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生活の中に潜む猫のストレス@こんなもの原因になる?

寝る猫

猫は基本マイペース。そんな猫を見ていると何も悩みが無いように思うのですが、実は人間との生活の中で、いろいろなストレスを受けているのです。

中には「え、こんなものまで?」と思うものもあります。知らないうちに、飼い主が猫にストレスを与えているかもしれません。そこで今回は、暮らしの中に潜む猫のストレスをご紹介いたします。
【関連】寂しがり屋の猫のストレス行動と解消方法@留守番が多い猫は気を付けて!

猫がストレスになるとどうなるの?

寝ながらこちらを見る猫

猫がストレスになると、普段とは違った行動をとるようになります。まずは、猫がストレスになるとどうなるのか確認してみましょう。

■猫のストレス信号

  • よく鳴くようになった
  • 去勢したのにスプレーをする
  • トイレ以外の場所で粗相をするようになった
  • 闘争的(攻撃的)になる
  • 性格が極端に臆病になる
  • 頻繁に下痢、または便秘になる
  • 食欲がない
  • 毛づくろいが長い
  • 服や布などをよく噛む様になる

猫にこんな行動が見られたら、もしかするとストレスを抱えているのかもしれません。

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家の中に潜む猫のストレスの原因

掃除機をもつ主婦

狩猟動物である猫は、五感が優れているため、人との暮らしの中で起こる出来事にストレスを感じやすいと言われています。そこで、猫のストレスになることを確認してみてください。

家電製品

家電製品を怖がる猫は多くいます。中でも大きな音が出る「掃除機」「洗濯機」は猫にとっては怖い存在です。猫は人間の3倍の音域を聞き取ることができます。

私たちには「少し大きな音」と聞こえる家電製品も、猫には「とても大きな不快な音」になるのです。また、家電製品の中にはその大きさや形が猫にとって「怖い」と感じられるものもあります。

特に掃除機はヘッド部分も大きく、人にとってはブルドーザーが迫ってくるような感覚に近いのです。

動物病院

猫を病院に連れて行くのも一苦労、と言う方も多いのではないでしょうか。動物病院に着くまでの道のりは、猫が苦手と思うことも多くあります。

キャリーケースに入れられるときに抱っこされて拘束される感覚や、知らない外や車のにおい、キャリーの揺れなど、様々なものがストレスなのです。さらに病院は、痛みを伴う治療や拘束される場所と猫も認識しています。家とは違うにおいも、猫は敏感に感じ取るのです。

爪切り、シャンプー

爪切やシャンプーも、猫にとっては苦手なこと。爪を切る時に体を拘束される、以前に爪切りで痛い思いをしたことを思い出すなど、猫にはかなりのストレスです。

さらに水に濡れることを嫌う猫にとって、シャンプーもストレスになります。爪切りも一度に全部切らずに少しずつ切る、シャンプーも濡らさずにすむシャンプータオルを使うなどの工夫をしてみましょう。

来客

猫の中には、飼い主以外の人間を怖がるという猫も少なくはありません。知らない人が部屋の中に入ってくることは、縄張りを荒らされるように思うためストレスになるのです。

また、知らない人の声やにおいなど猫にとっては初めてのこと。知らない相手に猫は強いストレスを感じます。そのため、中にはチャイムが鳴るとパニックになる猫も…。猫がチャイム音と来客を結び付けて記憶しているからなのです。

乗り物

部屋の生活音は一般的に40~50デシベルほどです。それに対して、バスや新幹線、地下鉄の車内は70デシベル、飛行機の機内は80デシベルあります。

聴覚が優れた猫は20デシベルの音(木の葉のすれ合う音)を聞き分けることができるため、乗り物の音はとても大きく、ストレスの原因にもなるのです。

子ども

多くの猫は子どもが苦手。子どもの足音や大きな音、視線や予測不可能な動き、いきなり触られたり、しっぽを掴まれたり、じっと見られたりと、猫にとっては怖い存在なのです。

特に、小さい子どもが居る家庭では猫がストレスにならないように注意してくださいね。

ストレスで病気を引き起こすことも

白猫と医者

猫はストレスから、病気を引き起こすことがあります。ストレスは猫の免疫力を低下させ、胃腸や皮膚にも悪い影響を与えるのです。そこで、ストレスからなる病気を確認してみてください。

猫風邪

猫風邪は鼻水、くしゃみ、食欲不振、結膜炎、発熱などを引き起こす病気です。きちんと治療をすることで完治します。

猫風邪は免疫力が低下することで感染しやすくなります。ストレスがかかると免疫力が低下すため、注意が必要です。

胃腸症状

猫は強いストレスから嘔吐を繰り返すことがあります。これは、ストレスによって胃酸が多くなるからです。

また、食欲不振や下痢などをひきおこすこともあります。症状がひどくなると脱水症状を引き起こすので、早めに受診するようにしましょう。

膀胱炎

トイレに何度も行くのにおしっこが出ていないというときは、膀胱炎かもしれません。ストレスからくる膀胱炎は「突発性膀胱炎」と言われ、原因が分からないことも多くあるのです。

比較的若い猫に見られ、自然治癒と再発を繰り返します。このような症状が現れたら、猫の周りにストレスがないかどうか考えてみてください。

脱毛症、皮膚炎

猫はストレスを感じると、グルーミングをして気持ちを落ち着かせようとします。同じ部分をグルーミングすることで、脱毛症や皮膚炎になることも…。

まとめ

私たちの生活の中には、猫にとってストレスになる事柄が多くあります。もし、今回ご紹介した症状が愛猫に現れたら、何かしらのストレスを抱えているのかもしれません。

掃除機をかけるときに別の部屋へ移してあげる、来客が来ても隠れる場所を確保しておくなど、猫の性格に応じて対応してあげてくださいね。

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