家に迎えた猫が慣れてくれない!猫と仲良くなるための方法
猫を向迎える方法はいろいろあります。猫を保護する、ペットショップで購入する、里親になるなど…。
しかし、中には迎えた猫が人間に慣れていないということもあるはず。できれば猫と仲良くなりたいと思うものです。とは言え、猫の気持ちを無視して無理やり触ったり、抱っこしたりするのは返って猫を怖がらせてしまいます。
そこで今回は、猫と仲良くなるための方法をご紹介します。
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どのくらいで懐いてくれるの?
ペットショップで購入した猫であれば、生まれたときから人との触れ合いがあるため、それほど時間を掛けなくても懐いてくれるはずです。しかし、保護猫の場合は慣れるまでに時間もかかります。
もちろん、猫の性格も大きく左右するため一概には言えませんが、目安として「猫の年齢×2倍の時間」程度はかかると思っておいてください。例えば、3か月の子猫を迎えたら6か月。1歳の猫を迎えたら2年という具合です。
我が家の黒猫はとても人懐っこかったため、保護してすぐに家族と仲良くなれました。しかし、その後保護した子猫(保護当初:約3か月)は、初めの1カ月は全く慣れる様子もなく「シャー」「ウー」の威嚇ばかり。
2か月目にはようやく威嚇が無くなり、3か月の今、ようやく触らせてくれるようになりました。もちろん性格が大きく関係しますが、少しずつ距離を縮めて焦らないことが大切です。
最初はゲージ飼いがおすすめ
恐がりな猫ちゃんの場合、いきなり広い部屋に放すと家具間や押し入れに入って出てこない…、なんてことも珍しくはありません。できればある程度慣れるまでは、ケージで飼育することをおすすめします。ゲージは猫用のもの(上下運動ができるタイプ)のものを選び、トイレも中に入れます。
しばらくはエサもゲージの中であげてください。まずは、この場所が安全であると覚えてもらうことが大切です。もしかすると、ゲージの中で「出して」と大きな声で鳴き続けるかもしれませんが、根負けしてゲージから出してしまわないようにしましょう。
しばらくは「シャー」と威嚇する、もしくはゲージの隅で固まっているはずです。優しく声をかけてあげてください。そして、指を1本そっと猫の鼻に近づけてニオイを覚えてもらいましょう。これを毎日繰り返します。
猫も飼い主が危害を加えてこない、エサをくれる人、ここは安全な場所と認識すれば、少しずつ心を開いてくれるはず。
そして、ゲージから出すタイミングですが、ケージの中でご飯を人間の手から食べられるようになり、自由に撫でられるようになった頃です。
猫と仲良くなるために
ある程度飼い主との距離が縮まっても油断は禁物。怖い思いをすると、また飼い主との距離ができてしまいます。そこで、もっと猫仲良くなる方法を確認してみてください。
姿勢を低くする
猫から見ると、人間は大きな生き物です。そんな大きな生き物が急に近づいてくると、誰だって怖いはず。猫に近づく時はできるだけ姿勢を低くしてみましょう。
そして、近づく時も走ったりせずに、姿勢を低くしたままゆっくり近づきます。ある程度距離が近づいても、猫をいきなり触るのはNG。まずは指を1本そっと猫の鼻の前に差し出してみてください。
猫からニオイをかいてくれれば成功です。人懐っこい猫や、ある程度慣れてくると、猫の方から手に顔をスリ寄せてくるようになります。
じっと目を見ない
正面から目をじっと見る行為は、猫にとっては威嚇の意味を表します。猫をじっと見つめずに、少し視線をそらしてみてください。また、瞬きをするのも方法です。特に慣れていない猫の場合、目をじっとみると「シャー」「ウー」と威嚇をしたり、手が出る子もいます。顔や目を引っかかれる危険もあるため注意しましょう。
大声を出さない
猫は大きな音が苦手です。大きな音や声に猫はびっくりして逃げてしまいます。優しく、声のトーンを抑えて話しかけてあげてください。また、猫は男性よりも女性の声の方を好むと言われています。
これは、猫は高くて小さい声を好むからです。猫と仲良くなる時も、少し高めの声で話してみるのも良いかもしれません。
おやつ作戦
即効性が高い方法として、おやつ作戦があります。おやつを持って、そっと猫の前に差し出してみてください。おやつ欲しさに猫も寄ってくるはずです。
中でもお勧めのおやつが、液状タイプのステックおやつ。我が家の保護猫も、このステックタイプのおやつで手懐けました。とはいえ、どんな猫でも最初からおやつ作戦が成功するとは限りません。
我が家の保護猫2匹のうち1匹は警戒心が強く、飼い主からのおやつも拒否。そこで、液状タイプのおやつを、猫の鼻に少し付けてみました。すると、鼻についたおやつをペロリ。その後「おいしい」と分かったのか、手からおやつを食べるようになりました。
まとめ
我が家でも保護して1カ月、顔を見るたびに「シャー」「ウー」を繰り返す子猫たちに、このまま懐かないのではと思ったほどです。もちろん、触るなんてできません。
しかし、保護して2か月目には、ゲージの中にいるときだけ触らせてくれるようになりました。とは言え、絶対に人間と顔を合わそうとはしません。
そして3か月目になり、ようやく威嚇もなくなり普通に触らせてくれるようになったのです。まだまだ向こうからスリスリと寄ってくることはありません。
なかなか猫が懐かないと悩んでいる人は、焦らずに猫のペースで慣れてもらうようにすることが一番です。時間をかけて猫との絆を築いてみてくださいね。