1. ホーム
  2. 飼い方
  3. ≫猫のやけどに気を付けて!火傷の症状と対処方法
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

猫のやけどに気を付けて!火傷の症状と対処方法

黒猫

寒い冬が今年もやってきました。我が家の猫は冬のシーズンになると『ストー部』に入部します。部の活動は、ストーブの前で暖をとること。放っておくと、かなりの時間ストーブの前で寝ていることも珍しくはありません。

しかし、我が家の猫は黒色。あまりストーブに近づきすぎると、すぐに体中が熱くなってしまうのです。やけどをしないかいつも気にかけていなければならないです。

そこで今回は、猫のやけどの症状と対処法をご紹介いたします。暖房器具を本格的に使うこれからのシーズン、ぜひ参考にしてみてください。

猫がやけどをする原因

やかんと猫

猫は暖かい場所が大好きで好奇心旺盛な動物です。そのため、自ら熱いものに近づいてやけどをすることも少なくはありません。飼い主が「危ない」と思ったときには、すでにストーブの上に乗ってしまったり、コンロに顔を近づけたりということもあるのです。

さらにやけどは火だけが原因というわけではなく、「コンセントに触って感電する」「電気カーペットやこたつで低温やけどをおこす」「薬品を触って化学熱傷をおこす」ということでもおこります。

また冬だけでなく夏の暑い日は、アスファルトや鉄板の上を歩いて肉球をやけどすることもあるので注意が必要です。

スポンサーリンク

猫がやけどをしたときの対処法

流し台

猫は人間に比べると皮膚の表面近くにある血管が少ないため、やけどをしても気が付かないこともよくあります。ひどい場合は水ぶくれや、皮膚の赤み、皮膚がめくれるという症状が現れます。

もし猫がやけどをしたら、まずは幹部を冷やしてください。流水で冷やす方法が一番手っ取り早いですが、水が体にかかることを嫌がる猫も多くいます。

そんなときは氷や保冷剤がおすすめです。また清潔なタオルやガーゼを冷水で冷やして絞り、幹部に当ててあげるのも良いでしょう。ただし、水ぶくれや皮膚の赤みがある場合は必ず病院で受診するようにしてください。やけどがひどい場合、感染症を引き起こして命にかかわる危険もあるのです。

やけどの予防方法

電気ストーブ

冬のシーズン、家の中はやけどになる原因がたくさん存在します。そこで、猫がやけどをしないために予防をしておきましょう。

暖房器具は正しく使う

基本的なことですが、暖房器具は正しく使うようにしてください。長時間の使用は猫だけでなく、私たち人間もやけどの危険があります。こたつや電気カーペットは温度を低めにして、温かくなったら電源を消すようにしましょう。

特にこたつの長時間使用は、低温やけどだけでなく脱水症状をおこす危険もあります。こたつを使うときは、布団の一部を開けて空気を入れ替えてください。ホットカーペットはカーペットの上にもう一枚、タオルや毛布を置くことで低温やけどを防ぐことができます。

また外出のときは火事の危険もあるため、暖房器具は必ず電源は切るようにしてくださいね。

ストーブにはガードをする

冬の暖房器具にストーブを使っている家庭も多いのではないでしょうか。しかしストーブに近づきすぎてしまうと、やけどの危険があります。そこでストーブにガードをしておきましょう。

ガードをすることで、直接火に触れることを防ぐことができます。ただしストーブは上板も熱くなるので、上に乗らないように工夫しなければなりません。ファンヒーターなら上板は熱くならないので、囲いや吹き出し口ガードを使うだけでOK。

我が家はファンヒーターに囲いを付けて、猫が吹き出し口に直接触れないようにしています。

ペット用の暖房器具を使う

電気カーペットや電気毛布を使う機会も多くなり、電気を入れるとその上で猫が暖をとっているということもよくあります。しかし、私たちが使う暖房器具は温度が高くなりがちです。

低温やけどを防ぐためにも、ペット用のホットカーペットなどを使うようにしてみてください。ペット用のホットカーペットなどは、温度がそれほど高くないようになっています。

湯たんぽやカイロも注意して

留守中に暖房器具を付けたままにしておくのが心配だから、湯たんぽやカイロを使っているという方もいるのではないでしょうか。湯たんぽはある程度温度の調整ができ、お湯の温度以上に上がることもありません。

しかし長時間温かくするため熱湯を入れるとやけどの原因になります。お湯の入れ過ぎも気圧で蓋が閉まらないということもあるので、きちんと説明書を読んで使うようにしてください。

またカイロを使うときも注意が必要です。袋を破って中身を誤って食べてしまうと、嘔吐と激しい下痢を引き起こしてしまいます。

カイロは人間が使うことを前提に作られているため、空気と人肌に触れていないと温度は上がりません。できれば湯たんぽや毛布などで暖をとるようにしてください。

まとめ

寒くなると猫も人間も温かい場所から動きたくなくなりますよね。猫もついついストーブに近づきすぎてやけどになった、こたつやホットカーペットで長時間寝ていて低温やけどになったということがあるのです。

やけどはちょっとした工夫と注意で防ぐことができます。もう一度家の中を見回して、やけど対策を忘れている場所がないか確認してみてください。猫は好奇心旺盛で寒がりな動物ということをお忘れなく。

スポンサーリンク

記事が参考になりましたら、ぜひシェアをお願いします。