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猫の耳の後ろがハゲてる!考えられる薄毛の原因と対処法

猫の耳の後ろがハゲてる

我が家の猫は保護猫です。保護したとき、推定年齢3歳と言われました。ある日突然、家の前に現れたのと、人にとても懐っこい性格だったので、もともと飼い猫だったのではないかと思われます。

そんな我が家の愛猫ですが、保護した当初から気になることがありました。それは、耳の後ろが所々ハゲていたことです。今まで飼っていた猫で耳の後ろがハゲていたことはなく、何かの病気だろうかとも思いました。

健康診断のついでに獣医さんに聞いてみると、皮膚病ではなさそうとのこと。どうやら寒い場所で生活をしていると、中には毛が薄い部分が軽い凍傷になり、ハゲてしまうことがあるそうです。

しかし、全ての原因が寒さというわけではありません。そこで今回は、猫の耳の後ろがハゲる原因と対処法をご紹介いたします。

猫の耳の後ろがハゲる原因

猫の後頭部

猫の耳の後ろの毛を見ると分かるように、他の体の部分よりも短い毛が生えています。そのため、毛が薄くなると目立ちやすく変化にも気が付きやすい場所です。まずは、猫の耳の後ろがハゲる原因を確認してみましょう。

カビによるもの

ハゲの原因の一つが「カビ」です。「皮膚糸状菌症」、通称「猫カビ」と呼ばれ、人間でいえば「水虫」のようなものと言われています。

最初は小さな丸い脱毛が顔周り、耳、手足にポツポツと見られる場合が多く、次第にカサブタになったり、周りにカサカサしたフケが出たりすることもあります。

「猫カビ」は痛みや痒みは少ないのが特徴で、人間の「水虫」同様、根気よく治療しなければ再発しやすい病気とも言われているのです。

ダニによるもの

猫の耳にダニが寄生することで、皮膚炎を起こして耳の後ろがハゲてしまうことがあります。猫の耳の中を見て、黒い耳垢がビッシリ付いていたら要注意。

さらに強い痒みが伴うため、猫がしきりに耳を掻く、頭を振る、耳を壁や床にこすりつける行為を繰り返すなどが見られたら、耳の中を確認してみてください。

特に外に自由に出入りできる猫は、他の猫から耳ダニをもらってくることも考えられます。ダニの場合、きちんと駆除をして治療することが必要です。

アレルギーによるもの

食物アレルギーや、紫外線によって耳の後ろの毛がハゲることがあります。鼻の周りや耳の後ろは皮膚が薄いため、アレルギーによって炎症をおこし、毛が抜けやすくなってしまいます。

特に被毛が白い猫、または色素の薄い毛色の猫で多くみられるようです。そのため、色素が薄い猫はなるべく紫外線から肌を守るように心がける必要があります。

ストレスによるもの

猫も人間と同じ、ストレスが原因で毛が抜けてしまうことがあります。ストレスが強いと免疫力が落ち、「猫カビ」にもかかりやすくなるのです。

猫は神経質な動物なため、環境の変化、多頭飼い、飼育状況により皮膚自体には問題が無くても、しきりに身体のあちこちを舐めたり、顔を洗ったりする動作が増えます。繰り返し舐めることで、毛が徐々にハゲていくことも珍しくはありません。ストレスの原因を取り省くことで、また毛が生えてくることもあります。

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注意!人に感染することもある

ネコを抱っこする

猫の耳の後ろがハゲる原因の中には、人に移るものがあることをご存知ですか。特に「猫カビ」は注意が必要です。この病気は「人畜共通感染症」としても知られています。

猫カビに感染した猫を触る、抱っこするなど、人もカビ菌に対して免疫力が落ちているときに感染しやすくなるのです。「水虫」「たむし」と同じカビ菌なので、感染した場所によって呼び方が異なります。もちろん、反対に人間から猫にも感染する可能性もあります。

猫も人も体力が弱っているときは注意してください。特に、小さい子どもやお年寄りは体力が無いため、感染しやすいとも言われています。

病院に行く前に症状を確認しよう

チェック

耳の後ろのハゲは、いろいろな原因が考えられます。我が家のように寒い冬を経験したことでハゲた猫もいれば、ストレスやカビ菌などでハゲるなど様々です。

気になるのであれば、一度病院で診察してもらうようにしてください。そのとき、きちんと猫の様子を病院で伝えられるようにしておくとスムーズに診察が進みます。

  • 痒みがあるかどうか
  • 耳の後ろ以外にもハゲているか
  • 何か環境の変化が無かったか
  • 食欲や体調に変化があったかどうか

猫の変化をきちんと伝えられるようにしておきましょう。また、「耳ダニ」などは完全に室内飼いすることで防ぐことができます。

まとめ

猫の耳の後ろは毛が薄く、肌も敏感です。我が家の猫は保護したときからハゲていますが、未だにハゲている部分の毛がはえていません。

猫も痒がることもなく、獣医さんからも「放置していても問題はない」と言われたので、治療することもなく今に至ります。

とはいえ、猫は言葉で「痒い」「痛い」とは言えないため、猫のちょっとした変化に気が付くことが早期発見に繋がります。そのため、ふだんあまり見ない耳の中や耳の後ろも、たまにはチェックしてみてくださいね。

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