猫の里親を探したい!経験者が準備ですることや費用をまとめました
今年の夏、我が家に4匹の子猫がやってきました。とても可愛いい生後約3か月の子猫たち。しかし、我が家にはすでに先住猫がいるため、4匹の子猫すべてを家族に迎えることは困難です。
そこで、猫を飼ってくれる人を探そうと考えました。とはいえ、保護した子猫をそのまま里親募集するわけにはいきません。そこで今回は、猫の里親を探したい人のために、里親募集をする前に準備しておきたいことをご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
【参考】猫の里親になる前に!トラブルを防止するために知っておくべきこと
里親募集を出す前にやるべきこと
もし、皆さんが猫を譲り受けるとして考えてみてください。健康状態が良く分からない猫と、健康も問題が無い猫、どちらの猫を譲り受けたいと思いますか?
多くの人は「健康な猫」と言うはずです。里親募集をする前に、最低限の健康チェックはおこなうようにしましょう。
健康診断
里親募集をする前に、必ず病院で健康チェックを受けるようにしてください。
特に、野良猫を保護した場合、何かしらの病気などを持っていることも考えられます。健康診断を受けて、猫に異常が無いかどうかを診てもらうことで、飼い主が見つかる確率もUPするのです。
ノミ、ダニの駆除
もともと室内飼いの猫を里親募集に出すのであれば必要はありませんが、野良猫の場合、体にノミやダニが付いていることも珍しくありません。放置しておくと皮膚病の原因にもなります。
きちんと病院でノミ、ダニの駆除をしてもらいましょう。さらに、これ以上ノミやダニが付かないように、きちんと薬を付けることもお忘れなく。
検便検査
野良猫の多くは、お腹の中に回虫を持っていると言われています。できるだけ駆除しておきましょう。検便検査で回虫や条虫がお腹の中に居るかどうかが分かります。
駆除の方法は虫の種類によっても異なりますが、飲み薬の他に、皮膚に投与する薬で駆除することもできるのです。虫が全て駆除されたかどうかは、薬を投与してから約1カ月後に再度検便検査を受けることで分かります。
血液検査
里親募集のサイトなどを見ていると、血液検査をおこなっている募集者さんは約半分くらいのような気もします。
しかし、血液検査で分かる『猫エイズ』『猫白血病』の有無を気にする応募者の方も多くいるため、できれば受けることをおすすめします。特に、先住猫がいるお家では、血液検査を重視する方が多いように感じます。
その他
他には予防接種、避妊・去勢手術などもあります。これは年齢にもよるため、里親に出した後、新しい飼い主にお願いしてもかまいません。
私は3種混合ワクチンの1回目までを接種しました。また今回、避妊・去勢手術は子猫だったためおこなってはいません。
里親募集を出すまでにかかる費用
では、健康診断や血液検査など、実際に里親募集をするまでにどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
今回は、実際に我が家でかかった猫を基準にご紹介いたします。子猫は4匹のうち2匹が里親に引き取られました。保護してからちょうど1カ月です。
■里親募集をするまでにかかった費用
- 猫用キャリー:1,780円
- 初診料:1,080円
- ノミ・ダニ駆除剤:665円
- 滴下料:320円
- 糞便検査:880円
- お腹の虫駆除剤:435円×2回
- 薬の分包料:340円×2回
- 猫三種混合ワクチン:4,200円
- 猫エイズ・白血病検査:3,860円
- 合計:14,335円+消費税=15,482円
病院によっても多少は値段が異なるため、約10,000円~15,000円程度かかると思っておいてください。
我が家の場合、4匹いたため上記費用の4倍がかかりました。さらに、もう少し月齢が上がると2回目のワクチンと、去勢・避妊手術代がプラスされます。
里親募集の方法を選ぼう
きちんと健診が終われば、いよいよ里親募集です。では、どのような方法があるのか確認してみましょう。
近所や友達に声をかける
まず手っ取り早い方法としては、知り合いに声をかけてみることです。ご近所さんや友達のメリットは、相手のことが分かっているということではないでしょうか。
全く知らない人に猫を譲るよりも、安心して託すことができるというメリットがあります。ただし、なかなかそううまく里親になってくれる人が見つからないのも現状です。
SNSで募集する
SNSで募集をして、情報を拡散してもらう方法もあります。友達の友達など、比較的近い人に飼い主になってもらえるという利点があります。少し離れた知り合いから声がかかることもあるかもしれません。
私もまずは、SNSで募集をしてみました。しかし、残念ながらSNSでは猫を飼ってらえるお家は見つかりませんでした。
里親サイトに登録する
里親サイトのメリットは、「猫を家族に迎えたい」と思っている人がサイトを閲覧しているということです。他の方法よりも、里親が見つかりやすいのがメリットがあります。
ただし、相手が見えないというデメリットも…。今回、子猫を里親サイトに登録して、2匹の猫を家族に迎えていただきました。
チラシや新聞に載せる
チラシや新聞、情報誌に掲載してもらうのも方法です。特に地域情報誌は、「里親募集」のコーナーを目にすることも良くあります。
他にも、近くの動物病院などにポスターを張らせてもらうのも良いかもしれません。
譲渡会に参加する
実際に飼い主になってくれる人に会ってから決めたい!というひとは、譲渡会に参加する方法もあります。
譲渡会は個人参加がOKな場合と、保護団体のみの参加など様々です。まずは、ネットなどで情報を収集して、問い合わせをしてみてください。
まとめ
猫を里親に出すまでには、気力も体力も費用もかかります。それでも、不幸な猫が1匹でも減るならばと、日々保護に取り組んでいる人も多くいるのです。
もし、猫飼えなくなった、猫を保護したけれども飼えないというときは、保健所に行く前に里親募集をかけてみてください。
少し費用がかかるかもしれませんが、良いご縁に巡り合えるチャンスがきっとあるはず。そのための準備はしっかりしておいてくださいね。