猫の体調の変化に気付いたらすぐに病院へ行こう!私は今でも後悔しています
わたしは小学生のころから何匹かの猫と暮らしました。その中でも特に思い出のある、キジトラのミキという名前のオスの猫のことを今日はお伝えします。
ミキがうちに来る前は、黒猫がいましたが、その猫が亡くなりものすjごく寂しい時期でした。
当時わたしは学校へ行かずに引きこもりでして、猫がいないということに耐えられなくて、スーパーに貼ってあった「子猫里親募集」の貼り紙を見て、母にすごくお願いして、貰いに行きました。
そのとき生まれて3ヶ月くらいのミキを、「この猫はとてもいい子だからかわいがってあげてね」と譲ってもらいました。
車で家に帰っている途中、ミキはカゴから外に出たそうで、逃げ出さないように少しだけすきまを開けて指を入れると「にゃあ」といってするするっと出てこようとします。
怖がって怒るかと思ったけど、ミキはすごく人に慣れていて、初日からキョロキョロ歩き回ったり、わたしの膝に乗ったりして遊んだあとベッドで寝ました。
名前を呼ぶとしっかりと返事をする賢い猫のミキ
毎日おもちゃで遊んだり、肩に乗ってきたり、わたしが何か別のことをしていてふと気づくとこっちを見ていたり、すごくわたしになついてくれてたんです。
「ミキ」と呼ぶと返事をするか近寄ってきて、犬みたいな猫でした。
お客さんがきても怖がったりなんかしなくて、自分からなでてもらいに行ったりして「猫より犬のほうが好き」という人でも「ミキはいいこ、犬みたいだね。変なの」と笑っていました^^
ずっと家にいたわたしも少しづつ外に出られるようになってきて、だんだん出かけることが多くなりました。
外から帰ってくるとミキは絶対に玄関まで犬みたいに迎えにきてくれてごろごろ甘えました。ずっとにゃあにゃあと絡み付いてきて、たまに邪魔だ!と怒ったりするくらい。
また、わたしの機嫌の悪い時、お母さんは「ミキちゃんみてるよ」といって、実際ミキはずっとわたしのことを見ていました。賢い猫だったので、お母さんの言っていることも分かっていたのでしょう。
10歳になったときに肝臓が悪くなっていることが発覚
ミキが10歳になる頃、抱っこするとなんだか軽くなったような気がして、お母さんが「そういえばごはんを食べてない」と言いました。
本かなにかで、猫は一日ごはんを食べないと死んでしまう、というようなことを読んだ気がして、すごく心配になって病院につれていくことに。
検査してもらうと、肝臓が弱ってると言われました。ミキは入院することになって、わたしは怖くて不安になって、でも5年前に尿路結石になったときも心配だったけど、ちゃんと元気になって帰ってきたからだいじょうぶ、と思って、お見舞いにいったりしました。
餌やりの注射器を嫌がって全然食事を取らなくなる
少しだけ元気になって、帰ってきたミキはまだあんまりごはんが食べられなくて、病院の先生に注射器の形のエサやり器をもらって、缶詰のエサをあげたりしました。
ただ、ミキはそれらのエサやり用の注射器がすごく嫌いで、毎回おもいっきり嫌がる始末。でも食べないと、と思い無理やりあげていました。
何度か病院で点滴を打ってもらって、少し元気になって帰ってきても、また元気がなくなってしまう、どんどんやせてしまうミキ、呼んでもずっとわたしじゃないところをみていました。
もう、その頃には元気もなくなっていました…。
そして、次の日曜日に、リビングのそばでやすからな顔をして亡くなっていました。まだ10歳なのに…。
今になってもどうしてもっと早く病院に連れて行ってあげられなかったのかと後悔しています。猫の体調の変化に気付いてあげられるのは飼い主だけです。
これをご覧になっている方は少しでも猫ちゃんの体調に異変を感じたら、病院へ連れていってあげるようにしてくださいね。