全然なついてくれなかった我が家の飼猫チンチラシルバー
我が家には1歳になるチンチラシルバーの雄猫がいます。名前は銀次と言い、普段は銀ちゃんやギンと呼んでいます。
洋猫だしもっとオシャレな名前にしたいと思っていたのですが、夫がこいつは自分の名前は銀次だと言っていると言い張るので、根負けして仕方なく銀次と名付けました。
しかし、今ではとても呼びやすくて気にいってるし、周りの皆も覚えやすくて可愛い名前だねと言ってくれます。
ギンの性格は普段はクールな感じなのですが、不意に甘えん坊な猫になり正にツンデレと言った感じの性格です。
ご飯はカリカリが主ですが、たまに猫缶をあげると猫が変わったように、グルグルと喉を鳴らして喜び、早く頂戴と催促してきます。
ギンはチンチラシルバーの特徴であるシルバーがかった白いフワフワの長毛と、緑色の美しい目が特徴のイケメン猫で、窓辺に佇む姿は本当に絵になります。親ばかならぬ猫バカな私ですが、時々ギンの姿を見つめてはうっとりとしてしまうほどです。
ギンとの出会いはペットショップ
ギンが我が家にやって来たのはま、だ1年前で記憶に新しいところです。ギンがやってくるまでは夫と幼稚園児の一人娘、そして9歳の猫と一緒に暮らしていました。
9歳の猫は茶トラの長毛種の猫で、私にとって大切な家族の一員であり苦楽を共にしてきた相棒猫です。
その猫が病気のために、9歳と言う若さで亡くなってしまい、心にぽっかりと穴が開いてしまったかのような日々が続き、何をしていても悲しい思い出だけが思い浮かび、不意に涙がこぼれてしまう毎日でした。
そんな時、近くのペットショップでギンを見かけました。
それまでペットショップで猫を買うと言う事は全く考えていなかったのですが、あまりにも顔や雰囲気が亡くなった猫に似ていたことに加えて、子猫と呼べないほど大きくなっていた猫だったので、そのまま素通りすることができなかったんです。
そこで、夫と娘に相談した結果、家族の一員として迎えることになりました。
最初は全然なついてくれなかった
ギンがペットショップから我が家にやってきてとても印象に残っているのは、狭いケージ暮らしが長かったため、なかなか懐いてくれなかったことです。
その日はご飯も食べてくれず、暫くはテーブルの下で震えるように丸くなっていました。
人になかなか心を開かないのは、何か月も狭い所で暮らしていたのだから当然だと思いますし、根気よくこの猫に接していこうと心に決めました。
2~3日後はやっと普通にご飯を食べてくれる様になりましたが、人を見ると逃げる感じは相変わらずで体を触ることもできません。
人は怖いものじゃないことを知ってほしくて、大きな音を立てたり無理に抱っこしようとはせずなるべく刺激しないように、ギンが好きな場所にいられるように家族皆で接するようにしました。
それから1~2週間ほど経った頃です。私がリビングでウトウトとしていると、いつの間にか私の体にぴったりと寄り添うようにギンが気持ち良さそうに眠っていました。
初めて私の手をペロペロ舐めてくれたときは本当に嬉しかった
そして、ギンの頭を軽く撫でてみると私の手をペロペロと舐めてくれたのです。この時は本当に嬉しくて、ギンが私達家族の一員になってくれたんだなと実感しました。
そんなギンでしたが今では我が物顔で部屋中を縦横無尽に走り回り、お気に入りの窓辺でまったりと寛ぐ日々です。
新しくギンが家族になってくれた事で、それまで悲しい事しか思い出せなかった先住猫との思い出も不思議と楽しい思い出が蘇り、穏やかな気持ちでいられるようになった気がします。
再び猫と暮らす事の楽しさや嬉しさ、先住猫との楽しい思い出を思い出させてくれたギンには感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもギンと共に家族皆で楽しい思い出を沢山作っていきたいと考えています。