飼猫に巨細胞肉腫が発覚@手術で足を切断する決断しました
うちの猫は雑種、街中のペットショップでたまたま出会いました。5匹がゲージに入っていて、ペットショップのオーナーさんが飼い主を探しているとのこと。
その中の一匹を、家族みんなが一目で気に入ってので、そのまま飼うことにしました。名前はキキ、性別は女の子でおっとりした性格です。
ペットショップでも他の4匹に圧倒されて、なかなかご飯にありつけていないというような感じの大人しい子でした。
現在の年齢は20歳です。甘いものが大好きでバニラアイスクリーム、生クリーム、あんこなどは手からちょっとあげるとすぐにぺろぺろと食べてしまいます。
そんなキキですが、2008年5月に大病を患いました。最初に気づいたのは母でした。歩くときになんか痛そうにしていると、不自然に感じたそうです。
よく見てみると、右の後ろ脚の肉球付近にポコッとしたものができていました。
病院での診断結果は悪性神経鞘腫
病院に連れて行って注射器でその部分の組織を取って検査してもらったところ、悪性の可能性が高いのですぐに手術が必要だということでした。
術後の組織検査でわかった診断名は悪性神経鞘腫だと発覚。
ただ、手術は成功してきれいに切除でき、リンパ節や肺への転移の可能性は低いと言われました。一安心していましたが、その一か月後にまた歩くときに痛そうに足を引きずる様子があったのです。
病院で再検査をしたら巨細胞肉腫であることが発覚
もう再発したのか、もしくは転移していたのかと家族中が不安ですぐにまた病院に連れていきました。すると今度は左の前足に異常が見られたんですね。
いろいろ検査したところこちらの方が前回より悪く、今回は巨細胞肉腫という診断。そして、お医者さんには足を切断することを勧められました。
でも足を切断してまで生きることが、キキにとって本当に幸せなのかと考えると、手術をするべきかどうかの決心がなかなかつかなったです。
家族で何度も話しあい、やっぱりキキにはできる限り長生きして欲しいと思ったので、結局切断はせずになるべく悪いところを切除してもらうことにしました。
お医者さんも納得してくれ、できる限り頑張ってみますとおっしゃってくださいました。手術は一応成功しましたが、極めて再発と転移の可能性が高いと言われました。
ある程度の覚悟はしつつ、でもほかにできることはないかと考え、懇意にしていた漢方のお医者さん(普通に人間用の先生です)に相談し、何種類か漢方を飲ませ始めました。
キキは今でも元気に過ごしています
手術が完全に成功したのか、キキちゃんの生命力が強かったのか、漢方が効いたのか、それはよくわかりませんがキキちゃんは今も元気です。
定期的に病院で検査もしてもらっていますが、現在まで再発はしていません。
もうかなりの高齢なのであと何年生きられるかわかりませんが、猫らしい気ままさで最後まで楽しく元気に過ごしてもらいたいなと思っています。
もし今飼っていらっしゃる猫ちゃんが病気でお悩みの方は、うちのようなケースもありますので希望をもって頑張って欲しいです。