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4匹の猫を多頭飼いしてわかったメリットとデメリット

多頭飼い

私の実家には以前4匹の猫が同居していました。全てミックスの保護猫です。先代猫「サバとら(雌)」が12歳の時に3匹の猫が我が家にやってきたのです。

後から来た猫は親子で、母猫の「キジとら(雌)」、子どもの「茶とら(雄)」「黒(雄)」。それぞれ4匹とも全く性格が異なるため、3匹の猫を迎えるときは先代猫とうまく同居できるのか不安がありましたが、ちょっとした工夫で猫たちの生活スタイルを確保することができました。

そこで今回は4匹の猫を多頭飼いしたときの工夫をはじめ、多頭飼いのメリット・デメリットをご紹介いたします。これから多頭飼いをしようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

猫の性格を見極めよう

猫を飼う

猫を多頭飼いする場合、数匹同時で飼育をスタートする場合と、先住猫が居る家庭に新しく猫を迎える場合の2通りがあります。

今まで猫は飼っていなかったけれども数匹同時に飼育をスタートする場合、それほど気を付けることはありませんが、先住猫がいる家庭に新しく猫を迎える場合は、先住猫と新しく迎える猫の性格が大きく左右します。

まずは、先住猫の性格を見極めてみてください。以下のような猫ちゃんなら多頭飼いに向いているはずです。

■多頭飼いに向いている猫の性格

  • 子猫や兄弟猫
  • 明るくひょうきんな性格の猫
  • 若い猫
  • オス猫

子猫や若い猫の方が順応性があり、新入りの猫をすんなりと迎えてくれることが多いようです。反対に多頭飼いに向かないのが、「おばあちゃん猫」です。活発に動く子猫や若い猫がストレスになり、受け入れてくれないことも多くあります。

我が家の場合、まさにこの「おばあちゃん猫」に当たります。12歳の時に若い猫が3匹もやって来たのですから、もちろんすんなりと受け入れてはもらえませんでした。

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多頭飼いのメリット・デメリット

多頭飼い

猫は家で飼えるしそれほど飼育費用もかからないため、もう1匹家族に迎えようと考える人も多いのです。そこで、多頭飼いをするメリット・デメリットを確認してみましょう。

■メリット

  • 数頭の猫に癒される
  • 一緒に遊ぶことで運動不足の解消になる
  • お留守番のときに寂しくない

■デメリット

  • 飼育費用がかかる
  • いたずらも数倍
  • 他の猫のエサを食べて肥満になる可能性がある

猫の数が増えれば猫同士で遊んだりじゃれ合ったりするので、室内でもかなり運動不足は解消されます。また子猫の場合だと、猫同士でじゃれ合うことで社会性を養うことができるのです。

飼い主にとっても猫の数が増えるので、癒しが増えることでしょう。実家の猫たちも性格がそれぞれ違うため、それぞれの猫から癒されるのは事実です。

ただし、猫の数だけいたずらも増えます。そして何よりも飼育費用がかかることを忘れないでください。飼育費用はエサやトイレだけでなく、医療費もかかります。

4匹の猫の同居生活

4匹の猫の共同生活

冒頭でも少しお話ししましたが、実家にいた猫は全部で4匹。2年前に先住猫が18歳の生涯を閉じ、今では3匹の猫がいます。

3匹の猫を迎えるきっかけになったのが、何度も母猫が子猫を見せに我が家にやってきたからです。私の母親は「たぶん子猫をうちに預けようとしていたんだと思う」と言っていましたが、結局は親子まとめて保護することになりました。

1.先住猫が新しい猫を受け入れない

先住猫はすでに「おばあちゃん猫」。さらに気性も激しく、飼い主以外の人間には一切媚びない、懐かない性格の猫だったのです。そこに新しい猫がやってきて、すんなりと受け入れるわけがありません。

そこで我が家では、1階が先住猫の居住区で2階が新入りの居住区と分けて生活をさせていました。先住猫の居住スペースに、後から来た猫が入らないようにすることで喧嘩やストレスの軽減にも繋がります。

またお互いに顔を合わすのはドア越しのため、喧嘩になってもお互いに大けがをすることが無いというメリットがありました。

2.先住猫を最優先にする

先住猫は今まで1匹でお嬢様育ちです。そのため、後からきた猫が可愛がられていることを快くは思っていなかったはず。そこで、エサやおやつをあげるのも先住猫を最優先するようにしました。

さらに人の布団で寝ることが許されていたのも先住猫だけです。後から来た猫を優先させないことで、「今まで通り自分は可愛がってもらえる」と先住猫も安心するのです。

3.猫はきちんと分かっている

先住猫が亡くなるまで、後から来た親子猫とは仲良くなることはありませんでした。後から来た母猫は温厚な性格だったため、何度も先住猫にリビングの網越しから挨拶に行くものの先住猫は無視。

「あなたたちを認めたわけではない。ご主人が家に入れたから仕方なく一緒に住んでいるのよ」と言っているようにも思いました。

それに対して、新入り3匹は先住猫に怒られない距離を保っていたように感じます。猫の中で「この家でのルール」をきちんと分かっていたのかもしれません。

2年前に先住猫が亡くなってからは、家の中を自由に移動できるようになった親子猫。ずっと兄弟で一緒に生活しているからか、7歳になった今でも兄弟でじゃれ合ったり、お互いに毛づくろいしたりしています。1匹で飼っている猫よりも、子どもっぽい性格が残っているのではないでしょうか。

しかし、いい部分だけではないのも現実です。一度親子喧嘩、兄弟喧嘩が始まるとものすごいパワーです。仲裁に入らなければいけないこともしばしばあります。

さらに子どもが残したご飯を親猫がキレイに片づけてくれるため、親猫はかなりの肥満猫になってしまいました。少々健康面でも気にかかることがありますが、それぞれ性格の違う猫たちに癒されるのは確かです。

まとめ

これから新しい猫を迎える場合、できれば先住猫の性格と迎える猫の性格を確認することがとても大切です。しかし我が家の様に急に猫が増える場合は、猫同士の相性を見極める時間もありません。少しずつ慣らしてみましょう。

どうしても先住猫と仲良くなれないときは、完全に生活スペースを区切ることで多頭飼いすることができます。無理に仲良くさせることで、お互いにストレスになることもあるのです。

多頭飼いを初めから希望するのであれば、最初から仲良し2頭で飼うことを検討してみるのも良い方法です。多頭飼いは、居住スペースや費用なども踏まえて検討してみてくださいね。

【参考】猫を多頭飼いするときの注意点@みんなで仲良く暮らすには?

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