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飼い猫に遺産相続はできる?もしもの時に備えよう!

札束と印鑑

猫ブームで年々猫の飼育数は右肩上がりです。若い人だけでなく、今では高齢の方も猫を飼っているという人が増えてきました。散歩もいらず室内で飼える猫は、高齢の方にも飼いやすいペットです。

しかし猫の寿命は平均で16歳。高齢で猫を飼うと、最悪の場合猫を残して亡くなってしまう可能性もあります。中には将来のことを考えて、飼っている愛猫に遺産を相続させたいと考える人もいるかもしれません。

そこで今回は、愛猫に遺産相続ができるのかご紹介します。

猫に遺産相続させることは可能なのか?

考える老人

最近では『終活』を意識する人も増え、エンディングノートを用意しているという人も多くいます。エンディングノートは自分に「もしも」のことがあった時のために、伝えておきたいことをまとめておくノートのことです。

中にはエンディングノートに、「愛猫に遺産を残したい」と書き記している人もいるかもしれません。とは言え、猫に遺産相続をすることは可能なのでしょうか?

結論から言えば、猫に遺産を相続させることはできません。法律上ペットは『物』扱いとなり、財産を相続するための権利義務はないのです。もちろん猫だけでなく、犬やうさぎなど他の動物も同じ扱いになります。

ただし、全く方法が無いわけではありません。以下でその方法について解説します。

猫に遺産を相続させる方法

遺言を書く夫婦

猫に直接遺産を相続させることはできませんが、遺言で猫の世話をしてくれる人に財産を贈ることは可能です。

負担付遺贈

『負担付遺贈』とは、財産を贈る代わりにペットの面倒を見てもらうことを遺言書に託すことです。ただし『負担付遺贈』は遺産を受け取る側の合意が無くても、遺言者が一方的に遺言書を作成できてしまいます。

そのため受贈者が遺贈の放棄をすれば、猫も飼育してもらえないということになるのです。自分の死後に猫をきちんと飼育してもらうためにも『負担付遺贈』をする場合は、事前に遺産を受け取る人に合意を取っておくと安心です。

また中には、遺産だけをもらって猫の飼育を放棄するという人もいるかもしれません。飼育放棄をした場合、遺産は返す必要があります。遺言書の中には面倒を見ているかどうかをチェックする人、『遺言執行者』を指定しておくことも大切です。

負担付死因贈与契約

『負担付死因贈与契約』とは、飼い主(贈与者)とペットを見る人(受贈者)の両者が合意をして生前に契約書を交わす方法です。これは飼い主が亡くなった後から効力が生ずる贈与で、両方が合意することでペットの飼育放棄を防ぐことができます。

もちろん、誰に頼むかもきちんと考えなければなりません。家族以外の方に頼む場合、法定相続人(子どもや配偶者など)が最低限相続できる財産よりも多くなるとトラブルになることもあるため、配分についてはきちんと考える必要があります。

ペット信託

『ペット信託』はあらかじめ財産の管理を信頼できる人や団体に託し、自分がペットを適切に飼うことができなくなってしまったときに、財産から新しい飼い主に飼育費が支払われるシステムです。

『負担付遺贈』などとは違って、飼い主が生きていても利用できるという点と、ペットのお世話に強制力と監視力をつけることができるという点が最大のメリットなります。

また飼育に当たり「こうして欲しい」という飼育方法を条件にできるのも特徴です。しかし最大の難点が、ペットの飼育を誰にお願いするかという点。

飼育方法を条件に入れている場合、希望通りの飼育をおこなわなければならず、きちんと最期まで飼育してもらえる人に託さなければなりません。さらに途中でペットの飼育費が足りなくなることのないように、余裕をもった費用の見積もりも必要となります。

高齢者飼い主が猫のためにできること

黒い猫

高齢になってからペットを飼うということは、自分に何かあったときのことをきちんと考えておかなければなりません。そこで、高齢者飼い主が愛猫のためにできることを考えてみてください。

今後の猫の飼育費用を計算しておく

猫の飼育費用がどれだけかかるのか計算してみてください。1か月の費用×12カ月で1年間にかかる飼育費用がわかります。さらにエサやトイレの砂以外にも、医療費なども考慮しなければなりません。

猫の平均寿命は16年ですが、中には20年近く生きる猫もいるので多めの飼育費用で計算します。『負担付遺贈』や『ペット信託』をお願いする場合、計算した飼育費用よりも多めに残しておくと安心です。

何かあったときの飼育者を探しておく

自分に何かあったときのために、飼育後継人を探しておいてください。「何かあっても家族がペットの面倒を見てくれるだろう」という安易な考えでいると、最悪の場合ペットの行き場がなくなってしまうこともあるのです。

きちんと飼育後継人になってくれるかどうか、飼い主が元気なうちに意思確認をしておくことをおすすめします。飼育後継人が見つからないという場合は、高齢ペットを世話してくれる『ペットホーム』などに当たってみるのも方法です。

飼育方法をまとめておく

猫の性格や飼育方法など、猫のこともきちんとノートにまとめておきましょう。猫の好きなこと、苦手なこと、性格や食べているフード、持病、かかりつけの病院名などです。飼育後継人になった人が猫の飼育に困らないようにまとめておきます。

猫の幸せのためにも、新しい飼い主にきちんと愛猫のことを知ってもらうためにまとめてみてください。

まとめ

ブラッシングする猫

60歳を過ぎたらそろそろ『終活』を考える人もいるかもしれません。もしものときのために、残された家族が困らないように自分の身の周りの整理をおこなうことが『終活』です。

もちろん『終活』は物の整理や財産だけでなく、現在飼っているペットの将来も考えておかなければなりません。飼い主の死後にペットの行き場がなく、多くの猫や犬が保護センターや保健所に連れてこられています。

かわいがっていた猫たちが、自分の死後も幸せに暮らせるための準備はきちんとしてあげてくださいね。

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