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猫伝染性腹膜炎(FIP)とはどんな病気?症状や予防方法を解説

寝る猫

猫の平均寿命は室内飼いで約16年。人間と比べると5分の一のスピードでニャン生を駆け抜けていきます。飼い主であれば、愛猫にはできるだけ元気に長生きしてほしいと思うはずです。

私が以前飼っていた猫は18歳で生涯を閉じましたが、大きな病気をすることもなくニャン生を全うしたのではないかと思っています。しかし時に、病気を患ったりケガをしたりということもあるかもしれません。

中には不治の病と言われるものもあるのです。今回はその中の一つ、99%の死亡率と言われている『猫伝染性腹膜炎(FIP)』についてご紹介いたします。

猫伝染性腹膜炎(FIP)とは

マッサージ

猫伝染性腹膜炎(FIP)とは、コロナウイルスの一種である猫伝染性腹膜炎ウイルスに感染することによって引き起こされます。実は猫伝染性腹膜炎ウイルスは自然界には存在しないものですが、多くの猫が持っている『猫腸コロナウイルス』が猫の体内で突然変異を起こすことで発症するのです。

『猫腸コロナウイルス』自体はほとんどが無症状で、猫同士が舐めあうなどして感染しますが、時に消化器疾患を発症する程度で怖いものではありません。しかし、突然変異を起こすことで致死率99%と恐ろしい病気に変わるのです。猫伝染性腹膜炎を発症する可能性は10%以下と言われ、一度発症してしまうと致死率が高く治る見込みは少ない病気です。

実はまだ猫伝染性腹膜炎(FIP)については分かっていないことも多く、3か月~3歳頃の若い猫、10歳以上の老猫、ストレスを抱えた猫など、免疫力が衰えた猫に多く発症すると言われています。また、一匹飼いよりも多頭飼いをしている猫の方が多く発症する傾向があるとも言われているのです。

猫伝染性腹膜炎(FIP)の症状

聴診器をあてる猫

猫伝染性腹膜炎(FIP)には2つのタイプがあり、それぞれ症状が少し異なります。

ウエットタイプ

ウエットタイプは全身の血管に炎症が起こるため、発熱や元気食欲の低下、お腹や胸に水が溜まって膨らむ症状が現れます。また病気が進行すると、胸に水が溜まり呼吸が苦しくなります。

ドライタイプ

ドライタイプは、各臓器に塊(肉芽腫病変)ができるのが特徴です。そのため、腫瘍ができる部分によって症状が異なります。脳に塊ができると神経症状(ふらつき、ぐるぐる回るなど)が起こり、目に塊ができると眼症状(眼の濁り、眼圧があがるなど)が起こるのです。

猫伝染性腹膜炎(FIP)の症状は2つに分けられますが、どちらか一方だけの症状が出るとは限りません。ドライタイプ、ウエットタイプの両方を併発したり、最初はドライタイプの症状しか出ていなかったのに、後からウエットタイプの症状が出る混合型もあるのです。

猫伝染性腹膜炎(FIP)の予防はできるのか?

FIP

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、発症すると完治することは難しく短期間で症状が悪化してしまいます。猫感染症研究会の調べによれば、判明後の生存期間中央値は9日とされています。

長くて数カ月生きた子もいるようですが、ほとんどが余命は1週間程度なのです。できれば猫伝染性腹膜炎(FIP)が発症しないように心がけたいと飼い主であれば思うのではないでしょうか。そこで、飼い主ができる猫伝染性腹膜炎(FIP)の予防方法をご紹介いたします。

ストレスは最小限にする

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫コロナウイルスが突然変異をして発症します。中でも、ストレスで免疫が落ちると発症率が上がると言われているため、日頃から猫にストレスを与えないようにすることが大切です。

完全室飼いにする

猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症させないようにするためには、猫コロナウイルスを貰わないようにすることです。そのためには外猫との接触を控えて、検査でウイルスを持っていないかどうかを確認することも大切になります。陰性であれば、陽性猫との接触を控えるようにしましょう。

トイレの掃除や食器の消毒はこまめに

猫を多頭飼いしているときは、トイレの掃除や食器の消毒をこまめにおこなうようにしてください。

コロナウイルス自体はアルコールや次亜塩素酸などの一般的な消毒薬で排除することが可能ですが、ウンチに存在するウイルスは長期生存することもあるので、感染猫の排泄物はこまめに片付けてトイレは消毒するようにしてください。
【参考】おすすめの猫のトイレの臭い対策@夏場は特に要注意です!

まとめ

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、発症すると完治することが難しく致死率が高い病気です。発症からあっという間に悪化するため、猫だけでなく飼い主にとっても辛い思いをすることになります。

残念ながらまだ有効なワクチンが無いため、できる予防を行うことぐらいしかできないのが現状です。それでも100%予防できるわけではありませんが、ストレスを与えない、完全室内飼いをするなど猫にとって住みやすい環境を作ってあげてください。

また、日頃から猫の体調に変化がないかもチェックすることも大切です。

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