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猫が他の猫を噛む理由@仲が悪いからなの?

子猫

現在、我が家では3匹の猫と生活をしています。3匹とも保護猫です。4年前に当時3歳(推定)の黒猫と、昨年の夏に子猫2匹が仲間入りしました。子猫2匹は兄妹なので、いつでも一緒の仲良し。

先住猫はそんな2匹と少し距離を置いて付き合っています。後から来た猫は人間よりも猫と遊ぶのが好きな子です。

特にオス猫は先住猫にちょっかいを出しては首根っこをガブリとやられています。見ていると、それぞれ噛む子が決まっているようです。長男猫は後から来た次男猫にガブリ。次男猫は妹猫にガブリ。一番体の小さいメス猫は他の猫にかぶりつくことはありません。しかし、3匹の仲が悪いかと言えばそうでもないのです。

そこで今回は、猫が他の猫を噛む理由をご紹介します。

先住猫が新入りを噛む理由

猫が他の猫を噛む場所は、首根っこの部分か喉の部分です。見ていると痛々しいようにも思うのですが、猫は被膜の痛点が鈍化していてあまり痛みを感じません。

そして他の猫を噛む理由の一つが、自分の方が相手よりも強いことを表す「マウンティング」です。猫は単独行動をする動物とはいえ、猫の社会の中でもきちんと上下関係があります。

多頭飼いをしていると先住猫が後輩猫の首を噛むことがあるはずです。これは後輩猫に「この家では自分が上だぞ」と示しているのです。

また相手が子猫の場合、大人の猫が猫のルールを教えるために首根っこを噛むことがあります。

動物は親や兄弟と遊びながら猫社会のルールを学んでいきますが、子猫の遊びが度を超して先住猫を強く噛んでしまうと、先住猫は子猫の首を噛んで「それくらいにしておきなさい」と子猫を大人しくさせようとするのです。

このように子猫は成猫から猫社会のルールを教えてもらいます。マウンティング行為や社会のルールを教えている場合、オスでもメスでも首根っこに噛みつく行為が見られるのが特徴です。

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オス猫がメス猫を噛む理由

背中をかむ猫

もう一つの理由が、擬似的な交尾を行っている可能性があります。猫はネコ科の動物は交尾のとき、オスがメスの首の後ろに噛みつきます。これは交尾の途中でメスが逃げ出さないよう、大人しくさせる目的があると言われているのです。

去勢してない猫に良く見られる行動です。多頭飼いで、去勢や避妊をしていない場合はすぐにやめさせましょう。
【参考】猫の去勢時期と手順@費用の相場やメリット・デメリットも解説

また、発情期を一度迎えた後に去勢手術をした猫の場合、しばらくは発情期に大きな声で鳴いたりスプレーをする真似をしたりすることもあり、しばらく擬似的な交尾を繰り返すことがあります。

原因に応じて対処しよう

多頭飼いで良く見られる他の猫の首を噛む行為ですが、きちんと去勢・避妊手術をしていればそれほど気にする必要はありません。猫も手加減をして噛んでいるからです。しかし中には加減が分からない、何度も噛む子もいるため、そういう時は何かしら対処しなければいけません。

猫がストレスを感じているとき

猫のじゃれ合いやマウンティング行為は基本猫に任せておけばよいものです。しかし、噛まれることで猫がストレスになる場合は対処が必要になります。

食欲が落ちる、トイレ以外の場所で粗相をする、ずっと隠れているなどの症状が出たらストレスのサイン。しばらく猫同士の接触を控える工夫をしてください。

執拗に追い回すとき

猫が執拗に追い回して首根っこを噛もうとしているときも要注意です。猫のマウンティング行動は、相手の首を噛んで相手が抵抗しなければある程度で離します。

しかし相手が降参しているにも関わらず、執拗に追い回わして何度も噛もうとする場合はお互い離してあげてください。

相性が合わないとき

猫も人と同じで相性があります。相性が悪いと首根っこだけでなく大きなケンカになることもあるのです。できれば仲良くしてほしいと飼い主なら思うかもしれませんが、相性が悪い猫同士を仲良くさせるのは時間がかかります。

お互いにストレスになり、マウンティング行為が激しくなることもあるのです。相性が悪いときは飼育スペースを隔てるなどしましょう。

ケガをする恐れがあるとき

猫は加減して相手を噛んでいるとはいえ、ときに相手にケガをさせてしまうこともあります。

小さいけがであれば問題ありませんが、血が出るようなケガや、毛がむしり取られるようなことがあれば猫同士を離してあげてください。

まとめ

猫が他の猫の首根っこを噛む行為は、自分の方が上だと主張するマウンティング行為と、オス猫がメス猫の首を噛む擬似的な交尾を行っている場合の2種類があります。

我が家の場合、先住猫が新入り猫に対してマウンティングをおこなうことが多く、先日は後輩猫の顎に少し傷が出来てしまいました。見ていると、後輩猫が先住猫にちょっかいを出して(寝ている場所を取ろうとしたり、遊んでアピールをしたり)首根っこをガブリとされることがほとんどです。

基本、仲が悪いわけでもないため、よほどのことが無い限りは猫に任せています。とは言え、猫によっては大けがをすることもあるので、ストレスを感じているようであれば飼育スペースや隔離などの方法をとるようにしてくださいね。

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