プレミアムキャットフードとは何?レギュラーフードとの違いやメリット・デメリットを解説
ペットショップやホームセンターに行くと、たくさんのキャットフードが売られています。味や種類はもちろんのこと値段も様々です。安い物は1キロ数百円から、高い物だと数千円、「この値段の差はいったいなに?」と思う人も多いのではないでしょうか?
一見どれも同じようなキャットフードなら、「安い物でも良いのでは?」と思っていませんか。実はキャットフードにもランクがあり、高いフードはそれなりの理由があるのです。
そこで今回は、プレミアムキャットフードとレギュラーキャットフードの違いをご紹介いたします。猫ちゃんのエサ選びに悩んでいるという人は、ぜひ参考にしてみてください。
プレミアムキャットフードとレギュラーフードの違い
私がプレミアムキャットフードの存在を知ったのはここ数年です。それまでは、「猫のエサはどれも変わらない」と思っていました。まずは私と同じように思っている人のために、プレミアムキャットフードとレギュラーキャットフードの違いを確認してみてください。
プレミアムキャットフードとは
実はプレミアムフード自体の概念や基準はなく、一般的にある基準をクリアしているものを『プレミアムフード』と呼ばれています。
■プレミアムフードの特徴
- 人間が食べられる食材を使用している
- グルテンフリー
- 人工添加物の不使用
- 動物性たんぱく質の摂れる原料が主原料
プレミアムキャットフードの原材料は、人間が食べられる食材を使用しています。体に良くないとされている人口添加物やアレルギー源にもなる穀物なども入っていません。
プレミアムキャットフードの主原料は、タンパク質が多くとれる天然の肉類や魚類が中心となっているのです。プレミアムフードという明確な基準はありませんが、総合的に「品質が高い安心安全なキャットフード」とされています。
レギュラーキャットフードとは
レギュラーキャットフードは、ホームセンターやスーパーなどで売っている普通のキャットフードのことです。プレミアムキャットフードと比べると値段も安く、手ごろに買えることもあり広く普及しています。
■レギュラーフードの特徴
- 価格は安くて手に入りやすい
- 原材料に穀物が多く使われている
- 人工添加物が使用されていることが多い
- 人が食べない肉や魚が使われていることが多い(◯◯ミール)
レギュラーキャットフードは価格を抑えるために原材料に穀物が多く使われています。
猫は肉食動物なため、穀物を消化することが苦手です。もちろん、レギュラーフードの中にも人口添加物を使用せず、穀物も少ない、ミールを使用していないものもあります。購入する前に原材料をチェックすることも大切です。
プレミアムフードの値段と選び方
猫の健康を重視して、良いフードを与えたいと考える飼い主の方も多くいます。そこで、プレミアムフードの値段と選び方を参考にしてみてください。
プレミアムフードの値段
プレミアムフードはレギュラーフードよりも原材料にコストがかかるため、フードとしては高めです。一般的なレギュラーフードの相場が1キロ当たり約300円~500円くらいなの他に対して、プレミアムキャットフードは1キロ当たり2,000円以上。
プレミアムフードとして人気がある『カナガンキャットフード』『モグニャン』『シンプリーキャットフード』は1.5キロで3,960円(税抜き)、国産の『ねこはぐ』は1.5キロ6,980円です。
プレミアムキャットフードの中でも価格は色々ありますが、レギュラーと比べるとコストはかかると思っておいてください。
ちなみに我が家では以前は『カナガンキャットフード』、現在は『モグニャン』を猫に与えています。それぞれのレビューは以下の記事でチェックできます。
【参考】カナガンキャットフードの口コミ@愛猫に食べさせた感想
【参考】モグニャンキャットフードの口コミ@愛猫に実際に食べさせた感想
プレミアムフードの選び方
プレミアムキャットフードの種類もたくさんあり、今ではネットで簡単にお取り寄せをすることができます。まず、フードを選ぶ基準になるのが猫の年齢や体調です。子猫の場合なら高タンパク・高カロリーのフードを、シニア猫であれば高タンパク・低カロリーのものを選びます。
とは言え、プレミアムフードの中には子猫からシニア猫まで与えることができるものも多く、その場合は猫の体調や嗜好を考慮して選んでみてください。
肉好きな猫なら主原料が肉のもの、魚好きなら主原料が魚のものなどです。あとは尿路結石が気になるのであれば利尿作用が期待できる原材料が使われているものや、肥満が気になるなら魚をベースにした低カロリーのものなど、猫の嗜好と体調で選んでみると絞り込みやすくなります。
キャットフード選びが大切な理由
プレミアムキャットフードとレギュラーキャットフードではそれぞれにメリット、デメリットがあります。もちろん、レギュラーキャットフードをずっと食べていても健康で長生きする子も多くいるので、必ずしもレギュラーフードがダメいうわけではありません。
以前私が実家で飼っていた猫はずっとレギュラーフードを食べていました。18歳で亡くなるまで大きな病気をしたことがありません。現在、義実家で飼われている猫も市販のレギュラーフードで現在18歳。まだまだ元気です。
そのため、レギュラーフードを与えていたから病気になる、短命ということではなないのです。
しかし、何か体に気になることがある場合はやはりフード選びは重要になります。例えばアレルギーがある、吐き戻しが多い、食が細い、毛並みが悪いなど。体に良くないフードを食べ続けると猫も体調が悪くなってしまいます。
食べるものによって排泄や毛並みが変わってくるのも事実です。私たちも食べるもので健康状態が変化するのと同じで、猫も食べるキャットフードによって体調や見た目も変わるのです。
まとめ
猫のフード選びは種類も多く悩む飼い主も少なくはありません。私も色々なフードを与え、一時はフードジプシーでした。今では決まったプレミアムフードを与えていますが、コスト面ではやはり高くなります。
一匹ならともかく、多頭飼いをしていればさらにフード選びは悩むものです。もし、今いろいろなフードを試しているならプレミアムフードも検討してみてください。1か月与えると猫にも良い変化が現れるはずです。
【参考】安全で美味しいキャットフードランキング