黒猫の写真撮影のポイント@かわいいのに上手く写らない
猫の寝ている姿、遊んでいる姿、見ているだけでも癒されますよね。かわいい猫の姿を写真に残したいと思う飼い主の方も多いはずです。中には携帯の写真は愛猫のデータでいっぱい、なんて方もいるのではないでしょうか。
私も日ごろ飼い猫の写真を携帯のカメラやデジカメで撮影していますが、たくさん撮るわりに気に入った写真が全くないということも珍しくありません。
我が家で飼っている猫は黒猫なのですが、どうやら黒猫は他の毛色の猫よりも写真撮影が難しいようです。そこで今回は、黒猫の上手な撮り方をご紹介します。
黒猫はなぜかわいく写りにくいのか
黒猫の写真を撮ると黒い塊になり、何かまったく分からない…なんてことも良くあります。なぜ黒猫は写真でかわいく撮ることが難しいのでしょうか。
- 色の区別が無いので、塊に見える
- 周りの明るさで、本来の毛の区別がつかない
- 目をつむっていると、顔の区別がつかない
- フラッシュを使うと怖い顔になる
黒猫を撮影したことがある人なら分かるはずですが、色が黒一色なため表情が分かりにくいのが最大の理由に挙げられます。
黒猫の撮り方
では、写真写りが悪い黒猫をどのように撮影すればかわいく撮ることができるのでしょうか。次に紹介する撮り方のポイントを押さえてみてください。
1.フラッシュ、ストロボはNG
カメラを使う時に、オートフラッシュで撮影しているという人も多いはずです。自動で周りの明るさを感知して、フラッシュをON・OFFを切り替えてくれる便利な機能ですが、黒猫を撮る時はフラッシュやストロボはOFFにしておきましょう。
フラッシュやストロボを使うと黒猫本来の毛色が写らず、全体的に平面的な写真に仕上がってしまいます。またフラッシュを使うと猫も眩しくて目を閉じてしまうため、かわいく撮影することが難しくなってしまうのです。
これは黒猫だけでなく、ペットを撮影するときの基本になるので覚えておいてください。
2.明るい場所で撮影する
黒猫を撮影するときは、できるだけ明るい場所で撮影をするとうまく写真を撮ることができます。キレイな黒毛を撮るためにも、蛍光灯や日光を上手に使って撮影してみてください。
ただし逆光は黒猫の毛並みが光って写るため、撮る位置を変えてみたり、カーテンで光を遮断したりして調節する必要があります。
3.背景は白っぽい場所がおすすめ
黒猫の背景が暗いと、背景と猫が同化して良い写真が撮れません。我が家の猫も茶色の座布団の上で良く寝ているのですが、その姿を撮ると何が写っているのか良く分からないということがありました。
黒猫を撮影するときは、背景が白っぽい場所や床やカーペットの色が明るい場所で撮影をしてみてください。背景が白いと黒猫も引き立ちます。
4.黒目が大きいときを狙う
これは黒猫だけでなく全ての猫に共通して言えますが、やはり黒目がおおきい方が猫の表情もかわいいですよね。そこで、黒目が大きいときを狙って写真を撮ってみてください。
明るい場所や日中は黒目が小さいことが多いので、ねらい目は夕方から夜です。またおもちゃで遊んでいるときなど、興奮しているときも黒目が大きくなります。家族に手伝ってもらい、猫をおもちゃで誘導してもらうのも良いかもしれません。
5.シャッタースピードを速くする
ISO感度を上げるとシャッタースピードが速くなり、少し暗いところでもきれいに撮れるようになります。シャッタースピードが上がると、被写体が動いてもある程度は対応できるのです。写真を撮ったらブレるという方は、ISO感度を上げてみてください。
黒猫を撮るポイント
黒猫の撮り方以外にも、撮るときのポイントも押させてみてください。ちょっと工夫をするとかわいい写真を撮ることができます。
1.起きているときに撮る
猫が丸くなって寝ている姿もかわいいですよね。しかし、黒猫は寝ている姿を撮ると黒くて丸い塊にしか写りません。黒猫が良く分かるように、立っている、座っている、遊んでいるときなどを狙って撮影をしてみてください。
2.アップよりも全体を撮る
黒猫はアップよりも、全体を入れたシルエットを撮ると美しく見えます。まずは全体を入れた写真にチャレンジして、ある程度キレイに撮影できるようになったら、背景を考えた写真にも挑戦してみるのもおすすめです。
黒猫の全身やシルエットも、背景やインテリアと一緒に撮影すると、とてもおしゃれな写真になります。
3.写真を加工してみる
猫の表情はいいのに、色合いがいまいち…なんてことがあるはずです。そんなときは、加工ソフトを使ってみてください。白く加工してからフィルターをかけると、ふんわりした写真に仕上がります。また多少のピンボケも修正することもできます。
実際に黒猫の写真に挑戦
ということで、私も実際に黒猫の写真に挑戦してみました。
それぞれのカメラで撮影してみましたが、やはりスマホは手ブレをすることが多く難しく感じます。やはり一眼レフはシャッター速度が速いので、オートでもキレイに撮影をすることができました。
とは言え、なかなか猫の黒目が大きくなる瞬間を撮ることができず、かわいい写真とまでにはなりません。コツを掴むまでには、まだまだ時間がかかりそうです。
まとめ
我が家の黒猫も写真を撮るとピンボケになる、黒い塊に写る、目が怖いとなかなかかわいい写真を撮ることができません。さらにすぐに動いてしまうため、多くの写真が寝ている姿です。
特にスマホの写真はうまく写真を撮ることができずに、ほとんどのデータを削除する羽目に。初めはなかなかうまく写真が撮れないかもしれませんが、何度も写真を撮ってみてコツをつかんでみてください。
ぜひ今回ご紹介した方法を試して、是非かわいい黒猫の写真にチャレンジしてみましょう。