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飼い猫をめぐるご近所トラブルと予防に飼い主がすべきこと

孤立した猫

近年の猫ブームで、猫を飼う人も増えてきました。散歩もいらないし、飼育費も犬と比べればかかりません。一人暮らしをしている方でも、高齢者でも、比較的飼いやすい動物です。最近では完全室内飼いの猫も増えてきましたが、中には外出が自由にできるようにしている飼い主の方もいることでしょう。

私が住んでいる地域は比較的田舎だからでしょうか、飼い猫であっても自由に外を散歩している猫がたくさんいます。しかし気を付けなければならないのが、みんなが「猫好きばかりではない」いということです。

もしかすると自分の家の飼い猫が、ご近所に迷惑をかけているかもしれません。そこでご近所トラブルを防ぐために、飼い主が気を付けるべきことを考えてみてください。

よくある猫をめぐるご近所トラブル

ご近所トラブル

猫が好きな人であっても、自宅の敷地内によその猫が入ってきて荒らされたら、良い気はしないものです。まずはよくある猫のご近所トラブルを確認してみましょう。

花壇や畑を荒らされる

お庭にキレイな花を植えたり、畑を作ったりしている家庭もあるはずです。その家の方が一生懸命育てた野菜や植物を、「猫に荒らされた」という話を良く耳にします。

もちろん猫はわざと荒らしているわけではありませんが、そのお宅からしたら「せっかく育てた植物を荒らされた」と嫌な気分になるものです。

敷地内にトイレ、マーキングをする

猫のご近所トラブルで一番多いのが、敷地内のトイレ問題。猫のウンチやおしっこは、かなり臭いが強く簡単には消えません。猫は一度そこで排泄をすると、何度も同じ場所でトイレをします。

匂いを完全に消さない限り、同じ被害を繰り返してしまうのです。さらにオス猫のスプレー行為も臭いがきついため、トラブルの原因になります。

猫の鳴き声がうるさい

普段それほど気にならない猫の鳴き声も、発情期の季節だけは例外です。大きな声で鳴き続け、騒音の原因になります。猫に「静かに」と言っても全く効果はありません。

猫好きの人なら鳴き声くらいなんとも感じないかもしれませんが、猫が嫌いな人だとかなりの大きな音に聞こえるのではないでしょうか。

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飼い主がやっておくべきこと

野良猫

だれでもご近所トラベルは避けたいと思うものです。そこでトラブルにならないために、飼い主がやっておくべきことを確認してみてください。

猫を飼っていることをご近所に知らせておく

猫を飼っていることをご近所にも知ってもらうことは大切です。これは、野良猫と勘違いされて保健所などへ連れていかれるというリスクを減らす役割もあります。

さらにどこの猫かが分かれば、何かあったときに連絡を貰うことも可能です。猫に首輪を付けておくのも良いかもしれません。

避妊、去勢をきちんとする

飼い猫にきちんと避妊、去勢をおこないましょう。「オス猫だから子猫を産まないし去勢をしなくても良い」と考える人もいますが、それでも不幸な猫を増やすことには変わりはありません。

またオス猫は去勢をしなければ、マーキング行為をおこないます。他の家でマーキングをしないためにも、きちんと避妊、去勢をおこなうようにしてください。

猫が迷惑をかけていないか確認する

ご近所さんに会ったら、飼い猫が迷惑をかけていないかきちんと確認することも大切です。なにか猫が迷惑をかけていた場合は、きちんと謝って対策を練るようにしましょう。

中には被害を受けていても、ご近所だからとなかなか言い出せない人もいます。一言添えておくだけでも印象は変わります。

できるだけ室内飼いをしよう

黒猫

私が住んでいる地域は高齢の方が多い地域です。周りに猫を飼っている家庭も多く、高齢の飼い主さんほど猫を放し飼いに飼育されています。さらに避妊、去勢もしていない飼い猫がウロウロしているため、猫が増えてもおかしくない環境です。

もちろん、敷地内にトイレをされて困っている、畑を荒らされたという話もよく耳にします。できればきちんと避妊、去勢をして室内飼いをしてほしいと思うのですが、ご近所だからこそ「言えない」ということもあるのです。さらに飼育方法に他人が口を挟むと、大きなトラブルになる可能性もあるためできません。

そこでこれから猫を飼育する場合、できるだけ室内飼いを検討してみてください。室内飼いのメリットは以下のことが挙げられます。

■室内飼いのメリット

  • 他の猫から病気をもらうことを防げる
  • 健康管理がしやすい
  • 事故やケガのリスクが減る
  • 寿命が延びる
  • ご近所トラブルの軽減

もちろん、室内でおこる事故やケガには注意が必要です。とはいえ室内で飼うことで、近所に迷惑をかける行為はかなり軽減されるのは確かです。

まとめ

猫は自由気ままな生き物です。今まで自由に外を散歩していた猫が、いきなり完全室内飼いにすることは難しいかもしれません。しかし、飼い主が気を付けることで防げるトラブルもあるのです。

そのためには、日頃からご近所に声をかけておくことも大切です。「猫のしたことだから仕方がない」「外にいる猫まで監視できない」という開き直った態度ではなく、きちんと「うちの猫が何かやったら教えてほしい」という気持ちでいてください。

誰でも自分の家の敷地にトイレをされたり、荒らされたりして良い気はしませんよね。猫を外に出すときは、飼い主にも責任があることを忘れないようにしましょう。

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