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月齢・年齢別の猫におすすめの食事やフード@与える量やタイミングも重要

食事をする猫

「愛する猫ちゃんと、いつまでも健やかな毎日を過ごしたい」それは飼い主さんだったら誰もが願うことです。

「健康」や「長寿」を支えるとても大切な要素の一つに、「食事」があります。人間と同じように、猫ちゃんも、年代ごとに食事の摂り方は変わってゆきます。毎日の食事に気を配ることから、猫ちゃんの健康を考えてみましょう。

ライフステージ別に見る猫ちゃんの食事

猫の食事

猫ちゃんの成長は人間よりずっと早く、あっという間に大人になってしまいます。

1歳を迎えた猫ちゃんは、人間なら18歳。その後1年ごとに、人間の4歳分齢を重ねると言います。猫ちゃんが5歳なら、人間の34歳。10歳なら人間の54歳というわけです。それぞれのライフステージごとに、理想的な食事の与え方をご紹介します。

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子猫の時代

生まれてすぐ~生後3~5週

子猫

生まれたばかりの子猫には、母猫の母乳が一番!特に初乳には、子猫を様々な病気から守る免疫力がありますので、できれば授乳期の子猫は母猫の母乳で育てましょう。

母乳を飲むことができない子猫には、飼い主さんが子猫専用のミルクを与えます。つい、身近にある牛乳で代用を考えてしまいがちですが、牛乳には猫に分解できない乳糖が含まれているため、子猫がお腹を壊す可能性があります。また、子猫に必要な栄養を補うこともできません。

ですので、必ず子猫専用のミルクを利用するようにしてください。

生後5週~5カ月

タオルに挟まる子猫

子猫は生後1カ月くらいから、母乳以外のものを食べることができるようになります。やわらかいペースト状の、子猫用のフードを与えます。まだ食べ方も良くわからない状態ですので、初めは飼い主さんが、少量を子猫の口や上あごにこすりつけて、舐めさせてあげましょう。

子猫が興味を示すのを待って、少しずつ量を増やしていきます。子猫が自分で食べられるようになるまでは、子猫用ミルクとの併用が必要です。

ペースト状のフードを自分でしっかり食べられるようになったら、次は子猫用の柔らかめのドライフードに変えて行きます。子猫によっては、すぐにドライフードに切り替わる子もいますし、なかなか食べたがらない子もいます。食事の様子をみながら、徐々に移行してください。

生後5カ月~12ヶ月

ブリティッシュ・ショートヘアーの子猫

5カ月を目安に、柔らかめのドライフードから、子猫用のハードフードに変えて行きます。変える際には食事の様子を観察し、無理なく食べているのを確認しながら移行してください。

生まれてから1年未満の子猫は、人間の18年分成長する時期ですので、良質なたんぱく質やエネルギーがたくさん必要です。一度に食べられる量が少ないので、1日に4~5回、満足するまで食べさせてOKです。

順調に育てば子猫は日に日に大きくなります。もしこの時期に食欲がなかったり、成長が滞っている場合は、なんらかの問題が考えられます。こまめに体重をチェックして、順調に増えていかない場合は獣医さんへ相談しましょう。

成猫になったら

生後12カ月~7歳

ドアから顔をだす猫

12カ月を過ぎると、急成長の時期が終わり成猫になります。食事は子猫用から成猫用に移行します。食事の量も、年齢と体重に合った1日の量を決め、1日数回に分けて与えるようにしましょう。

去勢や不妊手術をするのもこの頃で、手術したとたん太りだす子も出てきます。

人間と同じように、急な体重の増加や肥満は猫ちゃんにとっても良いことではありません。体重の増減は常にチェックして、もし太り気味の場合は低カロリーの成猫用フードに変えてみてください。

7歳~10歳

人間なら、そろそろ成人病が心配になる立派な中年です。猫ちゃんも同じように、運動の量や食欲などに変化が見られ始める時期です。

猫ちゃんによって個体差はありますが、老化の兆しが見え始めた子には、シニア用のフードに切り替えるタイミングになります。

シニア用のフードには、高齢の猫ちゃんに必要な栄養素や、低下してきた消化機能を補う成分などが含まれていますので、猫ちゃんの状態を見ながら、調整をしてあげましょう。

老描期を迎えたら

10歳以上~

老猫

猫ちゃんの寿命は一般的に15歳前後と言われています。もちろん、20年以上長生きする子もいますので一概には言えませんが、老齢期に差し掛かる時期になりますので、様々な変化が見え始めます。

食事の量が減る、痩せてきた、動かない時間が長いなど、年齢による衰えが感じられるようでしたら、食事はシニア用のフードに切り替えてあげましょう。

一度に食べられる食事量は減り、消化機能も低下していますので、1回に与える食事の量を減らし、回数を多めにして与えてあげてください。

成猫の理想的な食事の回数とは?

猫を抱く女性

飼い猫としての猫ちゃんは、外に出さず家の中で育てるのが理想と言われています。そのため、食事の管理は飼い主さんの役目になります。
しかし、1日中猫ちゃんのそばにいられる日もあれば、仕事に出かけ猫ちゃんはお留守番、という日もあります。猫ちゃんの食事管理はどうしたらよいでしょう?

猫ちゃんの食事のタイミングと健康

猫ちゃんは、「だらだら食い」が基本です。いつでも自由に食事ができる環境にある猫ちゃんは、一度にたくさんの量を食べることはないと言います。少し食べて、お腹が空いた時にまた少し食べるという繰り返しです。

しかし、猫ちゃんがいつでも自由に食べられるよう、たくさんの量をまとめて置き餌にすると、ウエットフードは傷みやすく、ドライフードでも酸化が進むので、食中毒の心配があります。

反対に、決まった時間にだけ食事ができる環境の猫ちゃんは、与えられた量を「待ってました!」と言わんばかりに、一度に食べ切ることが多いようです。
この与え方は、空っぽのお腹に一気に食べ物が入ることで尿のph値が急激に高くなり、下部尿路疾患につながる尿石ができやすくなると言われています。

猫に食事を与えるのにベストなタイミング

キャットフードを食べる猫

猫ちゃんにとって理想的な食事環境は、お腹がペコペコになる少し前に、適量の新鮮なフードが食べられる環境と言えますが、現実的には難しいです。

日中不在になることが多い飼い主さんにおすすめなのは、時間を決めて、適切な量を最低でも1日2~3回に分けて与える方法です。

食事の時間や量が日によって変わるのは、猫ちゃんにとってもストレスになりますので、一度パターンを決めたら、同じ与え方を繰り返すようにして、猫ちゃんに食べられる時間と量を覚えてもらいましょう。

飼い主さんのきちんとした食事ルーティーンと、猫ちゃんのセルフコントロールで、理想的な食事環境を一緒に作ってゆきましょう。

まとめ

大切な猫ちゃんといつまでも健やかに暮らしていくために、飼い主さんによる食事の管理はとても大切になります。そして、食事の様子は猫ちゃんの健康状態を知るバロメーターにもなるのです。

健康は食事から!今回のお伝えしたことが、猫ちゃんの食事環境を整える参考になりましたら幸いです。

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