一人暮らしでも猫が飼いたい!単身者が猫を飼うときの注意点
昨今の猫ブームで、猫を飼う人が増えてきました。猫は犬と違って散歩もいらず、室内で飼育ができるため多頭飼いする人も多くいます。そんな猫ブームで、猫を家族として迎えたいと考える人もいることでしょう。
中には一人暮らしをしているけれども、猫を飼いたいと思う人もいるはずです。もちろん、一人暮らしでも猫を飼うことはできます。しかし、しっかりと準備は必要です。
そこで今回は、一人暮らしで猫を飼うときの準備や注意点をご紹介します。
猫を飼う前に考えておくこと
猫は比較的飼いやすい動物です。しかし、かわいいだけでは飼うことはできません。まずは、猫を迎える前に考えてみてください。
猫を生涯きちんと飼育できるかどうか
猫の平均寿命は、完全室内飼いで約16年です。中にはそれ以上生きる猫も多くいます。そこで猫を飼う前に、最期まできちんと飼育できるかどうか考えてみてください。
就職、結婚、出産などで自分のライフスタイルも変わるかもしれません。猫は生き物です。きちんと最期まで命を預かる覚悟がありますか?
猫の飼育にかかる費用
猫の飼育費用も考えておきましょう。比較的費用がかからないとはいえ、月に3000円~5000円程度は必要となります。毎月かかるものとして、エサ代とトイレ代です。
それ以外にはワクチン、去勢・避妊手術代、病院代などが挙げられます。1匹を生涯飼育すると、だいたい100万円程度かかると思っておいてください。
もちろん、大きな病気や手術、高級なプレミアムキャットフードなどを与えた場合は、それ以上の飼育費がかかります。
【参考】猫を飼うための準備と必要な費用@初めて飼う方はチェック!
自分に何かあったときのことを考える
自分に何かあったときのことも考えておきましょう。そのため、猫の預け先を決めておくことも大切です。また、周りにも猫を飼っていることを伝えておきます。
「自分は若いから大丈夫」「今まで病気をしたことが無いから」と思っていても、何があるか分かりません。自分に何かあったときに、猫のお世話を託せる人を探しておくことも重要です。
一人暮らしで猫を飼うときの注意点
猫は一人暮らしにも飼いやすいからと言っても、エサと水を与えておけばよい訳ではありません。そこで、一人暮らしで猫を飼うときの注意点を確認してみてください。
ごはんの与え方
仕事の関係上、朝早くから夜遅くまで家を空ける人もいることでしょう。ご飯は基本、朝起きたときと帰宅してからの2回でOK。しかし、子猫の場合はもう少し回数を増やす必要があります。
そんな時は、自動餌供給機などを使ってみてください。できるだけ毎日、同じくらいの時間帯にエサをあげるようにしてあげます。
夜間診療の病院を探しておく
日中、どうしても猫を病院に連れていけないということもあるはずです。そんなときのために、夜間診療をしてくれる病院も探しておきましょう。
特に、猫を飼い始めた頃はワクチン接種や健康診断など、何かと病院にお世話になるものです。夜でも診察してくれる病院を見つけておくことで、何かあったときに安心できます。
戸締りをきっちりとしておく
猫はちょっとした隙間でも通れてしまいます。そのため、留守にする時は戸締りをきっちりしておいてください。特に風呂場やトイレは要注意。換気のために少し小窓を開けたままにしているという人も少なくはありません。
「まさかこんなところは通れないだろう」と甘く見ていると、帰ってから猫が居ないという事態に。
家にいるときは猫と遊んであげる
一人暮らしだと、猫の留守番時間も長くなるはずです。家に帰ったら10分程度は猫と遊んであげてください。特に子猫や年齢の若い猫は、体を動かすことでストレスを発散しています。猫とのスキンシップも飼い主の大切な役目です。
誤飲に注意
誤飲にも注意してください。猫は遊んでいる間に、間違って食べてしまうことがあります。輪ゴムや紐、ビニールなど、猫が食べると危険なものは手の届かない場所にきちんとしまっておきましょう。
生ごみなども要注意です。実は、我が家も猫を飼い始めた当初は何度もゴミ箱をやられました。触られたくないもの、壊れて困るものなどはなるべく隠すようにしてください。
猫を迎えよう
心の準備、飼育の準備ができたら、あとは猫を迎えるだけ。猫の迎え方は主に「ペットショップで購入する」「里親に募集する」「猫を保護する」の3つの方法です。
【参考】猫の飼うときの入手先はどこが良い?メリット・デメリットで比較
ペットショップで購入する
確実に自分の好みの猫を手に入れることができます。血統書付きの猫や、決まった品種の猫を飼いたいという人におすすめです。
ただし、費用もそれなりにかかります。猫の種類にもよりますが10万円~30万円程度はかかると思っておいてください。
里親に募集する
ある程度性格が分かっている、多くの中から自分に合った猫を選べる、費用が安いという点ではメリットです。
しかし譲渡条件が厳しいことも多く、中には「単身者不可」という項目も良く目にするため、希望する猫が必ずしも飼えるとは限りません。だからと言って諦めないでください。一人暮らしでも里親になることも可能です。
猫を保護する
保護猫と出会えるかは運命としか言えません。もちろん、猫を譲り受ける費用は一切かかりませんが、性格がわからない、病気を持っている可能性があるという点も考えられます。
もし猫を保護する機会があったら、運命の出会いだったと思ってパートナーに迎え入れてあげてください。
まとめ
一人暮らしでも猫を飼うことは可能です。しかし、迎える前にきちんと生涯飼育が可能かどうかを考えてみてください。将来ライフスタイルが変わっても、猫をきちんとお世話できるかどうかも大切です。
気持ちの準備が整ったら、焦らずに自分にあう猫ちゃんを探してみましょう。きっと良いパートナーが見つかるはずです。