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猫ドアをつけよう!リフォーム時に盛り込みたい愛猫の為の工夫

ドア

猫は毎日の爪とぎに余念なし…。放っておくと家はボロボロにされてしまいます。爪とぎは猫の本能行動ですから、叱って止めさせられるものではありませんよね。

家を破壊されないよう、対策と工夫が必要です。爪とぎを置くのももちろんですが、新築のお家の場合は最初から猫対策のリフォームをおすすめします。住宅購入は一生のうちに数回あるかないかの大きな買い物。なるべく痛まないよう最初にお金をかけておく価値はあるでしょう。

我が家は分譲マンション(ペット可)入居時とその8年後に築40年の戸建てに引っ越した際にプチリフォームをしています。マンションでは腰壁パネル、各部屋のドア(3箇所)に猫ドアを、戸建てでは猫ドア(2箇所)と猫トイレのスペースを作りました。

リフォーム業者選びは大事!価格差がすごい

注意しなくてはならない点は、業者によって価格にかなり差があるということ。我が家の場合は3社から相見積を取りました。工事内容は腰壁パネル+猫ドア3箇所+洗面台の吊り戸棚というものです。

13年前の話なので、現在の相場とは違う面もあると思いますが、具体的にあげると次のようなものです。

マンションのメーカーがプッシュしてきた同系列のリフォーム会社の見積金額はあまりにも高額でびっくり仰天!なんと100万円越えでした。

「無理!!」とあきらめかけたら、近所のリフォーム会社から約30万円の見積が。そして近所の工務店から約16万円の見積が出てきたのです。やっぱり、相見積もり(複数の会社から見積もりを取ること)は必須ですね。

この差は何!?と困惑しつつ、お猫様にそんなにお金はかけられないなと、16万円の見積もりを出してくれた工務店さんに発注。16万円でも大金なのですが、愛猫へのプレゼントと家を守るための先行投資。奮発しました。

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腰壁パネルで爪とぎ対策

猫ドア

画像の壁の木の部分が腰壁パネル。もともとは床まで白い壁で、少し弾力があって爪とぎに絶好です。ただ、ボロボロにされるのも時間の問題という感じでした。

最近は猫の爪とぎ対策としての腰壁シートや保護シートも売られているので、自分でDIYするのもいいですね。私がマンションに入居した時はそんな便利な物なかったのです。

このマンションの部屋で8年間愛猫と暮らしましたが、腰壁パネルのおかげで壁は無事でした。爪とぎを叱ったら愛猫がストレスを感じるだろうし、人間達も「家が傷む」と心配するのはストレスですよね。最初に対策しておいて良かったです。

猫ドアのある暮らし

家にいる猫

それまで住んでいた賃貸マンションでできなかった憧れの猫ドアをつけました。愛猫へのプレゼントです。大工さんは手早くドアを外して、ぱぱっと寸法を測り穴を開け、あっという間に取り付けてくれました。

戸が閉まっていても、猫ドアをくぐって家中どこでも行けるようになって、愛猫はご満悦。部屋に入らなくても人間達の様子が見えていると安心なようです。いつも愛猫が寝そべっていた位置からは、寝室で寝ている夫と仕事部屋にいる私がそれぞれの猫ドアから同時に見えました。

現在住んでいる戸建てに移転するためマンションを手放す時、各部屋にペットドアがついていたので、ミニチュアダックスを飼っている方が気に入って購入を決めてくださいました。そして腰壁パネルのおかげでどこも直さずにすぐに売却できたのでした。

リフォーム業者選び再び!ペット用のリフォーム案

猫ドアから見える猫

築40年の戸建てに入居する前もリフォーム業者3社から相見積もりを取りました。古い家なので直す箇所がいくつかあったのですが、猫関連としてはやはり猫ドアは外せません。

あと業者さんからの提案で「収納棚の下の部分を猫ちゃんのトイレスペースにしませんか?」とのこと。不況が長引いているせいか、8年前と違って見積価格は3社とも競っていたのですが、今回は価格ではなく、猫にもうれしいリフォームの提案にグッときて、迷わずその業者さんに決めました。

猫の家

猫トイレのスペース

猫の家

業者さんいわく、棚下に猫トイレのスペースを作るお家が増えているのだとか。

我が家は収納棚に掃除機やペットフード、猫砂などを入れています。その下が猫トイレスペース。最近はペット向きの壁紙や床材などもあるのですね。猫トイレスペースには傷がつきにくく汚れを落としやすい壁紙を選びました。

せまい家にとって猫トイレは案外大きいものですから、視界から見えにくいことはポイント高いです。

引き戸にも猫ドアがつけられた!

リフォームした猫のドア

古い家なので少しでも動線の流れをよくしたくて、ふたつのドアを引き戸にできないかリフォーム業者さんに相談しました。

他の2社からは「引き戸にしたら猫ドアはつけられない」との回答。決めた業者さんだけが「引き戸でも猫ドアつけられます」と言ってくれて、実際2箇所の引き戸に取り付けてもらいました。

猫が猫ドアを通った後の数秒だけ戸がパタパタ揺れるので、その間に引き戸を開けようとすると猫ドアの戸が当たってしまいますが、3秒ほどなので一呼吸おくだけ。何の問題もありません。

せまい家ではドアと引き戸では快適さが大違いです。でも他の2社が「引き戸に猫ドアはつけられない」と言ったように、断ってくるリフォーム会社が多いのかもしれません。

おそらく営業さんはメーカーの言うことを伝えてくるだけで、大工さんが見たら簡単なことのようにも思います。もしくは引き戸の開け閉めの際に猫ドアの戸がぶつかると、クレームになりかねないと業者さんが懸念している可能性もありますね。

キャットウォーク@今後の夢

テレビの裏で寝る猫

今後リフォームするなら、ダイナミックなキャットウォークをつけたいです。画像は私が手作りした、しょぼいキャットウォークでテレビ裏に設置したものです。

寝る猫

我が家の愛猫たちは完全に家猫なので、限られたスペースの中でいかに退屈させない環境にできるかが課題。現在はカーテンレールやエアコンの上に登って遊んでいる愛猫たち。

高いところが大好きなので、もっと高く行けるキャットウォークがあったらよころぶだろうなぁ…と、夢は膨らみます。

日向ぼっこする猫

ペット用網戸も気になります。頑丈で破れにくいそうで、私の実家では全部の網戸をペット用に変えています。

その他、消臭効果がある壁材もあるそうで菌が繁殖しにくいとか。トイレまわりに使用するとよさそうですね。

まとめ

フードを食べる猫

みなさん、リフォーム時に引き戸に猫ドアを希望している方は、愛猫のために粘ってみてくださいね!

リフォーム会社の営業さんに断られてしまったら、この記事を教えて「大工さんにこの画像を見てもらって検討して」と頼んでみましょう。そして、猫ドアの戸がパタパタしている3秒ほどはドアを開けたら戸がぶつかることは心得ていると伝えましょう。

うっかり戸をぶつけてしまいそうな人はリフォーム時に予備の猫ドアも注文しておくと安心です。壊れるといっても大抵は戸の部分だけ交換するだけで解決しますし、そもそも猫がいたら戸の乱暴な開け閉めは厳禁です。

猫は飼い主と一緒に部屋から部屋へ移動することも多いので、慎重な開け閉めを心がけましょう。やがて身に付いて意識しなくても丁寧な行動がとれるようになります。愛猫のために穏やかに動く習慣を身につけたいですね。

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