うちの猫は人間の年齢なら何歳?7歳はもうシニアの仲間入りです
猫の寿命は10年前から比べるとずいぶんと長くなりました。現在の猫の平均寿命は、完全室内飼いの場合は約16歳、家と外を行き来している猫の場合は約13歳、野良猫の場合は約5年と言われています。
しかし猫の寿命が延びたとは言え、私たち人間よりは短命です。じつは猫の年齢は大きく3つに分けることができ、7歳以上の猫はシニアの仲間入りとなることをご存知でしょうか?
平均寿命16歳のうち、猫の一生の半分以上が『シニア期』で過ごすことになるのです。そこで、今回は猫の年齢についてご紹介します。
猫の平均寿命の変化
猫の平均寿命は先ほども述べましたが、室内飼いの場合15.75歳(日本ペットフード協会2016年1月現在)です。5年前の2010年では平均寿命が14.4歳だったので、ここ5年で1.35歳もUPしたことになります。
猫も人間と同様に高齢化社会になっているのです。これまで猫の寿命が延びたのは、やはり良質なキャットフードの普及や獣医学の進歩が大きく上げられます。また海外では30年以上生きた猫もいるので、今後も猫の寿命は延びるのではないでしょうか。
猫と人の年齢を比較してみよう
我が家の猫は推定5歳。まだまだ活発に動き、遊びも大好きな年齢です。しかし、まだ5歳だから子どもだと思ったら大間違い。もうりっぱな大人…いえ、おっさんになっているのです。
■猫と人間の年齢比較表
猫の年齢 | 出来事 | 人の年齢 | 出来事 |
---|---|---|---|
1ヶ月 | よちよち歩きの仔猫 | 1歳 | 歩けるようになる |
2ヶ月 | 普通のエサがたべられるようになる 乳歯が生えそろう | 2歳 | 言葉を話し始める イヤイヤ期突入 |
3ヶ月 | やんちゃ盛り、そろそろ親離れ | 3歳 | 集団生活スタート トイレが一人で行けるようになる |
6ヶ月 | 大人の顔つきに近づく 避妊・去勢手術が可能になる | 9歳 | 小学4年生、小学高生活の半分終了 |
9ヶ月 | メス猫は早いと発情する子もいる | 13歳 | 中学1年生、悩めるお年頃 |
1歳 | まだまだ半人前。 でも元気だけは人一倍! | 18歳 | 高校3年生、受験真っ只中 |
1歳半 | 一人前の猫になる 大人用の食事に切り替える | 20歳 | 成人式、大人の仲間入り |
2歳 | オス猫は喧嘩が増える 感染症に注意 | 23歳 | 社会人生活スタート |
3歳 | 28歳 | そろそろ結婚適齢期? | |
4歳 | まだまだ元気!毛並みも最高 | 32歳 | 働き盛り&子育て真っ最中 |
5歳 | 36歳 | なかなか疲れた取れなくなる年齢 | |
6歳 | 体重の増加に注意! | 40歳 | アラフォー世代突入 |
7歳 | シニア期に突入 | 44歳 | |
8歳 | 遊ぶより寝る時間が増えてくる | 48歳 | 子育てもひと段落? |
9歳 | 食事を見直す時期 (シニア食へ) | 52歳 | まだまだ現役世代 |
10歳 | 遊ぶより寝る 高齢による体調の変化に注意 | 56歳 | 子どもがそろそろ結婚適齢期 |
11歳 | 60歳 | 定年 | |
12歳 | 64歳 | シニア世代に突入 孫育て開始? | |
13歳 | 68歳 | ||
14歳 | 72歳 | 第二の人生をスタート | |
15歳 | そろそろ猫の終活を考える時期 | 76歳 | 後期高齢者 |
16歳 | 80歳 | ||
17歳 | 84歳 | ||
18歳 | 88歳 | ||
19歳 | 猫としてはかなりの長生き | 92歳 | |
20歳 | たまに見かける20歳以上の猫 多くはメス | 96歳 | |
21歳 | 100歳 | 人間もここまでこればご長寿 | |
22歳 | 104歳 |
こうして人間の年齢と比較すると、我が家の猫も来年には40歳アラフォーに突入するのがよくわかります。どおりで最近、遊びにもあまり興味を示さないはずです。とはいえ、オスとメス、猫の種類によっても微妙に違うとも言われています。
上記の年齢表を参考に、愛猫の今のライフスタイルが年齢に合っているのか、よろしければ一度チェックしてみてください。
猫の高齢期にそなえよう
猫の年齢表を見てみると、人間4~5倍の速さで年を取っている計算になります。
そのため、まだまだ若いと思っていてもあっという間にシニア期を迎えてしまうのです。そこで、若いうちから健康管理を行い、充実したシニア期を迎えられるようにしてあげましょう。
若い間にきちんと健康管理をすることで、長生きにも繋がります。
1.年齢に合った食事を与えよう
食事は健康を大きく左右します。高齢の猫に成猫用のエサを与えるとカロリーが高すぎたり、反対に若い猫に高齢猫用のエサを与えると栄養が足りないということもあるので、きちんと年齢に応じたエサを選んでください。
また、エサによっては「毛玉対策」「室内猫用」「肥満用」など、用途にあわせたものもあります。猫にあった食事を与えることで、健康を維持することもできるのです。
ちなみに我が家の猫にはカナガンキャットフードを与えています。非常に栄養価の高いフードで、こちらに変更してから猫の毛並みがすごくよくなりましたよ。
【参考】【1ヶ月経過】カナガンキャットフードのレビュー@食べさせて感じた効果や変化
2.定期的に健康診断を受ける
定期的に健康診断を受けることも重要です。健診を受けることで、事前に防げる病気や予防することもできます。
病気になってから治療するより、病気にさせない予防医療の方が大切ということを忘れないでください。定期的に病院に通うことで、いざ病気になったときもスムーズに診察を受けることができるのです。
猫のライフスタイルを把握する
愛猫のライフスタイルを把握することも長生きの秘訣です。年齢に応じて、運動量や食事の好みも変わってくるもの。毎日の行動を見てみると、だいたい決まった時間に決まった場所に居るのではないでしょうか。
我が家の猫もだいたい同じ時間に食事をして、トイレに行き、昼寝の時間もほぼ決まっています。ライフスタイルを把握すると、猫の変化にも気が付きやすくなります。
まとめ
「猫は思っていたよりも早く年をとるな…」と、感じた人もいるのではないでしょうか。人間の年齢と比べてみると、猫の様子が良くわかるはずです。前に飼っていた猫は、18歳で生涯を閉じました。人間でいうと88歳のおばあちゃんです。平均寿命を上回っていたので長生きした方だと思います。
皆さんの愛猫も人間の年齢にしてみると、どんなケアが必要か見えてくるはずです。少しでも元気で長生きしてもらうために、猫の年齢に合った生活を送るようにしてあげてくださいね。