猫の柄と特徴@こんなにたくさんあるって知ってましたか?
我が家には現在3匹の猫がいます。黒、白黒ハチワレ、灰白ハチワレです。さらに、私の実家にはキジトラ、チャトラ、黒猫がいます。同じ兄弟でも猫の柄は異なり、その種類はかなりの数です。
一見同じような色や柄でも呼び方が異なることをご存知でしょうか。中には「なんだか変わった模様の猫だな」と思う子もいるはずです。そこで今回は、猫の柄と特徴をご紹介いたします。皆さんの愛猫の柄もぜひ確認してみてください。
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猫の毛の種類は多種多様
猫の毛の種類や模様は多種多頭です。単色の猫もいれば、いくつかの色が混ざっている猫、さらに様々な模様が混ざり合った猫もいますよね。変わった模様や色があるのもMix猫の魅力の一つではないでしょうか。一般的に猫が柄・模様は以下のように分類されます。
■ベースとなる毛色のパターン
- 白
- 黒
- グレー
- 茶トラ
- キジトラ
- サバトラ
- ミケ
- サビ
■柄のパターン
- 全身模様
- 白混ざり
- トビ柄(柄が少ない)
- 薄模様
ベースとなる毛色パターン8種類と、柄パターン4種類が組み合わさって24種類となるのです。
猫の柄と特徴を知ろう
猫の毛は毛の色と柄とで組み合わされています。そこで、日本に多い猫の柄と特徴を確認してみましょう。(単色は除く)
キジトラ
キジトラは、鳥のキジ(メス)とトラ模様が混ざった毛です。ベースカラーは茶色で、そこに黒い毛色で縞模様が入っています。
額にMの字があるのも特徴で、英語では「ブランウンビター(茶色に縞模様がある猫)」と呼ばれています。日本でも多くいる種類です。また、キジトラに白が入った猫は「キジトラ白」と呼ばれています。
サバトラ
サバトラは明るい灰色の被毛に黒の縞模様がある猫です。サバトラのサバとは、魚の鯖の色に似ていることに由来しています。一見、「アメリカンショートヘア」と似ているように思うものの、実は柄が異なるのです。
アメリカンショートヘアの模様は太めの渦巻き状の模様で、サバトラは縦模様と大きな違いがあります。
茶トラ
茶トラは濃いオレンジ色の縞模様が入った猫です。オレンジ色の毛並みを作る遺伝子の染色体の関係から、茶トラ猫の約8割はオスが生まれてくるといわれています。
メスよりもオスの方が骨格もがっしりするため、他の猫と比べて「茶トラは大きい」と言われるのもそのためなのです。
白黒
白黒はその名の通り、白と黒の被毛で覆われた猫のことです。
白黒猫の柄によって呼ばれる名前が異なります。白地に黒の斑点がある「黒ぶち猫」、白と黒の被毛カラーのバランスがタキシードを着ているように見えるのが「タキシードキャット」、白地に模様が「八」の字に見える「白黒ハチワレ」などです。
三毛
三毛猫は「白」「黒」「茶」の三色が入った猫で99%がメス猫です。これは染色体の遺伝の関係で、オスの猫にはオレンジと黒の毛が同時に生えてこないためだと言われています。
三毛猫は日本ではポピュラーな毛色とされていますが、海外ではあまり見られません。そのため、珍しい柄として人気がある猫なのです。
サビ
サビ猫とは黒と赤のモザイク模様の被毛を持つ雑種の猫のことです。
その様子が赤茶色の錆びの色に似ていることから、サビ猫と呼ばれるようになりました。サビ猫も三毛猫と同じようにほとんどがメス猫です。
兄弟でも被毛が違う
我が家には現在3匹の猫がいますが、みんな毛色が異なります。兄弟であっても全く異なる毛色や模様の猫が生まれることも珍しくはありません。では、なぜ兄弟や姉妹であっても毛の色や模様が異なるのでしょうか。
実は猫は一度の排卵で複数の卵子を排卵します。猫の場合、複数の卵子が排卵されて複数の精子と受精するため、多くの子猫が生まれるのです。
さらに猫は一定の期間に規則正しく排卵するわけではなく、交尾をしたときにだけ排卵するため、お母さんは同じでも父親が違うということも良くあります。そのため、兄弟や姉妹であっても全く毛の色が違う子が生まれるのです。
我が家で保護した猫達はお母さんが三毛猫ですが、黒、茶トラ、白黒ハチワレ、サバトラ白と同じ毛色の猫は一匹もいません。さらに、実家にいる猫は母親がキジトラなのに、子どもは茶トラと黒猫です。
まとめ
猫は他の動物と比べると毛の色や柄のバリエーションが多く、とても魅力的があります。中には年齢が上がるにつれて、被毛の色や柄が変わる子もいるのです。
以前飼っていた猫は子猫のとき、しっぽ以外は白だったのですが、年齢が上がるにつれてうっすらとグレーのトラ模様が目立つようになってきました。これも猫にはよくあること。
とは言え、猫の毛の色や模様で性格も異なると言われていますが、どんな柄や色でもかわいさは変わりませんよね。