猫のストレス行動は見逃してない?トイレの粗相や食欲不振は要注意!
猫を見ているて「悩みがなさそうでいいな」と思ったことはありませんか?
毎日ゴロゴロと寝ている姿を見ると、ストレスもなく羨ましくなるものです。しかし気楽そうにしている猫にも悩みがあり、ストレスを感じることがあるのです。
では、猫がストレスになるとどんな症状が現れるのでしょうか。そこで今回は、猫のストレスのサインと対処法をご紹介いたします。
猫がストレスを感じる原因は?
猫がストレスを感じる原因の多くは、環境が関係しています。まずは私たち飼い主が、猫にストレスを与えていないか考えてみてください。
- 騒々しい環境
- 多頭飼いをしている
- 引っ越しや模様替え
- 苦手な人や物
- 生活の変化
- 猫のペースを崩される
- トイレが汚れている
猫はマイペースな動物です。自分のペースが他の猫や飼い主に壊されることで、ストレスを感じてしまいます。上記に挙げた項目で、一つでも当てはまった場合は注意が必要です。
猫がストレスを感じた時に起こす6つの行動
では猫がストレスを感じると、どの様な行動を起こすのでしょうか?猫がストレスを感じたときに、起こしがちな6つの行動を確認してみましょう。
1.食欲がなくなる
人もストレスを溜め込むと食欲が落ちるのと同じで、猫もエサを食べなくなってしまいます。大好きなエサやおやつを与えてもあまり食べない、見向きもしないというときは、何かしらのストレスを感じている証拠です。
2.毛づくろいを頻繁にするようになる
猫の毛づくろいは毛並みを綺麗にするためだけではなく、気持ちを落ち着かせる効果もあります。
そのため毛づくろいを頻繁にするときは、ストレスを和らげようとしている証拠です。いつもよりも長く毛づくろいをしている時は、注意してあげてください。
3.トイレの粗相
今まできちんとトイレで用をたしていたのに、ある日突然トイレではない場所で粗相をするのはストレスのサインです。猫が飼い主に何かを訴えている可能性があります。最近、猫の周りで何か変化がなかったか確認してみましょう。
4.頻繁に鳴くようになる
日頃はあまり鳴かないのに、頻繁に鳴くようになるのはストレスが原因です。
またいつものようにかわいい鳴き声ではなく、怒ったような低い声で良く鳴く場合は、何かストレスになる原因があると思っておいてください。
5.狭い場所に隠れて出てこない
猫は狭い場所が好きですが、ずっとその場所から出てこない時は何かしらのストレスを抱えているときです。飼い主や家族が何か猫に嫌がることをしたり、猫を怒ったりした場合に良く見られる行動です。
6.大好きなおもちゃで遊ばない
ストレスを感じると、猫は大好きなおもちゃで遊ばなくなります。いつも遊んでいるおもちゃに興味を示さず、無関心というときは注意が必要です。人もストレスが溜まると趣味も楽しめなくなるのと同じなのです。
猫がストレスを感じると、今までとは違った行動をとるようになります。「あれ?いつもとなんだか様子が違うな」と思ったら、何か環境の変化が無かったか考えてみてください。
5つのストレスの対処法
ストレスをそのまま放置すると、猫でもうつ病になると言われています。そこで、人と同じように猫のストレスも発散させてあげてください。
1.猫のペースに合わせる
まずは猫のペースに合わせてあげることが大切です。「寝ている時に無理やり起こさない」「かまい過ぎない」「嫌がることをしない」などです。
飼い主が猫に近づくのではなく、猫から近づいてくれるのを待ってあげてください。もちろん飼い主とのスキンシップは大切ですがほどほどに。
2.運動をできるスペースを作る
室内飼いの猫は、運動不足からストレスになることがあります。適度に運動ができるスペースを用意してあげてください。
キャットタワーなどを設置したり、おもちゃで一緒に遊んであげるのも良い方法です。運動だけでなく、高い位置から部屋が見渡せるためストレス発散になります。
3.苦手なものを取り払う
猫の苦手なものは極力取り省いてあげてください。例えば多頭飼いしている場合は、相性が悪い猫とは距離を置く、急に大きな音を出さないなど配慮することも大切です。
特に小さい子どもが居る家庭では、子どもの予測不可能な行動にビックリする猫も少なくはありません。初めに、親子でルールを決めておくと良いでしょう。
4.お気に入りの場所を作ってあげる
猫のお気に入りの場所を作ってリラックスさせてあげてください。段ボール箱、キャットタワー、ベッドなど何でもOKです。好みの場所があることで、猫は落ち着いて寝ることができるのです。
5.爪とぎでストレス発散
爪とぎも猫にとっては良いストレス発散になります。一つだけではなく、いくつか用意してみるのも良いでしょう。我が家でもポールタイプと、ウォールタイプの2種類を置いています。猫は爪とぎをすることで、気持ちが落ち着くようです。
まとめ
我が家の猫も、保護してしばらくはおもちゃで遊ぶことは全くありませんでした。さらに最初は食欲があったものの、しばらくすると食欲が落ち、今までちゃんとトイレで出来ていたウンチをトイレとは別の場所でするようになったのです。
たぶん保護したことで生活環境が変わり、さらに子どもがいたため、ストレスを感じていたのかもしれません。
そこで、トイレを落ち着く2階へ移動させ、猫専用のスペースを作ってあげました。トイレの場所を変えたことで粗相はなくなったのです。またストレスが軽減したことで、おもちゃで遊ぶようにもなりました。
猫もストレスを溜め込むと、別の病気も引き起こしてしまいます。日頃から猫も人もストレスを溜めないように、上手に発散させてあげてくださいね。