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猫の背中にフケを見つけたら@原因と対策法を知っておこう!

猫

寒い季節がやってきました。冬は気温が低いだけでなく、空気も乾燥しています。顔も手もカサカサになり、にゃんこを触ろうとすると「ピリッ」っと静電気が起こることもしばしばですね。

そんな時ふとにゃんこの背中を見てみると、そこにはなにやら白いものが…。そう、「フケ」です!お尻に近い背中からしっぽの付け根あたりにかけて、少し気になるくらいのフケがちらばっているではないですか!

我が家のにゃんこはお風呂に入りません。野良猫だったにゃんこを家に連れてきた当初、一度だけお風呂に入れてシャンプーをしましたが、それ以降体をきれいにするのはもっぱらにゃんこ自身の役割です。

飼い主がすることと言えば毎日のブラッシングくらいで、たまに体を拭くのも抜け毛の掃除程度です。

これまではその程度のお手入れでにゃんこのフケが気になったことはありませんでした。にゃんこというものはキレイ好きで、一日の大半を寝るか毛づくろいをするかに費やしています。

おかげで飼い主が特に手を入れなくても大丈夫なくらいお顔も手足もピカピカで、嫌な臭いもないのですっかり安心していましたが、こんなにフケが出るなんて…。

気付いてしまったフケはやはり気になりますよね。今回は猫の「フケ」について、気を付ける点、原因と対策などを調べてみました。

猫のフケは病気なのか?

シャンプーする猫

そもそも「フケ」とは、古くなった皮膚が剥がれ落ちたものなので、フケが出ることは生きている以上正常な生理現象であり病気ではありません。特に空気が乾燥する季節などはフケの量も自然と増えるものですので、多少のフケが見られても病気の心配はないでしょう。

しかし、自然と剥がれ落ちるにしてはあまりに多いと感じられる場合は、病気が原因の場合も考えられますし、病気ではなくても、フケの量が多ければ周囲に散らかる量も増え、アレルギーの原因にもなりかねません。やはり、飼い主さんによる適切な対応が必要になります。

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フケが増える病気とは?

猫のブラッシング

人間でも皮膚トラブルはとても多く多岐に渡っているように、猫のフケ及び皮膚の病気も原因は様々です。その中で一般的に猫のフケが増えると考えられている主な原因を挙げてみました。

■猫のフケの主な原因

  • 感染症によるもの
  • 温度・湿度などの環境によるもの
  • 老化による免疫力の低下・内臓疾患によるもの
  • アレルギーによるもの
  • 食生活(栄養素の不足・偏り)

感染症とは、ノミやダニ、カビなどの原因で皮膚に炎症をおこすものです。原因となっているノミやカビを退治し、薬による治療が必要になります。

また、カビやアレルギーは免疫力が弱っている個体ほど症状がおこりやすいので、免疫力を高める食事や環境を整えることも大切です。老化や皮膚以外の疾患が原因の場合は、まず原因となっている病気を突き止め治療する必要があります。

病気が原因となっている場合はフケだけでなく、抜け毛、ハゲ、かさぶたなどが見られる場合が多く、猫が痒がってやたら体を掻く様子も頻繁に見受けられます。このような場合は早目に獣医さんに相談しましょう。

フケの対策

太った猫

フケの原因が病気によるものではなかった場合、飼い主さんがにゃんこのお手入れのお手伝いをしてあげましょう!飼い主さんができるお手伝いは次のような方法があります。

■飼い主ができること

  • ブラッシング
  • シャンプー
  • 蒸しタオルで拭く
  • 室内の湿度コントロール

ブラッシングはできれば毎日してあげましょう。フケを取り除くだけでなく、ブラッシングはにゃんこと飼い主さんの大切なコミュニケーションツールでもあり、猫の体の異常をチェックする時間でもあります。

その上、ブラッシングでにゃんこが気持ちよくリラックスできればストレス解消にもつながりますし、皮膚の血行もよくなります。まさに、ブラッシングは一石二鳥!ただし、くれぐれもやり過ぎは禁物です。猫が気持ちよくなるブラッシングを心がけましょう。

シャンプーは一度にたくさんのフケを取り除くことができるため効率的です。猫の皮膚・被毛に優しいシャンプーを厳選して行いましょう。また、シャンプー後は速やかに乾かすことも大切です。ドライヤーを使う場合は温度、風向きに気を付けて、丁寧に手早く乾かしましょう。

シャンプーやドライヤーが嫌いな猫は多いものです。猫のストレスや激しい抵抗が考えられる場合は、蒸しタオルで拭くだけでもかなりの効果があります。この場合も、蒸しタオルの温度には気を付けてくださいね。あくまでも、猫が気持ちよく感じることが大切です。

室内の快適な湿度は、冬場は40~60%といわれています。湿度を適切にコントロールすることは、猫ちゃんだけでなく飼い主さんにとっても必要なことですので、「乾燥してるな」と感じられたら湿度こだわってみましょう。
【参考】飼い猫に快適な室内温度は何度?夏冬別の猫が喜ぶ温度

加湿器を置くのは効果的ですが、暖房を入れている部屋でしたら洗濯物を室内に干したり、濡れたバスタオルをかけておくだけでも意外と乾燥は防げるものですよ。

まとめ

猫

我が家のにゃんこのフケは、どうやら乾燥によるもののようです。シャンプーに馴染みのない子ですので、いつものブラッシングの後蒸しタオルで拭いてみたところ、フケは気にならない程度に綺麗になりました。

季節柄乾燥は続きますので、これからは定期的に蒸しタオル美容法を続けてみたいと思っています。

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