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猫を保護したらどうしたらいい?迷い猫を家族に迎えたいときの手順

迷い猫

近年の猫ブームで、猫を家族に迎える人も多くいます。ペットショップで購入したり、猫を誰かから譲り受けたりと迎え入れる方法は様々です。

中には保護した猫を家族に迎え入れるという人もいるはず。しかし猫を保護する場合、確認しなければならないことがいくつかあります。野良猫だと思っていたら迷い猫だったために、後々トラブルになることもあるのです。

そこで今回は迷い猫を保護したときにやっておくべきこと、注意点などをご紹介いたします。

迷い猫かどうかを確認する

コロコロする子猫

猫好きなら家の周りで猫を見かけると、心配になり保護してあげたいと思う人もいるはずです。その猫が子猫であれば、なおさら心配になりますよね。しかしその猫が本当に飼い主が居ない野良猫なのか、どこかで飼われている猫なのか、首輪をしていなければ分かりません。

猫を保護したらその猫が迷い猫かどうかを確認してみてください。

子猫か成猫かを確認する

まずは子猫か成猫かを確認しましょう。子猫の場合ほぼ捨て猫とみて間違いがありませんが、成猫の場合は迷い猫の可能性があります。また、その猫がいつからその場所にいるかも重要な手掛かりになります。

ある日突然見たことが無い猫が現れたという場合は、迷い猫、あるいは捨てられた猫かもしれません。

人になついているかどうか

多くの野良猫は、人が近づくと警戒して威嚇したり逃げたりします。しかし飼い猫の場合は人に慣れていることが多く、迷い猫かどうかの判断材料にもなります。甘えてくる、体を触らせてくれる、抱っこさせてくれるという猫はどこかで飼われていた可能性が高くなります。

毛並みを観察する

猫の毛並みもチェックしてみてください。野良猫の場合、外での生活や食事が悪いため毛並みが良くありません。毛並みがキレイな猫なら室内で飼育されていたと考えられます。

避妊、去勢をしている

保護した猫が避妊や去勢をしている場合、飼い主がいる確率が高くなります。ただし、去勢はともかく避妊手術をしているかどうかは見た目では分かりにくいため、動物病院に連れていく必要があります。

また、『さくら猫』(耳を桜型にカットされている猫)は避妊手術を受けた野良猫の印です。

ある日突然現毛並みもよく、人になついている猫が近所をウロウロしているという場合は、ほぼ飼い猫、あるいは飼い猫だった(捨て猫)と思って間違えはないはず。

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猫を保護したらきちんと届け出をしておく

届け出

野良猫や捨て猫なら保護してそのまま家族に迎え入れも問題はありませんが、迷い猫の場合飼い主が探しているかもしれません。猫を保護したらまずは警察に届け出をしてください。

後から元飼い主と猫をめぐってトラブルになることを防ぐ意味でも、届け出は大切です。猫は物と同じで落とし物扱いになります。

迷い猫を保護したら、7日以内に警察に行き取得物の手続きをします。猫の年齢、大きさ、毛の色などの特徴を聞かれるので、迷い猫の写真を撮って持って行くのも良い方法です。

さらに飼い主が現れるまでの間、家で保護することができます。その場合、猫にかかった飼育代(エサ代、病院代、飼育に必要なもの)は飼い主に請求することができますが、飼い主が現れなかった場合は猫の飼育費用は自己負担となります。

また同時に、保健所や保護センターにも連絡を入れておきましょう。警察で相談すると、その場で保健所や保護センターに連絡を入れてもらえることもあります。3か月の間は落とし物を預かっている状態なので、避妊や去勢手術を行うことはできません。ただし健康上の理由で病院にかかる、予防接種を受けることは可能です。

届け出以外にできること

猫

猫の移動範囲はあまり遠くありません。飼い猫の場合、移動距離はせいぜい200m程度とも言われています。そこで警察に届け出をしたら、家の近所で飼い主が猫を探していないかも確認してみてください。

迷い猫のポスターが貼っていないか

近所に迷い猫のポスターが貼っていないか確認してみましょう。迷い猫がいた場所から200m範囲で探してみてください。

家に張り紙をしてみる

自宅前に「迷い猫を保護しています」と張り紙をしておくのも方法です。その場合、猫の写真といつ保護したか、特徴、連絡先を書いておいてください。

動物病院を訪ねてみる

動物病院には迷いペットや、保護したペットの情報を掲示板に張り出しをしている病院も多くあります。そこで、近所の動物病院から情報を収集するのも方法です。

その時に、一緒にポスター持参して掲示してもらうようにしておくと良いでしょう。飼い主が見つかった時に病院から連絡を入れてくれることもあります。

健康チェックを忘れずに

人になついていて毛並みが良くても、健康状態が良いとは限りません。猫が今までどんな生活をしていたのかも分からないため、迷い猫であっても保護したら動物病院に一度連れていく必要があります。

健康チェックと必要最低限の予防接種は受けるようにしておいてください。また病院によっては保護した猫の場合、受診料が割引や無料になることもあるので、病院で確認してみてください。

動物病院にかかるお金は、健康チェックと予防接種を含めて大体5,000円~7,000円程度の費用がかかります。

猫を家族として迎え入れよう

警察に取得物の届け出をしてから3か月、飼い主が現れなければ猫の新しい飼い主になれます。特に何か手続きをする必要はありません。また去勢や避妊を行うこともできるようになります。猫のためにもできるだけ去勢や避妊をしてあげることをおすすめします。

まとめ

見るからに飼い猫だろうと思われる猫を保護したら、きちんと届け出をして健康チェックを受けさせることが大切です。

迷い猫の場合、飼い主が探しているかもしれません。また届けずに猫を迎え入れたことで、後になって元飼い主とどちらが猫を飼うかでトラブルになった、保護期間の飼育費用で揉めた、ということを防ぐこともできます。

きちんと猫を家族に迎え入れるためにも、必要な手続きはしてあげてくださいね。

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