洗濯物に付く猫の毛対策@あなたはどうしていますか?
猫の毛はとっても良い手触りですよね?そのモフモフで滑らかな毛を撫でる時、それは猫好きにとって至福の時間です。猫の毛の手触りがこんなにステキな理由は、やはり一本一本の毛がとても柔らかくフワフワだからです。特に長毛種の猫の場合、その被毛の柔らかさは格別ですよね!
ところがこのステキな猫の毛、一緒に暮らす飼い主さんにとっては時に非常にやっかいなものとなります。そのやわらかくフワフワ毛は、どんなに気を付けていてもいつの間にか部屋の片隅に毛溜まりを作り、洋服に張り付き、時には食べ物にも紛れ込む!
「あ!こんなところに猫の毛が!」これが日常茶飯事なのです。中でも、洗濯が終わったばかりの服やタオルに、これでもか!とばかりに張り付く猫の毛にはなんとも困ってしまいます。
さて、この洗濯物にくっついてしまう猫の毛、何とか防ぐことはできないものでしょうか?ここでは、このしつこい洗濯物に付く猫の毛問題について、対策を調べてみました。
なぜ猫の毛はくっ付くのか?
猫の祖先は暑い地域に誕生しました。そのため寒さに弱い猫は、毛の作りも寒さから身を守る特別な構造になっています。
ヒトの髪の毛にあたる「主毛」と、それを取り囲むように生えている「副毛」の二重構造。この柔らかく密度が高い被毛のおかげで、毛と毛の間にたっぷりと空気を取り込み体温を保持することができるのです。
この猫の毛は、人間の髪の毛よりもずっと柔らかく、毛の表面を覆うキューティクルが壊れやすいという特徴があり、そのため静電気が多く発生します。静電気が発生すると、毛は他の布製品に張り付きやすくなり、その上油分が多いため一度張り付くとなかなか取れないという事態に繋がります。
猫の中でも特に毛足の長い長毛種の場合、副毛の一種である「柔毛」が発達しているため抜け毛も豪快!特別にやわらかな柔毛は布製品にべったり張り付き、洗濯物にもしっかりとくっついていることが多いのです。
季節ごとに毛が抜け変わる換毛期は、特に洗濯物にくっつく毛が増えてお手上げになるのは、飼い主の皆さんもご存知の通りですね。
猫の毛を洗濯物にくっつけないためには?
さて、猫の毛がなぜ布製品にくっつきやすいのかが分かったところで、できるだけ洗濯物にくっつけないようにするにはどのような工夫があるのか見てみましょう。
洗濯をする前のひと手間
猫の毛が付いた衣類を他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れてしまうと、毛がついていない衣類やタオルにまでくっ付いてしまいます。そこで、洗濯前のひと手間として、洗濯機に入れる前に猫の毛をできる限り取り除きましょう!
コロコロ粘着テープや、ラバー製の毛取グローブなどを使用し、布製品に付いた毛を一通り取り除きます。若干面倒に感じますが、一緒に洗濯するすべての衣類に毛が付いてしまうことを考えると効率的な方法と言えるかもしれませんね。
また、もっとも基本的なことですが、猫の毛が大量についている猫用のブランケットやタオルは、それ以外の洗濯物と分けて別に洗濯することをおすすめします。
にゃんこが洗濯場に出入りできる場合は、不要な毛が洗濯物に付いてしまうこともあります。蓋付きの洗濯かごを使用すると安心ですね。
洗剤・柔軟剤を変えてみる
ペットの布製品専用の洗濯洗剤、柔軟剤を使ってみるのも一つの手です。いろいろな商品が販売されていますが、毛を取り除くための特徴は大きく二点があげられます。
まずくっ付いている毛を布製品から離れやすくコーティングすること、そして毛を再び布製品に付かないようにガードすること。コーティングとガードの効果は、洗濯するたびに高まると言われています。
ランドリースポンジを使ってみる
ランドリースポンジをご存知ですか?これは、洗濯物につく小さな糸くずやホコリなどを取り除くものとして以前からあった商品ですが、猫や犬の毛も取り除く効果が高いということで見直されています。
毛を絡めとるスポンジ素材で作られており、こちらもいろいろな商品が販売されています。写真は筆者が使用しているスポンジです。ピンクが二個、ブラウンが二個の計四個を、洗濯物と一緒に洗濯機の中に放り込んで使用しています。
洗濯後に取り出して確認すると、確かにスポンジには猫の毛が絡みついています。このスポンジに絡みついた分、他の洗濯物に付く毛が少なくなっていると思われます。スポンジに付いた毛は、洗濯の都度取り除いて使用します。
このスポンジ、ピンクやブラウンのもこもこの真ん中に羊がいる、とってもカワイイものです。洗濯も楽しくなりますよ!
【参考】モグニャンキャットフードで愛猫の毛並みがフワフワになった【7カ月経過】
まとめ
にゃんこと暮らす以上、猫の毛とのお付き合いは避けて通ることはできません。どんなにコロコロをかけても、掃除をしても、いつの間にかくっ付いているのが猫の毛です。
綺麗に洗ったはずの洗濯物に猫の毛が付いているのもお約束ですよね?猫の毛を全て取り除く事は無理だとしても、少しでも量を減らす方法があれば試す価値はあります。
我が家のにゃんこはモコモコ、フワフワの長毛種です。その抜け毛のすごさと言ったらありません!そのため、洗濯前のひと手間に加え、洗濯後もシャツやハンカチのアイロンがけの前には必ずコロコロを使っています。
愛しいにゃんことの暮らしは、いかに抜け毛とストレスなく付き合っていくか?工夫をし続けることでもあります。全ての毛を取り除く事ができなくても、少しでも効果が現れてくれたら幸いだと考えているのです。