私の布団を占領してくる愛猫チンチラシルバー
うちで飼っていた猫はチンチラシルバーのメスで、名前を「クー」といいます。もう亡くなってしまいましたが、16年ほど一緒に暮らしました。
かつお節が大好物。しかも、スーパーでパックに小分けされているようなのではだめで、ちょっと高級なやつをわざわざお店で削ってもらったシロモノでないと食べません。
お店の人もまさか猫用だとは思わなかったでしょうね。実際に、私が自分が食でても、それはおいしかったです。あのかつお節は猫と食べ物を共有できた数少ない一品でした。
私が寝るといつも布団に入ってくる愛猫
私はク―とは一緒によく寝ていました。一緒に寝ていたというよりは、布団の中に入ってきて占領されてしまっていたと言った方が正解かもしれません。
布団を敷いて枕を置くと、いつの間にかやって来て、布団の中に入るのです。ただ入って寝るだけなら良いのですが、しっかりと枕に頭を置いて布団の中央に陣取ってしまう始末。
一番良い場所を占領するものですから、そこで寝る予定の私がいつも端っこに追いやられます。だいたい、クーが布団を占領しようとするときは、冬の寒いとき。もう人間様よりお猫様って感じて、人間が寒い思いをしながら、猫にくっついて暖を取っているような感じで寝ていました。
枕を占領されているのもですから、クーと顔を並べて寝るわけです。猫の毛が顔にまとわり付くこともしばしばあり、これが結構かゆくて…そんなことも多々ありました。
起床するのは、私よりもクーのほうが早かったです。朝になると、自分は布団から抜け出して、なぜか私の掛け布団の上にのっかります。これが結構重いんです。
しかも、こちらが寝返りを打とうとすると、とても迷惑そうな顔をします。いやいや、そんなところに乗っているあなたが悪いのですよ!と言いたかったのですが、「そんな怒らなくてもいいじゃないですか?」のような顔でこっちを見てくるので、怒ることもできませんでした。
やっぱり猫はおもしろい
今はクーが亡くなってから、数年経ちます。もう猫を飼っていませんが、やっぱり猫は面白いと思います。人間の感情を良く理解してくれて、上手につかず離れずの状態を維持してくれます。
大げさなようですが、猫を飼っている方ならこの魅力をきっと分かってもらえるはずです。
猫がいたから今の自分がある。あの時、あいつに助けてもらえたから頑張れた。今では、近所の飼い猫と仲良くさせてもらっています。猫とは何となく仲良くなれるようで、まず、猫と仲良くなってから、飼い主さんとも仲良くさせてもらっています。