

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猫に必要な栄養素とは?

猫とかぼちゃ

では、次に猫に必要な栄養素を確認してみましょう。猫も人間と同じ栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル)から構成されています。野菜に含まれる栄養素と重なる部分も多いですね。

ということは、やはり猫にも野菜が必要なのでは?と思ってしまいますが、実は猫の場合、これらの栄養素を野菜以外のものから摂取しているのです。

必須栄養素の種類によっては野菜に多く含まれているものがあります。人間は、野菜を食べることでそれらの栄養素をより効率的に体内に取り込んでいます。
【関連】届いた宅配野菜を長持ちさせる保管方法

しかし、野菜を食べない、または食べる量が少ない動物は、肉や魚を食べて摂取しています。野菜より量は少なくなるものの、肉や魚からも栄養素を十分取り入れることができるのです。

必要な栄養の種類は同じでも、体の構造上人と猫では必要になる栄養素の量が違います。猫は自分の体に必要な栄養を生まれながらに知っていて、必要なものを必要なだけ取り入れることが実験でも実証されているそうです。

好き嫌いがあり、意図的に食べないと栄養不足になる人間とは大違いですね!さらに、人間が食べ物からしか得ることができないビタミンCも、猫の場合自分の体内で作り出すことができるので特に食事で取り込む必要はないと言われています。

猫は人や植物を主食にする草食動物に比べ腸が短く、植物の構成要素である食物繊維の中のセルロースを分解できないため、体内に取り込んでも消化することができません。

猫が猫草などのイネ科の植物を食べるのは、植物が消化できないことを利用してお腹の中に溜まった毛玉などを吐き出すためだと言われいてます。

これらのことから、にゃんこにとって「野菜」は、特別気を使って食べさせなければならないものではないということが言えるようです。もちろんこの結論は、猫が必要とする栄養素を全て兼ねそろえたキャットフードを食べていることが前提です。
【参考】モグニャンキャットフードの口コミ

飼い主さんが気を付けるべき点は、野菜を与えるかどうかより、与えているキャットフードの成分に猫の必要な栄養素がきちんと含まれているかどうかしっかり把握するところのようですね。

猫が食べてはいけないものとは?

猫と花

猫に野菜食は必須でないことがわかりましたが、実は猫に危険な植物はたくさんあるのです。その数は数百種類ともいわれています。とてもひとつひとつを把握するのは難しい数ですね!

下記に、身近にある猫に有害な植物を並べてみました。人間には害が無く、むしろ有益な植物もたくさんあることに驚きます。何気なく置いておくとにゃんこが興味をもち誤って食べてしまうことのないように十分気をつけましょう。

■猫に有害な植物
玉ねぎ・ネギ・にんにく・なす・じゃがいも(芽)・アーモンド・ぶどう(レーズン)・アボカド・桃・さくらんぼ・あじさい・チューリップ・ユリ・ツツジ・菊・などなど

野菜、果物、観賞用の花など、猫が食べると危険な植物は多岐に渡ります。万が一食べてしまったときは、食べたもの、量、時間を把握した上ですぐに獣医さんに相談しましょう。

まとめ

飼い主さんにとって大切なにゃんこだからこそ、自分のこと以上に健康管理には気を使いますよね。食事の面から健康を考えると、ヒト間の場合野菜はマストアイテムです。

大切なにゃんこにも食べさせた方が良いのでは?と思うのは親心ですね。ただし、人と猫の体の違いをよく理解して、与えて良いもの、与えて良い量などをしっかり把握しておくことが大切です。

我が家のにゃんこは食いしん坊で、レタスやブロッコリーが大好きです。他にも目新しいものがあると何でも口に入れようとしますので目が離せません。そんなわけで、我が家では観葉植物や切り花を飾ることはすっかりあきらめているのです。

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