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猫に歯磨きは必要って本当?口臭が気になったらチェック!

猫の歯ブラシ

我が家の猫は、保護してから一度も歯磨きをしたことがありません。口を開けることができても、歯ブラシを口に入れることを嫌がるため、歯磨きを諦めてしまいました。しかし、最近なんだか猫の口臭が気になる…。

猫のエサは匂いがきついため、食べた後は口が臭うのは仕方がないことなのかもしれません。しかし、歯周病や病気なら大変。そこで今回は、猫の口臭の原因と、猫に歯磨きは必要かどうかをご紹介いたします。

猫の口臭の原因

あくびをする猫

猫のエサは匂いが強いため、ご飯を食べた後に口が臭うということがよくあります。しかし、ご飯を食べた直後ではないのに猫の口が臭うというときは、別の原因が考えられるのです。

  • 口腔内の疾患
  • 食べカス
  • その他の病気

口臭の原因で一番に考えられるのが、口に関するトラブル。歯周病や口内炎などの口腔内の疾患で、全体の8割以上を占めると言われています。もちろん口腔内の疾患だけでなく、水腎症や腎不全、食道炎などの病気でも口臭があるので注意が必要です。

また、ドライフードよりもウエットフードを食べている猫ちゃんの方が、比較的口臭が出やすいとも言われています。それは、ウエットタイプのフードは歯に付着しやすいため、食べかすが口の中で残ってしまうからです。

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猫に歯磨きは必要か?

猫

実は猫は「虫歯」にならないことをご存知ですか?猫の口内はアルカリ性です。虫歯菌は、酸性の環境でないと繁殖しにくいため、猫には虫歯がありません。

虫歯にならなければ歯磨きは要らないと思うかもしれませんが、実は猫も歯磨きをした方が良いと言われています。

野生の猫は獲物の皮や、すじ肉を噛み切ることで歯がブラッシングされ歯垢が溜まりにくくなっています。しかし、飼い猫は狩りをしません。キャットフードでは歯垢が溜まりやすく、飼い主が定期的に除去しなければ口腔内の疾患につながってしまうのです。

歯磨きはできれば1日1回が理想。とは言え、毎日磨くのは大変というときは歯垢が歯石になるのは一週間ぐらいなので、3日に一度程度を目安に歯ブラシをしてみてくださいね。

猫の歯磨きの仕方

上を見る猫

猫も人間と同じで、歯を大切にすることで寿命にも影響します。できれば毎日歯磨きをするのが理想ですが、猫に歯磨きをするのは至難の業。愛猫の性格によっては抵抗する猫も少なくはないはずです。そこで、猫の歯磨きのコツを確認してみてください。

猫の口を触って慣れさせる

最初からいきなり歯ブラシを猫の口に入れてもうまくはいきません。できれば生後6カ月前後までに歯ブラシに慣れさせておくのが理想です。とは言え、すでに成猫の場合、少しずつ慣らすようにしてみてください。

  • 1.まずは口の周りを触って慣らします
  • 2.口の周りが慣れてきたら、口の中に手を入れて歯を触れてみてください
  • 3.口の中が慣れてきたら、 ガーゼを使って歯の表面をそっと磨いてみましょう

1~3までできたら、歯ブラシを使います。歯ブラシは猫用でも、人間の小児用でもかまいません。

歯ブラシの使い方

歯ブラシが慣れたら、猫の歯磨きをしてみましょう。

  • 1.無理に口を開けようとせず、唇をちょっと広げて歯ブラシを横から滑りこませるようにして入れます
  • 2.力を入れずに歯茎と歯の間に45度の角度で歯ブラシを当ててください
  • 3.小刻みに動かしましょう

猫の歯で一番歯石ができやすい場所は、上顎の奥歯です。そこを重点的にキレイにしてあげてください。

猫の歯磨きのコツ

猫の歯磨き

猫の歯磨きは無理やり押さえつけて磨いてもうまくはいきません。そこで、猫の歯磨きのコツをご紹介いたします。

リラックスした状態でおこなう

猫の歯磨きをするとき、猫がリラックスした状態でおこなってみてください。飼い主が「今日は絶対に歯磨きをするぞ!」と意気込んで、猫を押さえつけて歯磨きをしてもうまくいきません。

歯磨きするために押さえつけられることで、猫も「歯磨きは嫌なこと」と記憶してしまうので注意してください。

嫌がったらすぐに止めよう

猫は気まぐれです。機嫌よく歯磨きをさせてくれていたかと思ったら、急に嫌がる素振りを見せるかもしれません。飼い主からしたら、「あともうちょっとで終わる」と嫌がる猫に無理やり歯磨きをすることもあるはずです。

しかし、猫が歯磨きを嫌がったら「今日はここまで」と見切りをつけてください。嫌がる猫を無理やり歯磨きすると、次からは歯ブラシを見るだけで逃げてしまうかもしれません。

磨き終わったらご褒美をあげる

歯磨きがきちんとできたら、ご褒美をあげるのも方法です。一緒に遊んであげる、少量のおやつをあげるなどです。「歯磨き」=「楽しみ」と分かってもらえば、猫も喜んで歯磨きをさせてくれるのではないでしょうか。

どうしても歯磨きが無理な場合

猫によってはどうしても歯磨きが無理な場合もあるはずです。我が家の猫も、口は横から開けられるものの、歯ブラシを入れるとなると抵抗します。

中には飼い主の手に噛みつく猫ちゃんもいるはずです。そんなときは、ペット用のデンタルケア用品を使うのも方法です。スプレータイプや、おもちゃタイプ、おやつタイプと種類はさまざま。ブラッシング程の効果はありませんが、歯垢が付きにくい口腔環境を作ることができます。

まとめ

猫は虫歯にはならなくても、歯周病にかかりやすいと言われています。特に飼い猫の場合、キャットフードが原因で歯垢が溜まりやすくなってしまうのです。

そのため、定期的に猫の歯もキレイに歯磨きをしてあげることが大切です。まずは、愛猫の口臭が無いかどうか、さらに歯が変色していないかを確認してみてください。

最悪の場合、歯が抜け落ちることもあるのです。もし、歯磨きをしても口臭が気になる、歯がグラグラしている、歯垢がたくさん付いているというときは、一度病院で相談してみるようにしてくださいね。我が家でも愛猫の歯ブラシに再チャレンジしてみます。

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