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ペットロス症候群の対策@愛猫を亡くしたときのセルフケア方法

ペットロス症候群

猫のいる暮らしは幸せです。楽しくて可愛くて面白くて親密で…猫好きにとっては猫のいない生活など考えられないもの。どんな愛猫でも飼い主は「うちの子が一番!」だし、「ずっと一緒にいたい」と願います。

でも、猫の寿命は平均15歳くらい…いつか別れの時が訪れます。私も愛猫が旅立った時は、喪失感でボンヤリしてしまいました。母も愛猫を亡くした時、「半身を持って行かれたみたい…」と深い悲しみに暮れていたものです。

ペットとの別れは本当に辛く悲しいものですが、ダメージで動けなくならないよう、日々心掛けることはできるのです。私の体験からオススメの方法を紹介します。

ペットロス症候群とは

ペットロス

ペットを亡くしたことによるショックで発症する精神的疾患かつ身体的障害をペットロス症候群といいます。個人差がありますが代表的なのは次のような症状です。

  • うつ(ふさぎ込む、情緒不安定、絶望的心境が続く)
  • 不眠(繰り返し考えて寝つけない)
  • めまい・耳鳴り
  • 胃腸(消化器疾患)
  • 精神疾患(幻聴、幻視、妄想)
  • 中毒(アルコール、薬物など)

挙げてみると自律神経系の疾患が多いことがよくわかります。

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自律神経のバランスをとる

猫

愛猫の死期が近づいてきたのを感じて覚悟している方も、愛猫が元気な方も覚えておいてください。なにもペットに限らず、いざという時は自律神経の調整。これ本当に重要です。

気持ちが辛い時は身体を動かす

激しい運動ではなく、自律神経のバランスを整える運動のことです。手っ取り早いのは歩くこと。ウォーキングはセロトニンを増やすんですね。

セロトニンとは脳内伝達物質のひとつで、精神を安定させる働きがあります。セロトニンが欠乏すると朝が起きられなくなって、情緒不安定になっていきます。

20分以上、気が済むまで歩いてください。ゆっくりと散歩でもいいです。気持ちと身体はつながっていますから、心が沈んで固まっていても、歩いているうちに少しずつ緩んできます。

すでにうつ状態になっていて外出しづらい人は、踏み台昇降運動や手振り運動でもいいです。辛ければ最初は5分から、慣れたら20分以上やりましょう。

決まった時間に起きて朝日を浴びる

寝る時間は決めなくてもいいので、起きる時間だけ決めましょう。体内時計を味方につけると情緒も安定してきます。そして朝日を浴びましょう。朝日を浴びると体内時計がリセットされ、セロトニンが分泌されます。気持ちも楽になっていきますよ。

深い呼吸とガム効果

日向ぼっこする猫

辛い時は無意識に呼吸が浅くなるもの。腹式呼吸を心がけましょう。数分やっていると気持ちがふと軽くなる瞬間がきます。「自分は腹式呼吸をやっても変わらなかった」と言う人の話を聞くと、大抵止めるのが早過ぎるんですね。10分くらいは続けてみてください。

ガムもおすすめ。ガムを噛むと脳の血流がよくなるので脳が活性化します。記憶力や判断力もアップするし、なにより「今ここ」状態になるのです。ペットとの別れで意識がボワン…と広がっている状態から、ガムを噛んでいるひと時だけでもキュッ!っと“今”に戻って来ましょう。

自分の気持ちを知る

猫を抱っこする女性

自分の気持ちを書き出してみましょう。メモ程度でもかまいません。あまり辛ければ無理をしてはいけませんが、できたら息を引きとる前後の状況も書けるといいです。

この時、自分の視点からではなく、天井のあたりから状況を眺めるような視点で書き出してみてください。これだけでもペットを失って混乱している心がかなり落ち着きます。

ブログでもいいのですが、おすすめは日記やペットへの手紙です。理由は人の目を意識しないで紙に書く方が俯瞰しやすいため。毎日でも数日おきでもいいので何度も書いてみましょう。

初め自覚していなかった自分の気持ちが出てくるかも知れません。後悔や贖罪の気持ちがあったら、とことん書きましょう。そして、最後の言葉だけは前向きなものにしてください。愛猫に「ありがとう。大好き」「心配しないで。私は大丈夫」と書くのでもいいです。

人と話す

猫を抱く

悲しい時はひとりでこもりたくなるものですが、なるべく人と話しましょう。できればペットを飼っている人、動物が好きな人がいいですね。動物が嫌いな人だとそっけない反応だったりして、逆に悲しくなることも。

ナーバスな時は悪気がない言葉でも過剰に受け取りがちなので、恨まずさらりと流してしまうことが大事です。

ペットの死を経験している人に話すと、悲しみを共有してくれます。わかってもらえると詰まっていた感情が流れ出すかもしれません。泣きたい時は我慢しないで泣いてください。感情を放出するプロセスは重要です。

注意が必要なのは、ペットロスをターゲットにしたビジネスも存在することです。ペットの死後、テレパシーやチャネリングでペットの今の気持ちを聞き代弁してくれるアニマルコミュニケーターという職業の人もいます。

セッションを受けた知人から話を聞いたことがありますが、いい印象はありません。信じる信じないはその人次第ですが、たとえ本当であってもペットと飼い主の絆に第三者を介入させる必要があるでしょうか?心が弱った時は依存心も生まれやすくなるので要注意です。

まとめ

指を噛む猫

ペットロス症候群にならないために、またはなってしまっても乗り越えるために、固まらず動いていましょう。激しい動きでなく、ゆらゆら、ゆるゆるでいいのです。

自律神経のバランスを意識するだけで心の辛さも違ってきます。別れはさみしいものですが、ペットと愛し愛された幸せな記憶は私たちの勇気の元になるはず。あなたの猫ちゃんも空の上からきっと「元気出して!大好きだよ!」と言っていると思うのです。

乗り越えていきましょう。罪悪感は手放していいのです。愛猫の思い出は私たちの一部になって、一緒にいた素晴らしい時間を思い出すたびに暖かい気持ちが溢れてきます。いっぱい感謝して歩き出しましょう。

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