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食欲が高まるこれからの季節は猫のメタボには注意しよう!

猫

朝晩の気温が急激に下がりはじめ、暖かいお布団が恋しくなる季節がやってきました。晩秋から初冬にかけて、にゃんこの体も冬支度を始めます。すると、必然的に増加するのが「食欲」です。

人間と同じように、秋は猫にとっても食欲がとまらないシーズンなのです。

我が家のにゃんこもそうです。にゃんこのご飯は、毎朝出かける前に決めた量のキャットフードを入れて出かけます。夜に帰宅すると、朝入れたキャットフードは少しだけ残っている状態が通常なのですが、器の中が空っぽになり始めると秋の食欲モード始動のサインです。

今年で7歳になった我が家のにゃんこ。子猫のころはとてもやんちゃで一人でもドタバタ走り回る活発な子でしたが、成長し貫禄の出てきた頃からでしょうか。ふと見るとまったり寝そべっていることが多くなりました。自発的におもちゃで遊ぶことはなくなり、たまに猫じゃらしで気を引いても、興味を持ってくれるのはわずかな時間…。

食欲と運動不足が重なることにより、大人になった猫にとって秋はメタボになるきっかけとなりやすい季節です。ここでは、その原因を知ることでからにゃんこのメタボ対策を考えてみたいと思います。

寒くなると食欲が増すのはなぜ?

餌を食べる猫

秋になると、日暮れには急激に気温が下がりはじめ、しばらくすると寒い冬がやってきます。自然界で生きる動物にとって、秋は冬支度を始める季節です。

冬の寒さから身を守るには、しっかり体に脂肪を蓄えておく要があります。また、秋は冬用の暖かな被毛に生え変わる換毛期でもあります。来る冬に備えた体づくりのため、秋は食欲が増すと言われています。家の中で暮らすにゃんこにも野性の習性は残っているため、より多くのエサを要求するようになるのです。

暑い夏は猫の食欲も減っているため、秋になってエサの催促が急に増えると驚いてしまいますが、執拗に繰り返すエサの要求は自然の摂理に沿った通常の行動なのです。

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適切な食事とは?

猫

秋に食欲が増すのは健康な証拠ですが、とは言えたくさん与えれば良いという訳ではありません。特に室内飼いの猫の場合、寒いと言っても基本は暖かい室内で生活をしていますし、食事に困ることもありませんので、エサを求めて動き回る必要もありません。

猫の求めるまま食事を与えてしまっては、消費しきれず余った栄養がそのまま贅肉になってしまうのです。

秋の食事は、猫に空腹のストレスを感じさせないようにしながら、過剰な量を与えないという工夫が必要になります。そのためには、まず猫の適切な食事の量を把握することが大切になります。

食事の量は猫の年齢や描種によって違います。与えているキャットフードの裏面などに記載されている、年齢と体重などを基準とした目安の量を参考にし、猫の状態を観察しながら調整してみましょう。

また、かかりつけの獣医さんに相談するのも良いでしょう。猫の健康状態と肥満度を診断してもらった上で、適切な食事の量を教えてもらえば安心ですね。
【参考】キャットフード・ジャガーの口コミ@愛猫に実際に与えてみた感想

食事の与え方の工夫

じろじろ見る猫

食事の量が決まったら次は与え方です。猫にストレスを感じさせない食事の与え方として理想的なのは、1日の一定量を回数を細かく分けて与える方法です。

もともと猫は一度に食べる食事の量はそう多くはありません。これは、エサの少ない砂漠で生活していた猫の祖先の食生活に由来しています。厳しい自然環境の中一度の狩りで捕らえられる獲物の数はそう多くはありません。

小動物を捕らえて食べ、しばらく休んでまた狩りをして食べる。このような食生活を繰り返していたことで、猫の食欲は一度の量は少なく、かつ1日に何度も食べることで満たされるようになったと言われているのです。

猫を、自由に食事ができる環境においたところ、少しの量を9回~16回に分けて食べたという実験の結果もあるそうです。このような「だらだら食い」と言われる食べ方は、人間だと褒められたものではありませんが、猫にとっては理想的な食べ方と言えそうです。

このように、猫には一度にたくさんのエサを置いていても、食べたいときに必要な量だけ食べる習慣がありますので、1日の食事の量さえ把握できれば昼の間お留守番をさせているにゃんこの食事コントロールも、比較的簡単にできるのではないでしょうか?

まとめ

お腹を見せる猫

今回は、秋の食欲増加によるメタボ予備軍対策について、食事という切り口から考えてみました。もちろん、食事は量だけではなく質も大切です。量を減らしても猫の必要な栄養素がバランスよく配合された栄養価の高いフードを選んであげることも、飼い主さんの大切な役割です。

また、適切な運動をさせることも忘れてはいけません。「最近忙しくてなかなか遊んであげるヒマがない」という飼い主さんは、この機会に猫と遊ぶ時間を作ってあげてはいかがでしょうか?

かく言う筆者も、このところ忙しさと長引く風邪にかまけてにゃんこと遊ぶ時間がとれていないのが現状です。大切な愛猫の健康維持のためにも、まず飼い主自身の規則正しい生活習慣と健康管理が大切だと痛感している毎日なのです。

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