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猫が環境の変化を嫌う理由@ストレスの原因になるの要注意!

「犬は人に付き、猫は家に付く」という言葉を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。猫は引っ越しや外出、部屋の模様替えなど環境の変化を嫌う動物です。

中には新しい家に引っ越したら猫が家出して、元の家に戻っていた…なんてエピソードもあるくらいです。新しい環境に慣れるまでに時間がかかり、中には環境の変化がストレスになり食欲不振や体調不良をおこす猫ちゃんも珍しくはありません。

では、なぜ猫は環境の変化を嫌うのでしょうか。今回は猫と環境の変化の関係についてご紹介いたします。
【参考】生活の中に潜む猫のストレス@こんなもの原因になる?

猫が環境の変化を嫌う理由

猫が環境の変化を嫌う理由はいくつかあるようです。まずは、その理由を見てみましょう。

行動範囲が狭いから

猫の行動範囲は犬と比べるとかなり狭いと言われています。メス猫で600メートル程度、オス猫はテリトリーを獲るために遠くまで足を延ばしますが、一度テリトリーが決まれば半径200メートル以内のテリトリーの中で暮らすのです。

獲物を捕まえて移動する肉食動物や草食動物だと数十キロから数百キロですが、それから比べるとかなり狭い範囲で生活をしていることになります。そのため新しい環境へ飛び込むことが少ない猫は、大きな環境の変化を嫌う傾向があるのです。

匂いに敏感だから

猫はお互いの存在を匂いによって気持ちを伝え合っています。相手の猫の気持ちや発情の有無などを匂いから判断することができるのです。

さらに私たち人間はお互いのことを覚える時に顔と名前で相手を認識しますが、猫は匂いでお互いを識別していると言われています。そのため、知らない匂いが複数存在する新しい環境は、猫にとっては大きな不安になるのです。

前頭葉が小さいから

猫の前頭葉は3.5%程度と言われています。人で29%、犬では7%なので、猫はかなり前頭葉が小さいということが分かります。この前頭葉は、計画を立てたり、順調に作業を進めたり、計画をスムーズに変更する能力に関係している部分です。

その前頭葉の働きが少ない猫は、「新しい環境に適応しにくい」もしくは「時間がかかる」原因になっているのではないかと考えられているのです。

猫がストレスに感じる環境の変化

猫は環境の変化を感じやすい生き物です。そこで、猫の身の回りでよくある環境の変化を確認してみましょう。

病院に行く

猫を病院へ連れて行くことが必ずあるはずです。病気やケガだけでなく、定期検診や予防接種など1年に1回は必ず訪れる場所ではないでしょうか。

しかし、猫はこの病院へ行くことも大嫌いです。知らない場所、知らない猫や犬の匂い、知らない人に触られる…。かといって連れて行かないわけにはいきません。

猫のストレスが少しでもかからない様に、キャリーに布をかぶせて外が見えないようにする、猫の匂いの付いた布をキャリーに入れるなどの工夫をしてみてください。

ペットホテルに預ける

ペットホテルの病院と同じで、知らない場所で知らないペットの匂い。とてもストレスを感じる場所の一つです。家を留守にする日数にもよりますが、1泊ならエサと水、トイレを多めに用意してお家でお留守番をしてもらうのも方法です。

また、環境を変えずにペットシッターさんに猫のお世話をお願いする方法もあります。

新しい猫を迎える

新しい猫を迎えることも猫には大きな環境の変化です。猫にとって新入りは、自分のテリトリーに侵入してきた侵略者。

いきなりご対面をさせてもお互いがストレスになるだけです。新しい猫を迎えた時は、先住猫を優先して少しずつ猫たちの距離を縮めてみてください。

引っ越し

引っ越しは猫にとって、今まで築き上げてきた縄張りを失うことと同じです。さらに、引っ越しの時には多くの人の出入り、音なども猫にはストレスになります。

引っ越し作業中は、なるべく猫が落ち着ける場所に避難させてあげましょう。また、引っ越し先で猫が新しい環境に早くなれるように、猫が使っていた寝床やトイレなどのグッズ類は新調しないで新居に持ち込んであげてください。

来客

猫は知らない人が家に来ることもあまり好みません。自分のテリトリーに知らない人が入ってくることは、猫にとってはかなりのストレスになります。

家に来客があるときは、猫が逃げ隠れできる場所を作ってあげましょう。猫を来客に紹介したいと思うかもしれませんが、そこはグッとこらえて猫の気持ちを優先してあげてくださいね。

猫のストレスサインを見逃すな

猫は犬などと違って環境の変化には弱い動物と言われているものの、これも個体差はあります。我が家の黒猫は人間大好き、来客に興味津々と少し変わった性格をしているため、一般的な猫と比べると来客などに環境の変化に対してのストレスは小さいように感じます。

では、一般的に猫がストレスになるとどんなサインが現れるのでしょうか。

執拗なグルーミング

猫はストレスになると自分を落ち着かせようと執拗にグルーミングをおこないます。

過度なグルーミングは皮膚病や脱毛の原因にも…。同じ場所を何度も舐めて毛が抜けてきたというときは要注意。皮膚炎や毛が抜けてきたら、動物病院に相談するようにしてください。

食欲の低下

私たち人もストレスから食欲が落ちることがあります。それは猫も同じ。いつもよりも食欲がないなと感じたら、何かしらのストレスが考えられます。

病院へ行った後、来客が来た後などはしばらく猫ちゃんをそっと見守ってみてください。無理にご飯を食べさそうとしても返って逆効果です。

トイレの失敗

猫は不安を感じると自分の匂いで周囲を満たそうとします。そのため、トイレ以外の場所でおしっこをしたり、執拗にマーキングをする猫ちゃんもいるのです。

今まできちんとトイレでできていたのに、急にトイレを失敗するようになったときはストレスの原因がなかったかどうかを考えてみてください。

まとめ

猫は行動範囲の狭い動物です。そのため、大きな環境の変化を嫌います。「これくらいなら大丈夫だろう」と思っていても、猫にとっては大きなストレスになっていることもあるのです。

とは言え、引っ越しや病院に連れて行くなど、やむを得ない事情のときもあるはずです。そんな時はなるべく猫にストレスを与えないように、猫の匂いがついたものをキャリーに入れる、外が見えないようにするなどの工夫をしてみてくださいね。

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