愛猫が下部尿路疾患にならないための予防方法@獣医からのアドバイス
一昨年の夏、偶然道端で出会ったオスのキジトラの子を保護して、そのままわが家で飼うようになりました。正確な年齢はわかりませんが、獣医さんによると、現在1歳半~2歳くらいとのことです。
この子の性格は「自分の欲求を強く主張するタイプ」で、食事を要求するときや遊んでほしい時は「ニャー!、ニャー!」と力強い声で鳴きます。そのため名前はニャーと名付けることにしました。
ニャーと出会った時は首輪をしていなかったので野良猫だったのかもしれませんが、わが家に連れてきたらトイレのしつけの必要が無く驚きました。そのためひょっとしたら、どこかで飼われていて迷子になってしまったのか、捨てられてしまった可能性もあります。
ニャーは私たちが菓子パンやフライドチキン、アイスクリームなどを食べているととても欲しがります。もしかしたら、以前の飼い主さんから与えられていたため、味を知っているのかなと思いました。
以前に飼っていた猫は下部尿路疾患で亡くしました
わが家では以前にもネコを飼っていたことがあります。やはり小さな頃から飼っていたネコで、家族でかわいがっていました。
私たちが魚の干物、海苔、カツオ節などを食べていると欲しくて近づいて来るので、その仕草がかわいらしく思えついつい与えていました。しかし、それがいけなかったのか年を取ってから下部尿路疾患にかかってしまったのです、
毎日のように病院へ連れて行き注射を打ってもらっていましたが、愛猫が怖がったり隠れたりする姿を見ているのはとても辛く悲しいことでした。
今の飼い猫の食事で注意していること
そのようなこともあり、ニャーにはいつまでも健康なまま年齢を重ねてほしいと願い、食事には十分に注意しています。獣医さんと相談し、毎日与える食事は、下部尿路疾患にかかりにくい総合栄養食を与えることにしました。
この総合栄養食は去勢後から7歳までの雄猫向けに作られており、筋肉量を維持しながら炭水化物の量を調整して体重増加を防ぎ、健康的な尿を排出できるように作られています。
総合栄養食なので1日に必要とする栄養素がバランスよく含まれており、これを食べさせていれば他に何も与える必要が無いのが魅力です。
ニャーの場合は体重が5kgなので1日の必要量は70gとなりますが、これを朝、夕の2回に分けてそれぞれ35gずつ与えることにしています。またこのとき総合栄養食は水の入った容器に入れ、スープのようにして与えるようしています。
ニャーはあまり水を飲まない子なので、こうすることで不足しがちな水分を補うことができるんですね。もう1年半以上にわたり総合栄養食を与え続けていますが、未だに飽きることなく食べています。
これで健康状態を維持できるのなら、たとえフード代が高くついても止めることは考えていません。