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猫もうつ病になるって知ってましたか?症状と原因を解説

うつ病になった猫

気分が乗らない、夜眠れない、マイナスなことばかり考えてしまう…。うつ病の患者数は近年増加しており、誰にでもなる可能性のある病気です。

それは人間だけではありません。実は猫もうつ病になる時代。身体的、精神的にストレスを感じて脳の機能障害が起き、様々な問題行動をおこすのです。そこで今回は、猫のうつ病の症状と原因を紹介します。
【関連】猫のストレス行動は見逃してない?トイレの粗相や食欲不振は要注意!

猫がうつ病になる原因は?

布団から顔を出す猫

猫もストレスが溜まるとうつ病になります。では、どんな時にうつ病になるのでしょうか。

多頭飼いによるストレス

猫を多頭飼する家庭も今では増えてきました。しかし、猫は基本単独行動をする動物です。そのため、他の猫が居ることでストレスと感じて、うつ病になることもあるのです。

多頭飼いをするときは猫達の相性だけでなく、「十分な生活スペース」「落ち着ける場所」「頭数に応じたトイレ」など、それぞれの猫が快適に暮らせる空間が保つことが重要になります。

生活環境のストレス

環境の変化に敏感な猫は、引っ越しや模様替え、騒音、トイレの汚れなどでストレスと感じることも少なくはありません。完全室内飼いの猫は家の中の世界が全てです。飼い主が用意した生活環境が合わないと少しずつストレスが溜まって、うつ病の発症原因にもつながります。

飼い主との相性

猫のストレスは他の猫だけでなく、時に飼い主との相性も挙げられます。飼い主から嫌なことをされたら猫だって覚えているものです。嫌な思いを何度も経験するとストレスだけでなく、猫との信頼関係も無くしてしまいます。

特に小さい子供がいる家庭では注意が必要です。猫がおもちゃにならないように、きちんと接し方を教えてあげるようにしましょう。

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猫がうつ病になった時に出る症状

紐をかむ猫

では、猫がうつ病になるとどんな症状がでるのでしょうか。

食欲不振

猫がうつ病になると食欲がなくなります。エサを残るようになった、水をあまり飲まなくなった、大好きなおやつにも興味を示さないということも…。

反対に、ストレスから食べ物でないものを口にする場合もあります。いつもと食べ方が違う、食べ物以外のものを食べるようになったというときは注意してください。

無気力

猫は好奇心旺盛な生き物です。特に若い猫であれば活発に動いたり遊んだりしますよね。しかし、うつ病になると遊びやおもちゃに興味が無くなってしまいます。多頭飼いの場合だと他の猫と遊ぶこともなくなるのです。

物陰に隠れてじっとしている時間が増えたというときは、何かしらのストレスを抱えている可能性も考えられます。

グルーミングをしなくなる

綺麗好きで知られる猫ですが、「最近毛並みが良くないな」と思ったら要注意。猫がうつ病になるとグルーミングをしなくなります。そのため、毛並みが悪くなるのです。また反対に、過剰なグルーミングをする場合もあります。

トイレの粗相が増える

今まできちんとトイレで用を済ませていたのに、あるときからトイレの粗相が増えたというときは要注意です。ただし、トイレの粗相はちょっとしたストレスでも起こることなので、まずは猫がストレスに感じている原因がないか考えてみてください。

攻撃的になる

猫がうつ病になると、飼い主や他の猫に攻撃的になることがあります。猫の性格にもよりますが、フレンドリーな猫ちゃんの性格が変わったと思ったら要注意です。

近づいただけで威嚇したり、すぐに隠れたりするときは何か最近猫の周りで変化がなかったかどうかを思い出してみてください。

異常行動をするようになる

最近よく鳴くようになった、もともと社交的だったのにすぐに隠れてしまう、徘徊するなど異常行動をするときはうつ病の可能性があります。

猫はストレスからいつもとは違う行動を起こすことがあるため、日ごろから猫をよく観察することが早期発見、治療につながるのです。

猫がうつ病かもと思った時の対策

猫と獣医

猫は環境の変化には弱い生き物です。そのため、新しい猫を迎えたり引っ越しをしたり、人の出入りが多いなど、ちょっとしたことでストレスをため込むことがあります。

ストレスが積み重なるとうつ病になってしまうのです。そこで、「もしかしたらうつ病?」と思ったときは、どのようにしたらよいのでしょうか。

ストレスの要因を取り省く

まずは、どんな原因で猫がうつ病になったのかを考えてみてください。何か環境に変化がなかったか、ストレスになる原因がなかったか…。特に新しい猫を迎えたり、飼い主の環境の変化(引っ越し、結婚、出産など)は猫にとってもかなりのストレスです。

中には飼い主の仕事が忙しくなり、留守番の時間が長くなったことでうつ病になる猫ちゃんもいます。まずは、猫のストレス要因を取り省くことが大切です。

病院で診察をしてもらう

ストレス要因が分からない、あるいは原因と思われるものを取り省いたけれども改善しないというときは、病院で診察してもらってください。

中にはうつ病に似た症状が出る病気もあります。動物病院でうつ病と診断されれば薬が処方されるので、医師の指示に従ってください。

まとめ

猫も人間と同じようにストレスからうつ病になることもあるのです。猫の性格にもよりますが、神経質な性格の子であれば特に注意しましょう。

食欲がなくずっと隠れて出てこない、鳴き続けている、グルーミングをあまりしなくなったなどの症状が出たらうつ病かもしれません。

まずは、猫のストレスになる要因がないかどうかを考えてみてください。何か環境の変化があったときは、その要因を取り省くことが大切です。それでも改善しないときは病院で相談してみてくださいね。

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