猫が夢中になる遊びはコレ!にゃんこと一緒に遊ぼう
暑い日が続く夏。日中仕事に励む飼い主さんたちにとって、夏の暑さはこたえますよね?帰宅後はできるだけゆっくり過ごしたいものです。我が家は日中にゃんこにお留守番をしてもらう時間が長いため、部屋が暑くなり過ぎないようにエアコンを入れています。
そのためか、この暑さも関係ないようで、筆者の帰宅後は何かとかまってもらおうと寄ってきます。きっと一日中退屈でしょうがないのでしょう。
猫にとって「遊び」とは、適度な刺激によるストレスの発散や、運動不足の解消など、様々な意味があります。特に、餌を確保することも、身の危険を感じることもない室内飼いの猫の場合は、心身の健康を保つためにも「遊び」は重要なのです。
とは言え、疲れて帰ってきた後に、にゃんこが満足するまで遊んであげるのは一苦労です。できるだけ効率よく、ポイントを押さえた「遊び」をマスターしたいものです。
今回は、猫の本能や習性を知ることから、猫の興味を喚起する動きや遊びを研究してみましょう!
猫の好きな遊びのタイプを知ろう!
猫の遊びを促すおもちゃは様々な種類があります。ボールやネズミの形をしたものを、猫自身が転がしたり追いかけたりして遊ぶもの。猫が抱きついたり噛んだりできるサイズのぬいぐるみ。中には電池式になっていて、自動で動くものなどもあります。
楽しそうに遊んでいても、猫は気まぐれですのですぐに興味をなくしてしまうことも多いですよね?せっかく気に入りそうなものを選んで買ってきても、ちっとも興味を示してくれないこともあります。
一方で、特別な猫用のおもちゃではなくても夢中になって遊ぶものもあります。丸めたレジ袋や段ボールの箱などが好きな子は意外と多いようです。
今回は、猫用のおもちゃのなかでも最も古典的な「猫じゃらし」を使った遊び方で考えてみましょう。
猫の「遊び」は、本来猫の持つ狩猟本能に基づくものが多くあります。この本能を刺激する動きは、猫ちゃんにとって最高の「遊び」なのです。例えば、小さな虫や動物が移動するときの小さな足音に耳を澄まし、捕まえるまでの一連の動きを思い浮かべてみましょう。
- 獲物に気付かれないように静かに忍び寄る
- 前足で素早く押さえつける
- ジャンプして上からとびかかる
- 高いところや飛んでいる獲物をジャンプして捕まえる
- 獲物が逃げないように噛みつく
ただ漫然と動かすだけでは気まぐれなにゃんこはすぐに飽きてしまいます。猫の興味を引には単調なリズムではなく、強弱をつける・動かす時間を不定期にするなど、猫ちゃんが「いつ出てくるの?!」とワクワクするようなタイミングを研究します。
猫じゃらしの動かし方は、床面を這わせるように揺らす・猫の位置より高いところからチラチラ覗かせるなど、「小さな動物だったらこんな動きをするだろうな」と、想像力を働かせてみるといろいろな動かし方のアイデアが出てきます。
虫や小動物の足音や動きを真似してみると、断然猫ちゃんの食いつきが変わります。瞳孔がまん丸になったらしめたものです!
遊びの適切な時間
にゃんこと遊ぶのに適切な時間は10分~15分と言われています。
猫と遊んだことがある人ならわかると思いますが、飛んだり跳ねたり隠れたり、夢中で遊ぶ猫の勢いは圧倒されるくらいパワフルです!その代り割と早々に疲れてしまうので、いつの間にかゴロンと横になり手だけを動かしている姿もよく見ますよね?
集中力が続くのもやはり10分~15分程度です。野性で生きるトラやライオンの狩りが、短い時間にパワーを集中して獲物をしとめるように、猫も元来同じように短期集中型の狩りをしていたのでしょう。遊びを通して猫本来の姿を見ることができるのも楽しいですね。
また、遊びの時間帯にもこだわってみましょう。猫を遊びに誘う時間帯は、できるだけ食事前の空腹時が効果的と言われています。満腹状態のときと空腹時の、遊びの状態を比較した実験によると、空腹時のときがより多く遊んだという結果がでています。
なかなか動きたがらないおデブちゃんに体を動かしてほしいときなどは、できるだけ食事前の空腹時をねらって遊びに誘ってみましょう。
猫遊び気を付けたいこと
前述のとおり、にゃんこの遊びはとてもパワフルです。思いがけずケガをしてしまうことのないように、猫の体を傷つけそうな物は片付けるか、柔らかいクッションなどで覆うなど、事前に動けるスペースを空けておきましょう。
猫じゃらしなどを動かす場合、急な方向転換をさせる誘導によって関節を傷める場合があります。無理な動きにならないように気を付けましょう。
猫はひも状のものや口に入るくらいの小さなものが大好きです。夢中で遊んでくれるのですが、それらのものは容易に誤飲してしまう心配があります。飼い主さんが一緒に遊ぶ場合以外はきちんと片付けておきましょう。
飼い主さんに時間の余裕があるときに遊んでほしいものですが、猫には猫のタイミングがあります。遊びに誘っても興味を示さないときには無理強いをしないようにしましょう。
まとめ
我が家のにゃんこは猫じゃらしが大好きです。音のするボールや丸めたレジ袋を投げて追いかける遊びも好きですが、追いかけて行って取れないところに入ってしまうと「取って!」といううような顔で戻ってきます。
時間があるときや疲れていない時はよいのですが意外と面倒だったりします。
その点猫じゃらしは、飼い主がその場から動くことなく、工夫次第でいろいろな動きを誘発することができるので、にゃんこにとっても、飼い主にとっても優秀な遊び道具として、我が家ではすっかり定番です。
それから、次の記事で紹介されているように100円ショップにも、『ねこじゃらし』をはじめ、『コロコロボール』『ネズミのおもちゃ』など、猫が楽しめるおもちゃが置いてありますよ。
【参考】100円均一ショップで手に入るおすすめ猫グッズ@安くて使えるものを厳選