猫の夏バテ対策と防止方法@こんな症状が出たら要注意です!
暑い季節がやってきました。今年は例年よりも猛暑になるとの発表もあり、すでに夏バテ気味と言う方もいるのではないでしょうか。もちろん人間だけでなく、猫も気温が上がると夏バテになってしまいます。
特に日中、猫だけでお留守番をさせる場合などは注意が必要です。そこで今回は暑い夏を乗りきるため、猫の夏バテ予防と対処法をご紹介いたします。ぜひ参考にして、今年の猛暑を乗り切りましょう。
猫が夏バテになるとどうなるの?
猫はもともと暑さに強い動物と言われています。しかし最近では異常気象により猛暑となる日も多く、暑さに強い猫でも夏バテや熱中症になることも珍しくはありません。では、猫が夏バテになるとどんな症状が現れるのでしょうか。
■夏バテの症状
- 食欲がなくなる
- 水をあまり飲まなくなる
- おう吐、下痢
- 寝てばかりで元気がない
猫も夏バテになると、人間と同じような症状が現れます。食欲が落ちてもエサを食べていれば良いのですが、全くご飯を食べない、水を飲まないとなると生命の危険があるため病院に連れて行く必要があります。また水分が取れないと、熱中症や脱水症状の危険もあるため注意してください。
家で簡単にできる夏バテ予防
家の中は外に比べると気温が低いからと安心はできません。日中仕事などで長時間家を空ける場合などは、特に温度調節に気を付けるようにしてください。
1.空気の流れを作る
部屋を閉め切ってしまうと、暑い空気がこもってしまいます。窓を開けて、空気を入れ替えるようにしましょう。窓が開けられない場合は、換気扇などを上手く使うのも一つの方法です。ただし猫が窓から逃げないように、網戸にもロックをするなどの対処は忘れないようにしてください。
2.日陰を作るようにする
日中、外からの日差しで部屋の温度が上昇します。カーテンを閉めて、日陰を作ると温度も下がりおすすめです。とは言え、日中全ての部屋のカーテンを閉めると鬱陶しく感じるので、猫が良く居る部屋のカーテンだけを閉めるなど工夫してみてください。
3.部屋を自由に行き来できるようにする
猫は暑さを感じると、少しでも涼しい場所を探して移動します。そのため、部屋は自由に行き来ができるようにしておきましょう。ここで注意しなければならないのが、扉が何かの拍子に閉まってしまわないようにしておくことです。
少しドアを開けていたら風で閉まってしまった、猫が自分で閉めてしまったとならないように、ドアストッパーや扉のロックなどをしっかり掛けておきましょう。
4.クーラーを使って温度を調節
一番簡単にできる方法は、やはりクーラーで部屋の温度を一定に保つことです。28度~29度に設定をしておくと、猫も快適に過ごすこともできます。ただし中にはクーラーの風が当たるのを嫌がる子もいるため、風向きは上の弱風にすると良いです。
5.ひんやりグッズを上手に活用
一番手軽にでき夏バテ対策はクーラーを使うことですが、電気代が気になる方もいるはず。そこで、ペット用のひんやりグッズを活用してみてはいかがでしょうか。ジェルなどのクールマットや、アルミで出来た猫鍋なども販売されています。猫の好みに応じて、ひんやりグッズを使ってみてください。
6.水は多めに用意しておく
室内で夏バテ、熱中症にならないためには水分補給が大切です。猫がよく涼んでいる場所に水飲み場を設置してあげてください。また循環式の給水器や、洗面所に洗面器を置いて少し水を出しておくのも良い方法です。
夏バテになったときの対処法
猫の食欲が落ちたことで、夏バテに気が付く飼い主の方も多いのではないでしょうか。我が家も猫を保護した年の夏、徐々に食欲が落ちて夏バテに気が付きました。そこで、夏バテになったときの対処法をご紹介します。
1.部屋の温度を下げる
温度調節がうまくできないと夏バテになります。まずは、部屋の温度を下げてみてください。クーラーを使って部屋の温度を下げる、ブラインドやカーテンを使って日差しをカットする、冷却マットなどの上に猫を移動させてあげるのも良い方法です。
2.ウエットタイプのエサを与えてみる
食欲が落ちている時は、ドライフードではなくウエットタイプのものを与えてみてください。柔らかいエサの方が食べやすく、少しですが水分の補給もできます。ドライフードを与える場合も、少し水でふやかせて柔らかくしてあげると、食べやすくなるのでおすすめです。
3.冷たいお水を用意する
脱水症状にならないために、冷たいお水を用意してあげましょう。夏バテでなかなか水を飲んでくれないというときは、口元まで水を運んで飲ませてあげてください。スポイドなどを使って、少し口の中に入れてあげるのも良い方法です。
4.ぐったりしている時は病院へ
いつもよりも体温が高く、グッタリしている場合は病院に連れて行く必要があります。体温が高い場合は熱中症の疑いもあるため、濡れたタオルや保冷材などで体の温度を下げてあげてください。もちろん、早めの受診をおすすめします。
まとめ
年々暑さが厳しくなる夏のシーズン。ご飯の食べる量が急に減っていないか、水はきちんと飲んでいるか、トイレの回数は減っていないかなど、いつも以上に気にかけるようにしてあげてください。
また一番暑さが厳しい時期はだいたいお盆前頃からで、猫の体調が悪くなっても病院がお休みということもあるのです。そのため、夏バテにならないように日ごろから対策はしておくことをおすすめします。
最近では残暑も厳しいため、10月頃まで暑さ対策が必要となることも珍しくはありません。愛猫の健康管理と夏バテ予防をして、今年の猛暑を乗り切ってくださいね。