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猫の鳴き声で気持ちがわかる@嬉しい・楽しいの感情を表現する

猫の鳴き声と言えば、定番は「ニャー」ですね。アメリカやフランスでは「ミャウ」、おとなりの中国では「ミャオ」、韓国では「ヤオン」と言うそうです。国によって鳴き声の表現も様々です。

鳴き声は人の声と同じように猫によっても千差万別です。貫禄のあるボス猫のような風格なのにとっても可愛らしい声で鳴く子、スレンダーな美人さんなのにパンチの効いた嗄れ声の子などなど、それぞれ個性があって楽しいですよね。

猫の鳴き声は人間の言葉とは若干違いますが、鳴き声によって何らかの気持ちを表していることは確かです。他の猫や飼い主さんに伝えたいことを鳴き声で表現しているのです。

つまり、猫の鳴き声を的確に理解できるようになれば、より猫ちゃんとのコミュニケーションが量れるようになるということです!

そこで今回は、猫の鳴き声を大まかに分類し、それぞれの鳴き声から猫の気持ちを探ってみましょう!

猫の鳴き声のいろいろ

猫が鳴き声で伝えたいことは、大きく次のようにわけることができるようです。「嬉しい・楽しい」などの喜びの気持ちを表す声。「お腹が空いた・トイレを掃除して」など要求を伝える声。

「威嚇・恐怖」など、脅威を遠ざけたい時の声。パートナーを求めて鳴く、発情期の声などです。

嬉しい・楽しい・幸せの感情を表す声

「ゴロゴロ」と喉の奥から聞こえてくる声。この声は猫が満足しているときの声として有名ですね。母猫のおっぱいを飲む子猫や、気持ちよく撫でられているときどによく聞くことができる声です。

満足や幸せの気持ちを表しています。また、「ニャッ」とか「ニャニャッ」などの短い鳴き声は軽い挨拶と言われ、にゃんこのご機嫌な気持ちを表しています。

ところで、満足・幸せな気持ちの代表的な声である「ゴロゴロ」という声は、パニックに陥ったときや、臨終の間際などにも発せられるという報告があるようです。

また、骨の細胞を活性化する効果があるという研究結果もあるそうで、可能性を秘めた、未だ謎の多い鳴き声なのです。どのように解釈するかは、その時の状況で検討する必要があるでしょう。

何らかの要求の声

「ニャーン」「ニャーオ」という、はっきりと大きな声は、何らかの要求を表していると考えます。「お腹がすいた。ご飯頂戴!」や「トイレしたよ。片付けて!」などですね。

飼い主さんの姿が見えず、不安になってこのように鳴く場合もあります。「どこ行ったの?寂しいよ!」といった感じでしょうか?鳴いている場所や直前の行動から何を要求しているのかを察し、できることは満たしてあげましょう。

たまに、鳴いている様子なのに声を出さない「サイレント・ミャウ」といわれる仕草をすることがあります。これも要求を伝えていると解釈される場合が多いようですが、はっきりと鳴く場合と比較するとごく控えめな要求、またはあきらめ半分の要求と考えられています。

猫が「こりゃ言っても無理かにゃ?」と思いながら鳴いているとすれば、とても面白いですね!

威嚇・恐怖を表す声

鼻の頭にしわを寄せて「シャーッ!」、お腹の底から響くような「ウゥーッ!」という唸り声は、敵対する対象や、恐怖を感じる対象に対しての威嚇を表しています。

飼い主さんに対してこのように鳴くことは極めてまれだと思いますが、保護してすぐの子など環境に慣れていない猫は、恐怖のあまり誰に対しても「シャア―!」「フーッ!」と威嚇することもしばしばです。

このような場合は興奮していますので、落ち着くまでそっとしておいてあげましょう。

発情期の声

メス猫は年に3~4回の発情期を迎えます。主に日照時間が長くなる時期、暖かくなる時期に多い発情期ですが、この時の鳴き声は「アオーン」というかなり大きな声になります。

メス猫が発情したことを知らせるために大声で鳴き、それをキャッチしたオス猫がまた大声で鳴いて知らせるのです。この時期、飼い主さんは眠れぬ夜を強いられるわけで、猫の恋の季節に付き合うのも楽ではありません!

発情期の鳴き声問題は、去勢または不妊の手術することにより解決できます。もし子供を望まないのであれば、獣医さんと相談して適切な時期に去勢または不妊の手術を検討しましょう。
【参考】猫の去勢時期と手順@費用の相場やメリット・デメリットも解説

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まとめ

言葉を持たない猫にとって、鳴き声で何かを伝えるということは生きていくことそのものです。我が家のにゃんこは生後数週間のところを保護した迷い猫です。

保護するまでの三日間、人に捕まるのを避けながら母猫を求めて大きな声で鳴き続けていていました。鳴き声が途切れ、心配になって周囲を探したところ、疲れ果てた様子で物陰に隠れるように眠っていました。

保護した時は片手の平に乗るくらいの小さな小さな体で、よく三日もの間、あんなに大きな声で鳴けたものだと感心するやら、可哀そうになるやら…。

フワフワの暖かい塊を手の平で包んで家に連れて帰ったのでした。今ではすっかり大きくなり、その体の割りに小さなハスキーボイスの彼ですが、子猫の頃、あの大きな声で鳴くことがなければ今の彼はここにいないことを想うと、とても感慨深いものがあります。

今回は猫の鳴き声から、猫の気持ちを探ってみました。にゃんこが鳴くとき、そこにはそれなりの「理由」があります。何を求めているのか、飼い主さんはしっかりと汲み取ってあげましょうね!

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