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猫エイズワクチンの効果と費用@エイズキャリアの猫との共同生活

猫エイズ

我が家では3匹の猫を多頭飼いしています。どの猫も性格は違えども、我が家のかわいい子どもです。そんな3匹のうち、1匹のメス猫はエイズウィルスを持っています。

分かったのは生後3か月の頃でしたが、「生後7か月を過ぎて母猫からの免疫が完全に消えてからでないと、はっきりとエイズ陽性とは言えない」と獣医さんに言われたのです。

その後、避妊手術をする前にもう一度エイズ検査をしたところ、期待した転陰はせずエイズキャリア確定となりました。そこで今回は、エイズキャリアの猫との共同生活と、エイズワクチンについてご紹介します。
【参考】猫エイズとはどんな病気?初期症状・検査方法・対策を解説

エイズワクチンの効果と副作用

予防接種

猫エイズは治ることはありません。しかし、エイズキャリアであっても発症しなければ元気に過ごすことができます。中にはエイズキャリアであっても、発症せずにニャン生を全うする子も多くいるのです。

しかし、多頭飼いの場合はノンキャリアの猫ちゃんに移らないように気を付ける必要があります。その予防の一つがエイズワクチンの接種です。まずはワクチンの効果と副作用について確認してみてください。

エイズワクチンの効果

実は、猫エイズワクチンの効果は100%ではありません。猫エイズのタイプはA~Dの5つあり、このうちエイズワクチンに効果が高いとされるのはA、BおよびD1とされています。

CおよびD2タイプは効果が未確認なため、ワクチンを接種しても効果が無いということもあるのです。そのため、エイズワクチンの効果は70%程度と思っておいてください。

エイズワクチンの副作用

予防接種にはどんなものも副作用があります。それは猫エイズワクチンであっても例外ではありません。

  • 嘔吐や下痢
  • 食欲不振
  • けいれん
  • 注射部に腫瘍
  • 発熱
  • 呼吸困難など

接種後24時間は猫の様子に変化がないかどうか注意しておいてください。猫に変化があればすぐに病院に受診する必要があります。

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エイズワクチンの接種と費用

猫のエイズワクチンは予防のために接種するため、エイズキャリアの猫には必要ありません。接種の対象となるのは、ノンキャリアの猫ちゃんです。初年度は3回(接種間隔は約3週間)接種する必要がありますが、次年度からは年に1度の接種になります。

費用は病院によっても異なりますが、だいたい1回4,000円~5,000円程度です。かかりつけ医では、エイズワクチン1回4,200円で、3回で12,600円。2匹いるため、25,200円かかることになります。

エイズキャリア猫との共同生活

猫

我が家では現在、エイズキャリア猫とノンキャリア猫の共同生活です。先住猫はノンキャリアなので、今までエイズワクチンは一度も接種していません。しかし、保護した子猫のうち1匹がエイズキャリアと判明。

完全に別室で飼育することも考えましたが、兄妹で我が家にきたため2匹を引き離すのは可愛そう。さらに一室で飼育するのもストレスがかかるのではないかと思い、ノンキャリアの2匹にワクチンの接種をして一緒に生活させようと思ったのです。

エイズウィルスはお互いに血が出るような喧嘩が無い限り、感染するリスクは低い病気です。とは言え何があるか分からないため、避妊・去勢手術とエイズワクチン接種が終わるまでは隔離をしていました。今は避妊、去勢が終わったことと、ワクチンの接種が終わったので、日中一緒に生活しています。

我が家ではエイズワクチンを接種するという選択をしました。それは、ずっと一緒にいた兄妹猫を別々にすることでお互いにストレスがかかる可能性があること、完全に隔離することが難しいこと、ワクチンに100%の保証はなくても万が一ノンキャリアの子がエイズキャリアになったら自分が後悔するための3点からです。

「やっぱりワクチンを打っておけばよかった」と思うのであれば、価格は高くて接種しておこうと思いました。エイズはストレスが一番体によくありません。猫同士でコミュニケーションを取ることで、少しでもストレス軽減になればとも考えたのです。

何が猫にとって良いのかはわかりませんが、猫が快適に過ごせる空間にしてあげることが大切なのではないでしょうか。

まとめ

猫にエイズワクチンを接種するかどうかは最終的に飼い主の判断になります。一匹で完全室内飼いをしていて他の猫との接触が無いという場合は、エイズワクチンの接種は必要ありません。

しかし、多頭飼いでエイズキャリアの猫がいる、外にお散歩に行く、という場合はワクチンの接種を検討してみてください。ただしワクチン接種をしても100%ではないこと、稀に副作用もあることなども含めて検討する必要があります。

また、エイズキャリアの猫が居ても多頭飼いをすることは可能です。ただし、相性が悪い猫同士だと喧嘩をすることもあるため、その場合は隔離するなどの対策をしてくださいね。
【参考】猫エイズの症状と感染経路@他のネコと多頭飼いしても大丈夫?

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