保健所に送られる直前だった黒猫を家で引き取った
私の家で飼っている黒猫マオは男の子。性格は甘えん坊でとっても人懐っこい。だから、知らない人がきてもすぐに慣れてなでなでさせてくれます。年齢は今年で5歳です。
好きな食べ物は煮干し。特に大好きなのは、田舎の富山から送られてくる天然ものの煮干しです(私でも食べるのを遠慮してしまうくらいの高級品)。これ以外のスーパーで市販されている煮干しは、どんなに口元に差し出しても食べてくれません^^;
私は元々猫が好きだったので、家で猫を飼いたいという想いは強かったものの、先立つお金がありませんでしたし、何よりう世話をするのが大変だという理由で飼うことを諦めていました。猫は見るだけでもかわいいんだから、飼うことは我慢しようという立場の人間でした。
雪の日に自動販売機の下にる子猫たちを発見
そんな私がマオに出会ったのは、ちょうど1月の雪が降った夜のことです。仕事の帰り道で猫の鳴き声がして、どこから声がするのかなと思ったら、なんと自動販売機の下から!
自動販売機の下には子猫が4匹ほど寒い中、団子になって暖をとっているようでした。母親の姿は見えません。その時は心が痛みましたが、とりあえず何もしないまま帰宅しました。
その翌日のこと、子猫が1匹道路の上で亡くなっているのを見つけました…。よく見るとそれは昨晩自販機の下で固まっていた子猫たちの内の一匹。
自販機を管理している人によると、自販機の下で猫が子猫を産んでしまい周囲の人から臭いや衛生面で苦情があったそうです。それで自販機を撤去しようと、自販機の下に手をのばすと一匹はすでに亡くなっいたことでした。
もう少しで保健所へ引き渡されるところだった黒猫
残りの3匹も捕まえたのだが、このまま保健所に引き渡すしか無いとのこと。自販機の管理者が持っていたダンボール箱の中には、昨日目にした子猫たちが覚えながら丸まっていました。
なんだかいたたまれなくなった私は、その子猫たちを引き取って里親を探すことにしたのです。
保護した猫の中でも一番小さくて、元気がなかったのが黒猫のマオです。獣医さんに診てもらうと、マオは体力がなく、もしかすると長生きできないかもしれないと言われてしまいました。
他の子猫たちは割と元気で、里親サイトにすぐに掲載できるほどに元気になりましたが、マオだけはミルクを食べるのもやっとで、ケージの中で眠ってばかりです。
幸いなことに、ほかの子猫たちは無事に新しい家に貰われていきました。ただ、マオに関してはじっとしていることが多かったので、我が家で飼うことにしたのです。
ご飯をなかなか食べないので、無理にでも口に押し込んで食べさせやっと自力で、ミルクを飲めるようになった時は一安心しました。
そこからあれだけ小さくてじっとしていたマオもだんだんと足腰がしっかりしてきて、子猫らしく動きまわるようになりました。最初は死ぬかもしれないと言われていたマオですが、もう5歳になりました。これからもマオには元気で長生きしてほしいですね。