猫は飼い主の気持ちがわかる?私が泣いていたら猫も寂しそうだった
私と一緒に過ごしている猫はアビシニアンと言うエジプト由来の品種で、性別は女の子。名前をチェルコと言い、今年で8歳で、人間で言うと中年くらいになります。
アビシニアンは活発で明るい性格の個体が多いと言われていますが、チェルコはとても大人しくあまり感情的になりません。
ほとんど鳴かない種類ですが、その中でも特に鳴かない子のようで2、3日に1回くらいしか鳴き声を聞くことが無いです。好きな食べ物は鶏肉です。猫は魚が好きなものだと思っていましたが、肉の方が圧倒的に彼女は喜びます。
私が泣いていたら側にいてくれた愛猫
チェルコが生後4か月の時から一緒に過ごしているので、8年ほど暮らしていますが特に記憶に残っているエピソードがあります。
それは私が母親と喧嘩をした時のこと。当時すでに一人暮らしをしていたのですが、二度と連絡を取ることはないだろうと思われるくらいひどい喧嘩をしてしまい、毎日泣いて暮らしていました。
チェルコはすでに大人になっており、ほとんど甘えたりすり寄ってくることはなかったのですが、私が泣いたり落ち込んだりしていると、ずっと傍にいてくれました。
日中はずっと膝の上にいてくれて、寝るときは布団の上で眠ってくれたのです。それは甘えているというよりも心配しているようでした。時折私の顔を覗き込んで本当に心配そうにしていました。
私が泣いていると猫も悲しい顔をする
自分が落ち込んでいるままだとチェルコも元気がなく、心配させてはよくないと思い、立ち直る決心ができたのです。
しばらくたってから母親と仲直りすることができ、私もすっかり元気になるとチェルコは以前のそっけない様子に戻ってしまいました。
猫は人間の気持ちなんて分からない、犬とは違う、猫は家につくから人には懐かないなんて言う方もいますが、私は絶対にそんなことはありません。
彼らはパートナーである飼い主の気持ちがちゃんと分かっていて、寄り添ってくれます。気持ちを伝えた分だけちゃんと返してくれます。
今でも落ち込むことがあったり、体調が悪い時には心配そうにしてくれるので、しっかりしなければという気持ちになるものです。
愛猫は歳をとってきたので、これからの時間を大切に過ごしたい
チェルコも年を取って体調を崩すことも多くなってきました。あと何年一緒に過ごせるかわかりません。どんどんそっけなくなって、どこで眠っているのかわからないようなこともあります。
ただ、心はちゃんと繋がっているという自信がありますので、あまり心配はしていません。
猫はそっけないからこそ、あまり一緒に過ごしているという感じがしないかもしれませんが、家族であることをいつも胸に、そして想いあっているという自信を持って日々を大切に過ごしていきたいと思っています。