隣のベランダに侵入して戻ってこれなくなった愛猫
我が家にいるネコのチロは、白いボディに耳と尻尾だけがブラウンの雑種の女の子です。
ネコでありながら、動物界の中でも上位に入るほどのお人好しの優しいネコで、しかもどことなく堀北真希に似た美猫。親ばかと言われてもしょうがないけれど、堀北真希さんにそっくりなんです。
飼い主の友人の家の庭で台風の夜に、母親ネコがカミナリの音に驚いて逃げてどこかへ行ってしまい、置いてけぼりになった4兄弟の中の1匹でした。
カリカリは食べないけどおやつのちゅーるは大好き
4匹はあまりにも多いからというので、一番人見知りしなかったチロが我が家にもらわれてきたのです。しかし、我が家に来た当初から、のどをゴロゴロ鳴らしてリラックスしてたので、肝の座った強者だと思います。
そんなチロも、もう8歳。我が家に来た当初からカリカリ(キャットフード)をメインにあげていたからか、あまり缶詰に興味がありません。しかし他のネコ達の間でも大絶賛という「ちゅーる(ささみ味)」だけは、毎日1本は欠かさず食べています※。
※ ちゅーる以外に猫に人気のおやつは次の記事でまとめていますので、興味のある方はご覧になってみてください。
【最新版】猫におすすめに市販おやつまとめ@我が家で好評のもの
隣のベランダへ侵入したときは大変だった
そんな穏やかそうなチロですが、今までで一番インパクトを残した事件があります。それは、隣のベランダに侵入した事件です。
我が家はマンション住まいで、チロは完璧なる家猫です。他のネコ達に比べるとワイルド感もなく、家だけで満足して暮らしているタイプです。
しかし、チロが3歳だったときのこと。夏場で網戸だけにして窓を開けてながら家の掃除をしていたある日、いつもなら掃除機を出すだけで「シャー!!」とわざわざ出てきて威嚇してくるはずのチロが、掃除機をかけてもどこにも見当たりません。
いつも住処としている押入れの中にも、猫ベッドの中にもいないのです。
これは…もしかして?とベランダの方を見ると、網戸はチロの横幅分ぐらいが空いていました。
ベランダに急いで飛び出しましたが、ベランダにもチロはいません。我が家は6階で、下には子どもがよく遊んでいる公園があります。ベランダには下の方に空間があり、チロならするりと通って落ちることもできるぐらいの幅です。
若干のパニックになりつつも、夏の真昼間に、私はチロの名前を叫びました。叫びつつベランダに置いてある全てのものをくまなく探すことに。
すると、若干遠いところでチロの声がしました。隣のベランダです。
首を伸ばして隣を見てみると、パニックになったチロが隣のベランダを右往左往していて、うろうろしつつプランターの植物をかじっていました。
下の公園にいる子どもたちからも注目を集める
おい!!と叫びたい衝動を抑えつつ、必死でチロをこちら側に呼び出すの私、部屋からいつものネズミがついたおもちゃをもってきたり、必死でアピールしました。
「チロ!こっち!!」と隣の人に気づかれない程度に声を張りながら呼びつづけました。気付けば下の公園には5人ぐらい子どもが集まってこちらを見ています。
チロも興奮しているのかまったくおもちゃに気づかず、しかも隣の網戸でツメを研ごうとしたりしています。とんだ馬鹿だ…と思いましたが、とにかくこちら側に来てもらうしかなく、ささみ肉を解凍しておびきよせてきたところで腕を掴んで無事捕獲しました。
すると、下の公園では子どもたちから歓声が湧きました^^;
そんな珍事件を起こしたチロと、これからも時々ぎょっと驚くことがあっても平和にのんびり過ごしていきたいです。