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猫のおしっこが出ないのは尿石症が原因かも?予防方法を紹介

おしっこする猫

猫に多いと言われる病気の一つに「尿石症」があります。「最近おしっこの量が少ないな」「トイレに行くけどおしっこが出ていない」という症状で、この病気に気が付く飼い主の方も多くいます。

実は尿石症はきちんと治療すれば治る病気ですが、気が付かず悪化してしまうと、最悪死亡することもあるのです。我が家の猫も今のところ健康ですが、去勢手術を受ける前に検査をしたとき、腎臓の数値が高いことが分かりました。

獣医さんが言うには「尿石にならないためには、日頃からケアが必要」とのこと。そこで今回は、猫の尿石症についての症状と予防、病気になった時の治療方法などをご紹介いたします。

尿石症とはどんな病気?

獣医と猫

尿石症とは尿中に結晶ができることで、膀胱炎や尿道炎を起こす病気です。尿石にはいくつかの種類がありますが、1歳~6歳までの猫に多いのがマグネシウム由来の『ストルバイト』、7歳以上の猫に多いのがカルシウム由来の『シュウ酸カルシウム』です。

特にオスの尿道はメス猫よりも細く、S字に曲がっているため結石が詰まりやすいので注意が必要となります。もちろんオス猫だけではなくメス猫も尿石症になるので、日頃からおしっこの量や回数はきちんと把握しておくようにしておきましょう。

まずは次のような症状が出ていないか、普段から猫の様子を観察してみてください。

■次のような症状があったら要注意

  • 以前よりもトイレに行く回数が増えた
  • おしっこをした後の砂がキラキラしている
  • おしっこをするのに時間がかかる。または痛がって鳴く
  • お腹を触ると嫌がる
  • おしっこが赤い。または血液が混ざる
  • トイレ以外でおしっこをする
  • 食欲がなく元気がない
  • 陰部をしつこくなめる

これらの症状があったら、尿結石の可能性があるので要注意です。

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発症の原因

白い猫

では、なぜ尿石症になるのでしょうか。尿石症にはいくつかの原因があります。

1.去勢手術と肥満

オス猫が去勢手術をすることで、性器が小さくなり尿道が狭くなります。尿道が狭くなると石がたまりやすくなるのです。さらに肥満傾向の猫は、体重の増加により尿道は脂肪により圧迫を受けます。すると尿道はさらに狭くなり、尿石症になるリスクが高くなるのです。

2.気温の低下

気温が低くなると猫が水を飲む量が減り、尿は膀胱の中でどんどん濃くなってしまいます。尿が濃くなると尿石の原因となる結晶の生成が増えて、石が膀胱にたまってしまうのです。

3.猫の食事

猫の食事も気を付けなければなりません。食事中に含まれるマグネシウム、カルシウムの過剰摂取により尿石症の原因になるのです。年齢に応じて必要な栄養素が異なるため、猫に合った食事を与えるようにしましょう。

4.ストレス

ストレスは猫にとっては天敵です。引っ越しや生活環境の変化で飲水量が落ちたり、トレイを我慢したりすることもあるのです。そうなると尿が膀胱で濃くなってしまい、結晶の生成が増えて石が膀胱にたまってしまいます。できるだけストレスが無い生活を送ることが大切です。

尿石症になったときの治療方法

聴診器をあてる猫

尿石症にかかったら、きちんと病院で治療を受ける必要があります。尿石症の場合、治療方法はマグネシウム由来の『ストルバイト』と、カルシウム由来の『シュウ酸カルシウム』で治療方法が異なります。

まずは病院で検査をしてもらい、どちらの尿石が溜まっているのかを確認してもらってください。

『ストルバイト』の場合

『ストルバイト』の場合、尿結石を溶かすことができるため溶解を行います。アルカリ性に偏っている尿を食事療法により酸性に戻すことによって、結石を溶かす治療方法を行うのが一般的です。

手術などを行わないため治療費はそれほど高くはありませんが、特別なエサを与えることになるためエサ代が高額になります。また定期的に通院をして、検査をする必要があります。

『シュウ酸カルシウム』の場合

『シュウ酸カルシウム』は溶解することはできないため、尿石ができてしまったら手術で取り出すしかありません。そのため、治療費は高額になります。検査、入院、手術費で10~15万円程度かかると思っておいてください。

尿石は一度治療したからといっても、油断は禁物。一度尿石症になった猫は再発する確率も高いため、治療した後もきちんと予防することが大切です。

尿石症の4つの予防方法

キャットフードを食べる猫

猫にとって尿石症はとてもつらい病気です。軽度から重度まで症状は様々ですが、この病気にかかると尿がほとんど出なくなってしまいます。そこで尿石症になる前に、日頃から病気にならないように予防するように心がけましょう。

1.トイレを清潔に保つ

トレイをキレイにしておくことは、猫の健康管理にも繋がります。猫が用を足すたびに掃掃除をすることで、猫のおしっこやウンチの変化にも気が付きやすくなります。また、猫はきれい好きな動物。

汚れたトイレを嫌う子も多く、掃除をさぼってしまうと猫がおしっこを我慢してしまうこともあるのです。そうすると尿石症の原因にも繋がります。猫のトイレは常にキレイにして、健康管理のバロメーターにしてください。

2.水を飲ませる工夫をする

尿石症の一番の予防に、水分をたくさん摂ることが挙げられます。水を飲むことでおしっこが薄くなり、トイレの回数が増えるのです。とは言え、猫は日ごろあまり水を多く飲む動物ではありません。

水飲み場は1か所だけでなく、いくつかに分けて用意しておくとよいでしょう。また水をあまり飲まない時は、エサをウエットタイプのものに変えてみたり、ドライフードに少し水を含ませて与えてみたりするのも方法です。

3.猫にストレスを与えない

「猫のストレスが尿石症と関係があるの?」と思う人もいるのではないでしょうか。実は、猫がストレスを感じるとじっとして動こうとしません。お腹が空いても、トイレに行きたくても我慢してしまうのです。

トイレを我慢すると、尿石症の原因に繋がるので注意が必要です。猫のストレスは色々ありますが、「引っ越しをした」「多頭飼いをしている」「怖い思いをした」「運動不足」などが挙げられます。そんなときは大好きなおもちゃなどで遊んであげたり、猫がリラックスできる空間を作ってあげたりして、ストレスを発散させてあげてください。

4.エサを工夫する

エサに工夫をするのも一つの方法です。キャットフードに「下部尿路の健康維持」と書かれたものをよく目にします。

尿石症が気になるなら、「下部尿路の健康維持」と記入されたエサを選んでみてください。また肥満体形の場合、尿石症のリスクが高くなるため、エサやおやつの量を抑えたり、ダイエット用のエサに切り替えたりするのもおすすめです。

普段から人間の食べ物を与えているという人は、塩分やミネラル過多になるため猫専用の物を与えるようにしてください。

まとめ

猫の尿石症は気が付かず放っておくと、重症化し最悪の場合命の危険もある病気です。特に去勢したオス猫はなりやすい病気のため、日頃から予防と観察が必要です。

我が家の猫も腎臓の数値が高いと言われてからは、毎日水の減り方、トイレのおしっこの状態は必ず確認するようになりました。さらに朝はドライフードだけですが、夜はウエットタイプとドライフードを混ぜたエサを与えるようにしています。

【参考】うちの猫に与えているカナガンキャットフードの口コミ

大切な家族だからこそ病気になってから治療するのではなく、病気にならないように予防することを心がけてくださいね。

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