1. ホーム
  2. 飼い方
  3. ≫冬に猫が感じるストレス@辛いのは寒さだけではありません!
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

冬に猫が感じるストレス@辛いのは寒さだけではありません!

もうすぐ冬本番です。今年は暖冬とは言え、それなりの寒さは覚悟しなければなりません。私が住んでいる地域も冬は雪が降り、部屋の中でもかなり寒さを感じます。

寒さに弱い猫には人間以上にストレスに感じているかもしれません。また、冬は年末年始とイベントも盛りだくさん。私たちにとっては楽しみが多い冬も、猫にとってはストレスをため込みやすい季節でもあるのです。そこで今回は、冬が猫に与えるストレスについてご紹介します。
【参考】室内飼い猫の防寒対策@猫ちゃんの冬支度を始めよう!

寒さ対策をしていても要注意

猫は寒さが苦手なので、冬対策をばっちりしている飼い主さんも多いのではないでしょうか。しかし、その寒さ対策が反対に猫にストレスを与えていることもあるのです。

部屋の温度が高くなりすぎていませんか

猫が寒がるからと部屋の温度を高くしていませんか?冷房の温度設定は28度が理想ですが、暖房で28度は暑すぎます。猫が快適と感じる温度は大体22度~24度くらいなので、部屋の温度が高くなりすぎないようにしましょう。

猫は暑くなると涼しさを求めて移動するものの、部屋が閉め切っていたり、どの部屋も暑いとなると猫もストレスになります。暖房が効いた部屋と、少し涼しい部屋を猫が行き来できるようにしてみてください。

こたつの中の猫に注意して

歌にも「猫はこたつで丸くなる」とありますが、猫は暖かいこたつが大好き。しかし、こたつに猫が入っていることを気が付かないで猫を蹴ってしまうこともあるかもしれません。

こたつでくつろいでいる猫からすれば、昼寝の邪魔をされて良い気はしません。頻繁に人の出入りがあるのも猫にとってはストレスになります。こたつに入る前は猫を蹴る位置にいないかどうか確認をする、こたつ以外に猫が暖かくくつろげる場所をつくるようにしてみてください。

多頭飼いの寒さ対策も考えよう

多頭飼いの猫ちゃんの場合、暖房器具の取り合いをすることがあります。猫にとってケンカ自体がストレスですし、ケンカに負けて寒い場所に追いやられた猫ちゃんもまたストレスがかかります。

暖房器具の取り合いにならないために、部屋全体を温めるエアコンや面が広いホットカーペットなどを使って対策してみてください。

スポンサーリンク

年末年始はストレスが増す

年末年始は何かとイベントが盛りだくさん。私たちには楽しいイベントも、猫にとってはストレスを感じやすい季節なのです。

イベントでのストレス

冬の一大イベントと言えばクリスマスやお正月です。今からいろいろと計画を練っている人も多いのではないでしょうか。そんな楽しいイベントも猫にとってはストレスと感じているのです。猫は普段見慣れないものや人に警戒します。

クリスマスツリーや部屋の飾り、サンタの衣装や多くの来客で猫は落ち着くことができません。できれば落ち着ける別室を用意してあげてください。別室を用意することが難しい時は来客に、「猫をそっとしておいてね」と伝えておくのも方法です。また、クリスマスグッズやお正月グッズなど、猫が誤飲してしまう危険もあるため注意しましょう。

大掃除でのストレス

年末に向けて大掃除をする場合も注意が必要です。掃除機の大きな音や部屋の模様替えは猫にとっては大きなストレスになります。さらに、汚れた猫のおもちゃやベッド、毛布などをきれいに洗濯する飼い主さんもいるのではないでしょうか。

使い慣れていたものを洗うと、自分の匂いがなくなり不安になる猫ちゃんも少なくはありません。大掃除も一気に行わず、「今日はリビング」「明日は寝室」など何日かに分けて掃除をしてみてください。

帰省や旅行のストレス

年末・年始に旅行や帰省をする人も多いはずです。中には「猫だけお留守番はかわいそう」「長期間だから」と猫を連れて行く人いるのではないでしょうか。

猫は環境の変化に弱いため、帰省や旅行の移動にストレスを感じてしまいます。2泊程度であれば猫だけでお留守番させることは可能です。また、ペットシッターさんに来てもらってお世話してもらう方法もあります。

猫がストレスにならないためには

(写真:181121_寒さだけではない!冬が猫に与えるストレス【01】)

冬は寒さだけでなく猫にとってストレスになることがたくさんあります。特に年末年始は人の出入りが多くなるため、猫も環境の変化に戸惑うようです。そこで、少しでも猫がストレスをためないように飼い主が工夫をしてあげてください。

■冬を乗り切る5箇条

  • 1.猫が安心できる場所を作っておく
  • 2.猫のペースを崩さない
  • 3.室内の温度を上げすぎず、寒すぎず
  • 4.誤飲に注意
  • 5.急激な環境の変化はストレスの元

猫の性格によってストレスの感じ方は異なりますが、ストレスがたまると問題行動を起こすだけでなく、病気発症の恐れにもつながります。猫ちゃんの性格なども考慮して、愛猫がストレスをためないように心がけてみてください。

まとめ

多少のストレスであればそれほど問題ではありません。しかし、ストレスが蓄積され許容範囲を超えてしまうと猫も体調を壊してしまいます。ちなみに、義実家の猫は年末に子どもたちが毎日遊びに行ったことでストレスになったのか、10円禿ができたことがあります。

獣医さんに連れて行くと「ストレスからくるものです」とのことでした。寒い冬、寒さはもちろんですがその他のストレス要因を知って、元気に冬を乗り越えてくださいね。

スポンサーリンク

記事が参考になりましたら、ぜひシェアをお願いします。