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猫の睡眠時間は何時間は理想?猫がよく寝る理由

昼寝する猫

猫を見ていると、「いつものんびり昼寝をしていていいな」と思うことがありませんか?我が家の猫は朝起きてご飯を食べ、トイレに行って、家族を玄関で見送ってしばらくするとお気に入りの猫用ベッドで昼寝を始めます。

午前10時ごろから午後2時30分ごろまで、ほとんど同じ場所で過ごしている我が家の愛猫。生まれ変わったら飼い猫になりたい…、なんて思ったこともありました。何時間寝ても、またしばらくすると丸くなって目を瞑っている猫。いったい1日どれだけ寝れば気が済むのか、不思議に思う人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、誰もが思うちょっとした疑問『猫の睡眠』についてご紹介します。

猫が良く寝るのはなぜ?

昼寝する猫

猫は肉食動物です。実は肉食動物は草食動物よりも、睡眠時間が長いことが分かっています。草食動物は体に必要な窒素やカロリーを摂取するため、生活の大半を「草を食べる」という行為に費やさなければなりません。

しかし高カロリーな食事をしている肉食動物は、一度食事をすればしばらく何も食べなくても平気です。さらに狩りがいつも成功するとは限らないため、何日もエサにありつけないこともめずらしくはありません。

そのため余った時間は睡眠に当て、次の狩りに備えているとされています。そんな昔ながらの野生の習性が、人間に飼われるようになっても残っているのです。

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猫の睡眠は人間とは質が違う

あくびする猫

猫の睡眠時間は人間よりも長く、1日のうちの約3分の2は寝ています。子猫で約19時間、成猫で約14時間、人間と比べると2倍以上寝ている計算ですよね。

しかし猫は、寝ていてもほとんど熟睡はしていません。猫が寝ているときにそっと近づいてみると、パッと起き上がったということがありませんか。私たち人間は、レム睡眠(浅い眠り)20%とノンレム睡眠(深い眠り)80%を交互におこないますが、猫は人間とは反対でレム睡眠80%、ノンレム睡眠20%と言われています。

これは自然界ではいつ外敵に襲われるか分からないため、常に逃げられる準備をしておく必要があるためです。成猫であれば1日14時間の睡眠のうち、しっかりと寝ているノンレム睡眠は約3時間程度ということになります。

また私たち人間は夜にしっかりと睡眠を取って日中は活動をおこないますが、猫は104分サイクル(起きている時間26分、寝ている時間78分)でこまめに睡眠をとるという特徴を持っているようです。

猫の睡眠の質を高めるためには

スヤスヤ寝る猫

猫の睡眠の質を高めることは長寿にも繋がります。そこで猫が安心して寝られるように、寝る場所にも配慮してあげてみてください。

閉鎖的な場所

猫は狭い場所が大好き。段ボールや押し入れの隅など、「そんなに狭い場所で窮屈では?」と思う所に入っていることがありますよね。閉鎖的な空間は、外敵からも溝守ることができる猫にとっては、落ち着く場所なのです。

落ち着く場所だと猫もリラックスして寝ることができます。そこで、家にある段ボールや箱などをベッドにしてみるのも良いかもしれません。

暖かい窓際

我が家の猫は窓から外を眺めるのが日課です。日当たりが良い窓辺は、外を見るだけでなく絶好のお昼寝場所にもなっています。我が家だけでなく、近所の猫ちゃんも天気が良い日は窓辺から外を眺めている姿を良く目にします。

猫は22度前後の気温を好むため、日が当たる暖かい窓辺にベッドを置いてあげてみてください。よろこんでベッドに入るはずです。ただし夏場は温度が上がり過ぎるので、レースのカーテンなどで直射日光を遮るなど工夫する必要があります。

薄暗い場所

猫は狭い場所と同じくらい、薄暗い場所も大好きです。光の刺激が強い場所よりも、適度に暗い場所を好みます。たまに猫が前足で顔を隠して寝ていたり、ごめんなさいのポーズの様に寝ていることがありませんか?

それは、光が眩しいために目を覆っていると考えられています。猫が安心して寝られるように、薄暗い場所に寝床を置いてみてください。

寝方でわかる猫の気持ち

猫は寝方によって気持ちを知ることができます。もちろん猫の性格や個体差があるものの、「こんな姿で寝るの?」と無防備な寝方の猫ちゃんも少なくはありません。そこで、寝方からわかる猫の気持ちを見てみましょう。

丸くなって寝ている

黒い猫

猫が丸くなって寝ているときは、強い警戒心があるときです。また、気温が低い(13度以下)のときも猫は体温を逃がさないように丸くなって寝ます。このとき、猫に近づくと「パッ」と顔を上げることが良くあるはず。

お腹を隠して寝ているとき、「香箱座り」と呼ばれる足を体の下に折り畳んだ状態で寝ているときは、眠りが浅い状態です。

横向きで寝る

横向きで寝る黒猫

我が家の猫はよく横向きで寝ています。完全ではないもののお腹を見せているときは、少しリラックスしている状態です。

また気温が15度から22度の暖かいときにもこのように寝る猫ちゃんが多くいます。足の裏が地面に付いていないということは、すぐに動ける状態になくてもよいときです。

お腹を上にして寝る

お腹を出して寝る猫

動物の弱点であるお腹を上にして寝ているときは、完全にリラックスモード。

気温が高くなり22度以上になると、お腹を上にして寝る子もいます。ただし警戒心が強い野良猫の場合、お腹を上にして寝ることはほとんどありません。お腹を出して寝られるのは、飼い猫の特権かもしれませんね。

まとめ

猫は私たち人間の2倍以上の睡眠を取りますが、そのほとんどの時間は浅い眠りです。しかし飼い猫の中には、熟睡している時間が長い猫もいます。それは寝ているときに危険な目に遭うリスクがなく安心しきっている証拠なのです。

もちろん性格や個体差によっても寝相や睡眠時間は異なるため、全ての飼い猫に当てはまるわけではありません。とはいえ、少しでも質の良い睡眠をとることで猫も長生きに繋がります。家の中で猫が安心して寝られる場所を確保してあげてみてください。

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