猫を家に迎えた初日にやるべきこと@最適な時間や用意しておくもの
近年猫を飼い人も多く、今では猫の飼育数は犬の飼育数を上回っているくらいです。そんな中、今から新しい猫を迎えようと考えている人もいるのではないでしょうか?
猫を迎えるために必要な道具を色々と揃えたり、飼い方の本を読んだりと準備を進めるはずです。やってくる猫を楽しみに、猫を抱っこしたい、一緒に寝てみたい、かわいい猫と遊びたいと楽しいイメージも膨らみますよね。
しかし、猫を迎える日は猫ちゃんの気持ちになってあげてみてください。そこで今回は、猫を迎える初日にするべきことをご紹介いたします。
猫を迎える時間帯は?
「猫を迎えるのに時間帯なんてあるの?」と思うかもしれませんが、できれば午前中がおすすめです。慣れない環境で体調を壊したり、ウンチやおしっこが出ない、食事をしないなどということも考えられます。
午前中に猫を迎えると、何かあったときに動物病院に連れていきやすい、準備で忘れたものがあっても対応がしやすいなどのメリットがあります。また、夕方や夜だと飼い主が寝るまでの時間が短く、長い時間猫の様子を観察することができません。
少しでも新しい飼い主と家の環境に慣れてもらうためにも、できるだけ午前中に猫を迎えてあげてください。どうしても午前中に猫を迎えることができないというときは、午後の早い時間帯などで調整してみましょう。もちろん、それまでに必要最低限の猫ちゃんの生活用品は揃えておいてあげてくださいね。
ゲージを用意しておくと安心
猫もやってきた初日は、環境も変わるため緊張しています。できるだけ落ち着ける場所を用意してあげてください。
そこでおすすめなのが猫用のゲージです。猫の大きさにもよりますが、子猫だと2段以上、成猫なら3段以上あると良いでしょう。ゲージの中にトイレ、水皿・ベッド(敷物)を用意します。
ゲージの中では隠れる場所がないため、段ボールでベッドを作ってあげたり、しばらくは視界が遮られるように上段を布で覆ってあげるのも方法です。我が家でもゲージの上段が見えないように布をかぶせていました。しばらく猫が新しい家に慣れるまで、ゲージでご飯をあげてお世話してあげてください。
もし、ゲージを置く場所がない、用意ができないというときは猫部屋を用意してあげましょう。いきなり広い部屋に猫を開放してしまうと、狭い場所に隠れて出てこないこともあり、飼い主になれるまでに時間がかかってしまいます。
猫の部屋に段ボールなどで隠れる場所を作ってあげてください。特に成猫の場合は、環境に慣れるまでに時間がかかります。新しい環境にストレスに感じることもあるので、身を隠せる場所を作ることも大切です。
【参考】初めて猫を飼う@にゃんことの生活を楽しむための心得
そっと見守ろう
猫がやってきた日はうれしさのあまり、猫を構いたくなる気持ちもよくわかりますが、構いすぎると猫にとってはストレスになってしまいます。迎えた初日は猫のペースに合わせて、そっと見守ってあげましょう。
だからと言って、ほったらかしにするのではなく、猫の様子はこまめにチェックしておいてくださいね。
また猫を迎えてキャリーから出す時もなかなか外に出てこない猫ちゃんもいます。無理に外に出す必要はありません。少し離れた場所から様子を見て、猫ちゃんのタイミングで外に出てくるのを待ってください。警戒心が強い子でも、その場所が危険でないと分かれば必ず出てきてくれます。
猫の様子で注意する点
猫が新しい飼い主の家にやってくる日。飼い主にとっても猫にとっても試練の1日です。猫も緊張や環境の変化から、体調を壊してしまうこともあります。
さらに飼い主も「ちゃんとご飯食べるかな」「おしっこ、ウンチが出ているかな」と気になりますよね。基本、猫を迎えた当日はそっと見守ることが大切ですが、次のようなときは注意が必要です。
- ごはんをまったく食べない
- 排泄がない
- 下痢をしている
- 嘔吐を繰り返す
猫を迎えた初日は、緊張からエサも少ししか食べないこともあります。じっと見ていたり、飼い主がそばにいると怖くてエサの場所までいけない子もいるため、エサを置いたら猫から見えない場所にそっと移動してください。
たいていの場合、次の日の朝にはエサ入れがきれいになっているはずです。次の日もエサを食べないというときは、獣医さんに診てもらってください。
また猫の体調が一番わかるのがトイレです。家にやってきてしばらくトイレに行かないことはありますが、24時間以上排尿が無いと命に関わることがあります。下痢をしている、おしっこが出ていないときは早めに病院に受信しましょう。
まとめ
猫が家にやってくる日が決まると、その日が待ち遠しくなるものです。迎えた当日、かわいい猫を目の前に抱っこしたい、遊びたいと思うかもしれません。
しかし猫は新しい環境に緊張しています。迎えた日は猫のペースに合わせてあげましょう。少しずつ新しい家に慣れてもらって、猫との良い関係を築いてみてください。