猫の爪とぎはどれがおすすめ?タイプ別のメリット・デメリット
猫がいる家庭では必ず1つは爪とぎを用意していることでしょう。我が家では、種類の違う爪とぎを2つ用意しています。
今ではお気に入りの爪とぎが見つかり、ボロボロになると同じものを購入していますが、以前はいろいろな種類のものを買っては試すという日々が続きました。
中にはホームセンターやペットショップなどに行くと、爪とぎの種類が多くどれを買おうか悩む飼い主の方もいるはずです。そこで今回は、爪とぎの種類をタイプ別でご紹介いたします。ぜひ参考にして愛猫に合う爪とぎを見つけてみてください。
猫の爪とぎの役割
猫を飼っていると、家具やふすまを爪でガリガリとやられたいう経験があるのではないでしょうか?爪とぎに悩む飼い主の方も多いはずです。しかし、猫の爪とぎにはきちんと意味があります。
- 爪は猫にとっては武器
- 縄張りの主張
- ストレスを解消している
- 飼い主の気をひこうとしている
きちんと意味がある爪とぎですが、できれば決められた場所でやってほしいですよね。そのためには、猫が気に入る爪とぎを用意してあげる必要があります。
爪とぎのタイプ別メリット・デメリット
爪とぎと言っても種類がいろいろあり、今では部屋のインテリアに合わせたおしゃれなものもあります。初めて猫用の爪とぎを購入するとき、どのタイプを選べば良いか悩む人もいるはずです。まずは、爪とぎのタイプ別にメリット・デメリットを見てみましょう。
1.段ボールタイプ
爪とぎでよく使われるのが、段ボールタイプです。一番のメリットは「格安」ということ。1つ数百円で購入ができ、ボロボロになっても買い替えがしやすいという特徴があります。
猫を飼っている家であれば、一度は試したことがあるのではないでしょうか。
ただし爪とぎをした後はその周りが段ボールのとぎカスで散らかるので、掃除が大変と感じる飼い主も多いようです。また素材上、消耗が激しいというデメリットもあります。とは言え安くて処分するのも簡単なので、初めて使う方にはおすすめの爪とぎです。
2.布タイプ
布タイプの爪とぎは、段ボールの爪とぎよりはとぎカスが出ないのが特徴です。
また、耐久性も高いので長く使えるというメリットがあります。飼い主には嬉しい素材かもしれませんが、他の素材に比べると爪のひっかかりが少ないので、爪とぎとして物足りないと感じる猫ちゃんもいるようです。
日頃シーツやソファー、カーペットなどの布で爪とぎをする猫ちゃんなら、このタイプの爪とぎを気に入ってくれるのではないでしょうか。
3.麻タイプ
麻タイプの爪とぎの多くは、ポールタイプとなっています。爪もよくひっかかるため、麻タイプの爪とぎを好む猫ちゃんも多くいるのではないでしょうか?
作りがしっかりしているので、猫が力いっぱい爪をといでもすぐにダメになるということはありません。大きさもいろいろあるので、部屋の大きさによって選ぶことができます。ただし価格は少し高めです。
小さい爪とぎでも2000円程度はするため、頻繁に買い替えはもったいないと思うかもしれません。またキャットタワー型の大型になれば、設置後の移動が大変というデメリットもあることをお忘れなく。
4.木タイプ
木のタイプの爪とぎは強度があり、物によっては何年も使えることができます。また、木版タイプの物は家の柱などを保護しつつ、爪とぎができるという利点があるのです。
とはいえ段ボールや麻タイプの爪とぎとは違って、種類は限られてしまうかもしれません。価格も高いというデメリットも。柱や壁を保護したいという場合は、木のタイプの爪とぎを検討してみるのも良いかもしれません。
5.畳タイプ
最近では畳タイプの爪とぎも発売されています。和室がある家だと、猫が畳で爪とぎをして困るとう経験があるかもしれません。畳は爪がひっかかりやすいため、そこで爪をとぐ猫ちゃんもいます。そんな猫のために畳タイプの爪とぎがおすすめです。
値段は1,200円程度です。ただし、畳の感触を知らない猫は爪とぎをしてくれない可能性があります。また横型のみなので、縦型の爪とぎを好む猫ちゃんに不向きかもしれません。
猫の好みを見極めてみよう
爪とぎもいろいろな種類がありますが、猫によって好みが異なります。同じ素材のものでも、縦型や横型によっても猫の爪とぎの頻度は異なります。
飼い始めたばかりでどんなタイプの爪とぎが好みか分からない場合は、定番の爪とぎを選んでみてください。我が家では段ボールのウォールタイプと、麻のポールタイプの2種類を使用しています。
どちらの爪とぎも気に入って使っていますが、特に麻の爪とぎは大のお気に入りです。すでに2本の爪とぎがボロボロになり、3本目になりました。
さらに爪とぎではないのですが、もう一つ我が家の猫が大好きな素材が「発泡スチロール」です。発泡スチロールを見ると喜んで爪とぎをしています。
しかし最大のデメリットは、爪とぎの後体中に発泡スチロールがまとわりつき、掃除が大変なことです。
また義実家の猫は木が大好きで、丸太を爪とぎにしています。日頃の猫の様子や、爪をといでいるものを踏まえて是非お気に入りの爪とぎを探してみてくださいね。
まとめ
猫が爪とぎをすることは、習性なので止めさせることはできません。家具や柱がボロボロになる前に、お気に入りの爪とぎを見つけてあげる必要があります。とは言え、たくさんの種類の中から「これ!」という1品を見つけるのは難しいものです。
まずは、愛猫がどんなタイプの爪とぎが好みかを見極めてください。1つだけではなく、いくつか違う種類の爪とぎを置いておくのも良いかもしれません。
また今ではおしゃれな爪とぎもたくさん売られているので、見た目が気になるという場合はインテリアを壊さないものを選んでみてくださいね。