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猫を拾ったときの対処方法@出会いは突然に訪れる

猫

街の中や公園、隣の家の塀の上、猫ちゃんはいろんなところにいますよね?のんびりと日向ぼっこをしている姿などを見かけると、「猫って、自由でいいな」と思うこともしばしばです。

登録が必要な犬と違って、猫は人に飼われていない、いわゆる「野良猫」の状態で生活しているケースも多いものです。のんびり気ままに見えても、その実生きていくのは大変です。食べる物を確保し、雨風を防ぐ寝床を探し、安全を脅かすカラスや人間などから身を守り…毎日必死に生きています。

もし、その猫ちゃんが若くて健康な状態であれば、一生懸命生きている姿を遠くから見守ってあげればいいでしょう。でも、怪我をしていたり、齢をとってよぼよぼしていたらどうでしょう?または、生まれて間もない子猫だったら?

そんな猫ちゃんとの出会いは、ある日突然訪れます。誰かが手を差し伸べなかったら、生きていくことができないような状態の猫ちゃんに出会ってしまったとき、いったいどうしたらよいのでしょう?

この子を助けたい!と思ったら

保護した猫

もし、「この子を助けたい!」と思う気持ちがあったら、その時は迷わず手を差し伸べてあげてください。保護した後は、次の手順で対応しましょう。

まずは動物病院に連れて行く

獣医と猫と飼い主

まずは動物病院で健康状態のチェックをしてもらいましょう。ケガをしている場合は治療を、ケガがなくても、感染症、ノミやダニなどが見つかる場合があります。

健康状態をきちんと把握して、今後どのような対応をしてあげられるかを考えてあげましょう。また、健康診断と同時に迷子防止のマイクロチップの有無も確認してもらいます。

動物病院には捨て猫が連れてこられるケースも多いので、年齢や適切な食事、今後の対応のしかたなど、獣医さんに相談すれば様々な質問に答えてくれますよ。

家に連れて帰ったら

ケガをしている子や子猫は弱っていることが多いので、タオルや湯タンポなどで体を冷やさないように気を付けましょう。また、先住猫ちゃんがいる場合は、感染症の予防、相性の見極めのため、拾ってきた子は隔離します。

猫ちゃんが落ち着いたら、次はこの子が野良ちゃんなのか、それとも迷子なのかを確認してください。マイクロチップがなくても、首輪が付いていたり、ある程度きれいな状態の場合は迷子の可能性も高く、飼い主さんが探していることも考えられます。最寄りの警察、保健所に問い合わせをいれましょう。

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保護して里親を探す

檻に入った猫

猫ちゃんを保護したものの、ペットを飼うことができない住居にお住まいだったり、家族に猫アレルギーの方がいるなど、どうしても猫ちゃんを飼うことができないことも多いでしょう。その場合は、新しい飼い主さんとなる「里親」を探します。里親探しは下記のような方法があります。

■里親探しの方法

  • 友人や知人など、身近な人に声を掛ける
  • 動物病院、近所の掲示板などに掲示させてもらう
  • 動物愛護センターや保健所、民間の慈善団体などに里親探しを申し込む
  • インターネットの里親募集サイトに掲示する

里親さんに猫ちゃんの情報がよく伝わるように、詳しく紹介することがポイントです。動物病院で調べた猫ちゃんの健康状態、性別、年齢。保護した場所、猫ちゃんの鳴き声などの特徴やチャームポイントなど、フォトジェニックな写真を使ってアピールしましょう。

里親募集を始めても、すぐに里親が現れない場合もあります。その間は責任をもって猫ちゃんのお世話をしてあげてくださいね。

家族の一員に迎え入れる

保護した猫

ペットの飼育が可能な住居で、家族の理解も得られたら、是非保護した猫ちゃんを家族に迎え入れてあげてください。何しろ出会ったことが運命なのですから!

猫ちゃんは生き物です。ひとつの命を預かることになるので、それなりの覚悟が必要になります。人間の予定に関わらず、毎日食事を与え、トイレの掃除をし、自由に旅行にも行けなくなります。それに、動物を飼うにはお金も必要です。エサ代、病院代、猫ちゃん用の食器やベッドの購入費などなど。

初めて猫ちゃんと生活する人だったら、思いのほか時間もお金も必要となることに少々うんざりしてしまうかもしれません。

でも、もしあの時、見て見ぬふりをして通り過ぎていたら今頃この世にいないかもしれないその猫ちゃん。手間暇をかけてお世話をしてあげることで、その命が救われたことを実感する時、これ以上ない幸せを感じることを約束します!

まとめ

保護して大きくなった猫

突然の猫ちゃんとの出会い。里親を探す場合も、家族になる場合も、戸惑うことなく小さな命との出会いを大切にしたいものですね!

我が家のにゃんこも捨て猫でした。初秋の寒い夜、大きな声で鳴き続けている小さな小さな子猫をどうしても置き去りにできず、保護した日からもう5年。

子猫の頃はお腹のムシがなかなか退治できず、トイレの掃除も大変でした。大きく成長した今は、夜中のご飯コールに睡眠を中断されることもしばしばで、何かと手がかかる家族です。

でも、彼がそこにいるだけで、なんとも言えず心が温かくなるのです。毎日食事を与え、水を入れ、トイレを掃除してお世話をしているつもりですが、もしかしたら、私が彼から与えられているものの方が、ずっと大きいのではないかと思う今日この頃です。

【関連】生後1カ月以下の子猫を保護したときの育て方@ミルクの与え方や排泄時のポイント

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